特集 2016年5月28日

UFO博物館にあったリアル「Xファイル」がマジやばい

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石川県の某所に、UFO関連のアレコレが、日本で唯一公式に展示されている博物館があるのだが、
そんな地で、UFOの核心に迫るリアル「Xファイル」を目にしてしまったのであった!
多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー)

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アスファルト タイヤを切りつけながら、石川県の町なかを走り抜けていると、とある看板に出くわした。
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「交通安全」とのことだが、なんか形が超UFO。どういうことこれ?と思ったら
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「UFOのまちへようこそ」とのこと。まずい。マジだった。どうやらこの石川県の羽咋(はくい)という町はUFOの町のようだった。
ていうか説明不足だ。部外者は不安になる。もしやまずい町なのか。そんな不安になる町なかを、誘われるままに進んでいくと、それは突然現れた。
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どーん!
UFOのようなそのたたずまい。なんかそれっぽいロケットもあったりして。一体これは何かと思ったら
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宇宙についての博物館のようなのであった。さらになんとココ、真偽は定かではないあのUFOについても公式に展示してしまっているという、他の博物館とは一線を画す博物館のようなのであった! 石川県、だいぶ自由である。
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なんでそんなことになっているのかわからないが、超常現象モノが大好きで、多摩の変人モルダーと異名をもつほど「Xファイル」が大好きな、オカルト激萌えな僕としては、この手のモノはたまらない。
って結構有名な所のようだがその最新状況をレポすべく早速足を踏み入れると、いきなりそのポスターにて、
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と。あ、ここまで学生のノリで開き直ってやられちゃうのは、ちょっとNGである。
ちなみに、こういう建物には、館内の各所を表すものとして、東京五輪の国立競技場を発端とする日本発祥の(豆知識!)ピクトにて表現されることがあるが、この博物館にてはそれが
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いちいち宇宙人ピクトなのであった。
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授乳室についても。
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そして公衆電話についても。いちいち宇宙人なのが気になるが、それ以上に、周りに公衆電話がなかった、ことが気になった。

ちなみにトイレにおいても、同様に
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宇宙人ピクトが活躍してくれており、
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とても
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わかりやすかった。
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個室においても
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わかりやすかったが、別にここまでやってくれなくてもよかった。わかる。
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ちなみにこの宇宙人は、この博物館のマスコットキャラ「サンダー君」というようであったが、
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ここまで来ると、学生のノリを通り越してもはや、元気いっぱいな学園祭実行委員のノリなので、僕的にはNGである。

ちなみにこの周囲では
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UFOにまつわる様々なメニューも
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誕生しているようであり、困惑した。
そして、それなりにスペーシーな仕上がりになっていた
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エレベーターにて2階へ上がり、ついに実際の展示場へ。
すると
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OH! それっぽい! これは宇宙! と、まさに世界の宇宙の歴史を物語る貴重な展示されていたのであった!
アメリカの宇宙船から
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ソ連の宇宙船まで、
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そして火星探索機や
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アポロ計画のヤツまで、超貴重なNASA的な実物も含めてちゃんと展示されていたのであった。
さらには、宇宙で使われたオメガ時計も展示されていたが、
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ちょっとデカい気はした。でもいずれにせよ、宇宙についてのちゃんとした博物館なんだねぇと、
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根拠ある見事な歴史的展示物たちにやや安心していたところ、その奥のほうの展示にて、ふと気になるものが。
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…ん?
あ、このロズウェル事件って、UFO的にはおなじみなヤツで、あくまでその真偽は謎に包まれた都市伝説的なものだけど…これについての展示とは…?と疑問を抱いた瞬間、そこで特派員は、想像を絶するものを目にするのだった!それがこれだ!!
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!!
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えーーー! 宇宙人もろにキタ――――――!!のであった。なんとこの地では、宇宙人が展示されてしまっていたのであった!!
あまりに堂々とオフィシャルに展示されていた、生まれてはじめて目にする宇宙人に我が目を疑ったが、
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もし「Xファイル」のスカリーがいたら「疲れてるのよモルダー」と言われていたことであろう。まじまじ見るとまるで腐ったフリーザのような彼であったが、どうやらよく読んだらこれ
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宇宙人の模型とのことであった。あらやだ、さすがに模型だったのね。でもこんなものをリアルな宇宙文脈にて展示しちゃっていいわけ?かなりリテラシーを問われる博物館だと言えるであろう。
そしてついには
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UFOの破片までも。決してただのゴミではない。「MMR(マガジンミステリー調査班)」の観点から見ても、明らかにコレはUFOの破片なのであった。やはり他の博物館とは一線を画している当館、筑波にある宇宙博物館にも行ったことはあるが、そっちではこれは展示できないであろう。
そしてさらに、ふと気づくとその館内の壁に
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何か貼られていたのだが、これらがすべてなんと
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UFOの写真なのであった!博物館にてこんなものまでも!
世界各地で目撃されたUFOとのことで、アンアイデンティファイな文字通り未確認なものだけど、こんな堂々と展示しちゃっていいの?ぜんぶ気のせいかもしれないのに。まぁ石川県ってそういうことが許容される器の大きな地なのであろう。知らないけど。
オカルト好きとしては、
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おなじみのアダムスキー氏によるものなど、有名なUFO画像も数々展示されていて興奮したが、
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その中にてふと気になったのがこちら投稿者
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税関の役人。抽象的だった。まぁ誰でもいいけど。正直フォトショでなんとでもなる気がするが、そんな言葉はここではタブーなのである。
と、そんな当館だが、さらにUFOの核心へと迫るような驚異の展示もあったのであった!!
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ふと、通路に出ると、新たな展示があったのだが、
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!! 宇宙人が、いろいろしているッ!! 実にいろいろしており、宇宙人で遊びすぎではと、宇宙人消費してる感は気になった。
そしてさらには、
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「なんでも鑑定団」にて400万円で落札された宇宙アイテムまでも。石坂浩二はなんとコメントしたのであろうか。
そしてその奥にて、なんといきなり
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俺たちのカリスマあの矢追純一のデスクまでも!! …矢追氏とは、過去にUFO特番を数々手がけてきた伝説的なUFOテレビマンのことだが、さすがにこれはどこまで本気なのだろう。ふと冷静になる自分がいた。
さらに奥に行くと、また
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非常に興味深いものまで展示されていた。それがこちら
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アメリカの宇宙飛行士のポスターとのこと。アメリカでは打ち上げの際に毎回ポスターを制作するようなのだが、それがいろんな映画のパロディなど、かなり遊び心にとんだものになっているようなのであった。今までのそんな貴重なポスターが、ここには一堂に会していたのであった!
例えばこんな
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パイレーツオブカリビアンのヤツ!
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スターウォーズのヤツ!
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マトリックスのヤツ!
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インディジョーンズのヤツ!
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ハリーポッターのヤツ!!
…これちょっとわかりにくい。

