ロマンの木曜日 2016年4月28日
 

リアル吹き出しが進化した

まんがに一歩近づいた
まんがに一歩近づいた
デイリーポータルZの10年前の企画に企画に「吹き出しでしゃべる」というものがある。

あれを電子ペーパーでできないかと考えていた。肩にのせた小さなモニターに考えていることが出る装置だ。
おもしろそうだ。
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
> 個人サイト webやぎの目

電子ペーパーは断念

いきなりの展開だが電子ペーパーは断念した。素人が工作できるようなものもなかったし、業務用のものを買おうとしても高いのだ。
これはまた10年寝かそう。
とはいえ別の方法で実現した
とはいえ別の方法で実現した
例えばプレゼンで、パワポの資料を見せて説明しているときも本音としては「早く決めて」ということである。

これは実際のプレゼンではなく撮影用の写真なわけだが、写真の見栄えが気になる。記事に使える写真になっているだろうか。撮影係の編集部藤原くんに聞いてみる。
会話がなりたっている。前の日に藤原くんとスナックに行ったし、撮影しているあいだも彼の腹がぐーぐー鳴っていたのだ。
ところで彼が吹き出しを使うことで最低限の表情で会話しているのが興味深い。人形浄瑠璃のようだ。

この吹き出しを実現しているのが(写真にばんばん写っているけど)、手前にある白い箱である。
ソニーのポータブル超短焦点プロジェクターである
ソニーのポータブル超短焦点プロジェクターである
いろんな使い方してみますよ!と言って借りたのだ。これに手描きの文字を投影している。
とはいえすぐに気を抜くとこういうことを書いてしまう
とはいえすぐに気を抜くとこういうことを書いてしまう
10年前の記事「吹き出しでしゃべる」を読んでいても犬のふんが落ちていた!みたいなことを会話していた。

テクノロジーが変わっても人は変わらないですね、というか、うわーこいつに貸すんじゃなかったと思っているかもしれない。

デスラーはこうだったんじゃないか疑惑

いろんな使い方してみますよ!というのは本当でいろいろ試した。
レントゲン!
レントゲン!
ものぼけみたいになっているが、こういうこともできる。
もちろん本当にレントゲンではなくて、理科標本の写真を投影している。
前方後円墳!
前方後円墳!
立体に見えるかと思ったらそうでもなかった人
立体に見えるかと思ったらそうでもなかった人
いろいろ試しているときに気づいたら頭上に不思議な絵が投影されていたのだ。
垂れ幕みたいになっている。
垂れ幕みたいになっている。
このプロジェクターは本体から斜めに投影するようになっている。
!
吹き出しやレントゲンは本体近くに立てた板に投影していたのだが、板を外して作業しているあいだは天井に映像が投影されていた。それが垂れ幕のように見えたのだ。天井からの垂れ幕ではなく、天井の中にあるように見えて面白い。

じゃあパンが吊るされている映像を投影したら天井からパンがぶら下がってるように見えるのではないか!
これを天井に投影すると!
これを天井に投影すると!
見えない!ぶらさがってるようには!
見えない!ぶらさがってるようには!
たいていの思いつきは思い通りにならない。しつこくいろんな写真で試してみた。
これはちょっとおもしろい
これはちょっとおもしろい
しかし、この写真のおもしろさはプロジェクター云々の話だろうか。ただの顔の歪みかもしれない。顔芸か。

宇宙戦艦ヤマトでデスラーが頭上の大型モニターに登場するシーンがある。あれも実際にやるとこんな感じに下膨れになるのかもしれない。この顔で「ヤマトの諸君…」と言われても困る。

高いところにいると思いたい

そもそもこのプロジェクターでやりたかったのは高いところから撮った映像を床に投影して、高いところにいると錯覚したかったのだ。ひやひやしたかった。
…………。
…………。
上の写真は投影している映像が見えにくいが、高いところから撮った動画を見ているところである。高いところにいるように見えた瞬間ではないが、企画の着地点が見なくなった瞬間である。
より視点を近づけて、落ちてゆくように動く幾何学模様にして再挑戦
より視点を近づけて、落ちてゆくように動く幾何学模様にして再挑戦
「見えた!」って顔でごまかそうとして撮った写真
「見えた!」って顔でごまかそうとして撮った写真
酒を大量に飲んだら落ちているように見えるかもしれない。そうだ、むかし泥酔して花火大会を見ていたら空を浮いているような気持ちになったことがある。
………。
泥酔してふらふらするのはもはやプロジェクターと関係がない話かもしれない。
部屋を暗くしてもっと映像に近づいてみたらどうだろう。

さっきよりは高いところにいる感覚がある
さっきよりは高いところにいる感覚がある
しかし何かが足りない。あとひとつ足りない、という感じではなくあと5個ぐらい足りない気がする。
編集部安藤が、映像を見ながらイスを下げると落ちたような気になることを発見していた。

急にイスを下げる。おもしろい
急にイスを下げる。おもしろい
ボディソニックである。たりない5つのひとつが埋まった感じがする。
ただこのあと、映像なしでもイスを急に下げると面白いことに気づいたのだがそれはまあ気づかなかったことにしよう。

吹き出しシステムの原体験

この記事のテーマは吹き出しだった。
吹き出しは自分からは見えずに、他人からは丸見えである。それがおもしろいと思うのだ。
たぶんそのイメージは大昔のテレビ番組、霊感ヤマカン第六感だと思う。
驚くぐらい古いことを書いてしまった。
ドーンと飛び出す勢いを可視化
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