ひらめきの月曜日 2016年6月13日
 

早くも梅雨明けが見えてきた!? 〜あと出し天気予報

梅雨前線の雲が日本列島を、のみこんでいる!東北まで梅雨入りし、梅雨は本番。でも、梅雨“明け”の気配も!?
梅雨前線の雲が日本列島を、のみこんでいる!東北まで梅雨入りし、梅雨は本番。でも、梅雨“明け”の気配も!?
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。
> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

予報のむずかしさが梅雨を教えてくれる

1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。
月曜(6日)は、変わりやすい天気で、ピッタリ当てるのがむずかしい予報。晴れも雨も、あれもこれも言ってみたら、結果は、一日ずっと曇り。空に、こっちのねらいを見すかされたようなハズレっぷりだった。

日曜(12日)は、曇りの予報だったのに、カーテン開けて「あっ」と口があいたままになるような青空。イヤ、すぐ曇ってくるはず。きっと、すぐ曇ってくるはず…。

念じるように、気象衛星ひまわりの画像をチェックしていたが、気づけばお昼で、さすがに白旗。そっと、ひと目につかないように、日焼け止めを塗りなおした。

朝から分厚い雲がかかってくると思っていたのに、午前中は薄っぺらい雲がほとんど。上空3000m前後の高さの分厚い雲が、もうちょっと速く流れてきてくれれば…。

4勝2敗1分けの一週間。毎年のように、本当に梅雨に入ってるの?という議論が起こるが、この予報の苦戦っぷりは、まぎれもなく梅雨だ。
予報の苦戦で感じる日本の梅雨。毎年、すみません。
予報の苦戦で感じる日本の梅雨。毎年、すみません。

日本列島、すべて梅雨入りしました

きょう(13日)に、東北・北陸が梅雨入り。“梅雨入り発表のない北海道を除いて、”これですべての地方で梅雨入りとなった。

この言いかた、ニュースではすごく気をつかっている。

「これですべての地方で梅雨入り」と言うと「北海道がしてないのでは?」と言われ、「梅雨のない北海道を除いて、すべての地方で梅雨入り」と言うと「北海道にも蝦夷梅雨(えぞつゆ)と言われる期間がある」という声が飛んでくる。

でも、そうやって気をつかったわりには、沖縄や九州など先に梅雨入りする地方ほど注目されないのが、さみしい。

春→梅雨→夏は、南の暑い空気が主導権をにぎるので、季節の変化は南からはじまって、どうしても南がニュースになりやすい。

南も北も、おなじ梅雨入り。南ばかりに目をむけず、どうか、北にも注目してほしいと願わずにはいられない。

と書きながら、次で、南の話をするんですけどね。

【今週のみこみ】沖縄が梅雨明けするかに注目です!

去年の沖縄の梅雨明け、いつか覚えてますか? 6月8日だったんですよ。

平年でも、6月23日頃。だから、そろそろ沖縄が梅雨明けしてもおかしくはない。

梅雨明けは、砂浜で寄せては返す波のよう。梅雨前線が行ったり来たりしながら、だんだん北へ離れて行って、「もう来ない」と見きわめたタイミングが梅雨明け。
19日(日)の雨の予測。梅雨前線の雨雲は九州〜本州に。沖縄はいよいよ?
19日(日)の雨の予測。梅雨前線の雨雲は九州〜本州に。沖縄はいよいよ?
今週なかばには、梅雨前線が九州〜本州付近にかかって、本格的な雨。
沖縄にしてみれば、前線が離れていく一週間となる。

沖縄は、今週末は晴れ。あとは「梅雨前線が戻って来ない」と判断できれば、梅雨明けの可能性は十分にある。つまり、“早ければ”今週末にも梅雨明け。

沖縄は梅雨明けするのか? 要注目!

ちなみに、来週の記事を書く時点で、まだ梅雨明けしていなければ、「“早ければ”って言ったでしょ」と連呼していると思います。
!
今週の格言
『本州の梅雨が本格化するほど、沖縄の梅雨明けは近づく。』

詰め天気

前回(5/30)の出題は、「この日は、どんな天気だったでしょうか?」でした。

選択肢はこの4つ。
1)宇都宮でかつてないほどの数の落雷があった
2)東京でビックリするくらい暑くなった
3)富士山が、ひょうで真っ白になった
4)名古屋で季節はずれの雪が降った
2004年7月20日。オレンジの矢印は暑い空気の流れ。黄色の円は等圧線が「くじらの尻尾」のようになっている部分。
2004年7月20日。オレンジの矢印は暑い空気の流れ。黄色の円は等圧線が「くじらの尻尾」のようになっている部分。
正解は2)でした。

東京の観測史上最高気温、39.5℃を観測した日だったんです。
今も、この記録はやぶられていません。

ほんと、ビックリするくらい暑い一日でした。
車の中でカーエアコンが入っているのに効かず、壊れているのかと思うほどの暑さだったのを覚えてます。

天気図の見方ですが、まず、東北の梅雨前線からは、かなり離れています。
晴れやすく、また、前線の南側は気温が上がりやすくなります。

さらに、南の太平洋高気圧から流れ出る暑い空気が、グルッと西から回ってきました。
関東の西側・北側の山を越えて、フェーン現象の効果も加わり、記録的な暑さになったんです。

「太平洋高気圧が西日本に張り出し、東京では西風フェーンとなって記録的な猛暑となったと思います。(naraoさん)」

ベリーグッドです!

「猛暑の気圧パターンと言われる、鯨の尾型じゃないでしょうか〜〜(そばーばさん)」

そう、『くじらの尾型』だったんです!

「南からの暖かい風が、富士山にあたり上昇気流が発生し、上空で冷やされて雹で真っ白になった。難題だ、なんだこりゃ。(ニコルダッシュさん)」

ちょっと難しかったですかねー。
でも、天気図上でのそのイメージ力、いい感じです!

「1番!正直今回は難しいというか決め手に欠けるような感じなので勘です笑(まーくん)」

勘ピューター、当たらず。うーん、残念!


今週の定石はこちら。
今週の定石
『太平洋高気圧の等圧線が、西日本でクジラのしっぽのようになっていたら高温。』
今回、正解した皆さんはこちら。

はいまっとさん、にしかわ09さん、かずまさん、ベルヌーイさん、naraoさん、klempさん、相撲反対協会さん、naru1559さん、 メロポンさん、雄大積雲さん、かずしげさん、そばーばさん、しらかばさん、イシロさん。

おめでとうございます!

今週の問題はこちら。

今週の問題

このあとの東京は、どんな天気だったでしょうか?
気象庁天気図。
気象庁天気図。

(ヒント)

・今回は、まずはノーヒントでいきましょう。

<答えはこの4つのどれかです>

1)寒冷前線の端がかかって雷雨
2)寒冷前線の端がかかってミゾレ
3)高気圧に覆われて湿度が5%に
4)高気圧に覆われて濃いキリ

解答はこちらから↓
答えを選んだ理由などとともにお願いします。
正解は再来週(6/27)に!
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。


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