と、さすがアメリカン、学生のノリもここまで極めれば感心に値すると言えるだろう。
ちなみに、ふと気づくと、とあるパソコンにても、
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UFOデータベースまでもあり、マジか、
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ここまでやっちゃっていいのかこれ、というほど、かなりネットリテラシーが問われたのであった。
と、そんな非日常な宇宙事情が次々展開されていく当館の出口付近にて、我々特派員はついに!
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UFOの核心に迫る衝撃のファイルを目撃することになってしまったのであった! それがこれだ!!
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なんとこちら、
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全国各地からのUFO目撃情報がまとめられた禁断のファイルなのであった!!
全国で目撃されたリアルなUFO情報がまとめられているだなんて、こんなの日本で唯一の、まさに日本の「Xファイル」と言える超禁断ファイルだと言えるであろう。
そんなファイルを今回ひもとき、そんなUFOの真相をご覧いただきたいと思う!
例えばこんな感じである
!
!!

まさにこれこそ
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衝撃の目撃情報だと言えるであろう。決してフランクな絵日記などではない。
こんな衝撃のUFO目撃情報が、全国各地から次々飛び込んでくるのである。


例えば、こちらの目撃情報だが
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かなり読者の想像力にゆだねられるが、目撃したのが
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守備の時、というのが気になった。何を守っていたのであろうか。


続いてこちら、
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UFOに違いないとのことだが、むしろ
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雪だるまが気になった。



続いてのこちら、
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目撃したのが
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読書タイムというのがグッと来た。普通名詞なのである。


今度はミミズ状であるが、
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なまじ絵が上手いと一気に気味が悪くなるのは皮肉なもの。



そして続いてのこちら、
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これ本当かなぁ、と思ったが
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こうあるので本当なのであろう。

今度のについては、
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エアガンを撃つ6年生というのが気になったが実際
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UFO以上の恐ろしさであった。

続いてのこちら、いわゆる
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余白の美である。


何度も言うが決して
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絵日記ではない。


続いてのは、
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UFOよりも
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独特な信号が気になった。


そしてこちらについては
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マジなら「インデペンスデイ」レベルであろう。


続いてのこちら、
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なら見間違いかもしれない。


そして最後のこちら
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攻撃しすぎ。もはやシューティングの敵である。UFOどころの騒ぎではない。そして
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絶望感が引き立った。


…とこのように、みなさんの見事な絵心によって、UFOの真相を真の当たりできてしまう、衝撃かつ超貴重なファイルなのであった!!
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というわけで、そんなUFOの核心に迫れてしまう魅力的な当館であったが、そもそもなんでこの石川県の羽咋市がこんなUFO推しなのかというと、
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当地に古くから伝わる「そうはちぼん」という仏具がUFOの形に似ていて、それがUFOにちなんだものではないかという説があり、それゆえにUFOを売りにしてしまったとのこと。
マジか。それくらいでか。やや無理やりすぎる気はする。
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でもそういう、とりあえずやっちゃうマインドとそれを実際に具現化するパワーはとても素晴らしいことですので、これからもそんなUFO全開な羽咋市を応援していきたいと思います。ではまたおやすみなさい…。

はい。以上いかがでしたでしょうか、今週の「たまには空を見上げてごらん」。UFO好きな方もそうでない方もぜひ当地に足を運びんでみていただけたらと思います。ではまた失礼いたします。
宇宙飛行犬。
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