はっけんの水曜日 2016年6月22日
 

グラスのフチのししおどしで酒を愉しむ

無理やり感あふるる風流。
無理やり感あふるる風流。
ひとりで家飲み。楽しいものである。一から十まで好きなつまみを用意し、自分の好きなペースで杯を傾ける。

が・・・味気なくもある。この味気なさを、どうしてくれよう。

そうだ、風流を持ち込もう。
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。
> 個人サイト オツハタ万博

ししおどしたい!ならばししおどそう

家の者がいないとき、たいていはひとりで酒を飲む。外に誰かと飲みに行くのもいいが、ひとりで組み立てる極小宴会はまた格別の愉しさがある。

ただし、間がもたないときもある。本を読みつつ進め、やがてはタブレットを開き、動画を見始める。果ては気付けば普通にSNSに入り浸っている。そういうことは酒飲んでないときにやれ。

もっと、こう、無になるというか、酒自体を楽しめないものか。そこでわたしゃ考えましたね。
やおら竹を買ってくる。
やおら竹を買ってくる。
日本庭園によく備えられている「ししおどし」。竹筒を伝う流水の作用によって、竹筒が石に跳ね返って「コーーーン・・・」と爽快な音を立てるアレだ。酒を注ぐときにアレを通過させれば、ひとり飲みで典雅な時を過ごせるかもしれん。トクトクトク・・・コーーーン・・・、てね。

しかもグラスのフチに据え付けられれば、今人気のグラスのフチ系アクセサリーの波に乗れるかもしれん。急げ!
グラスのフチにあてて大きさを見る。初めから全てが暗中模索。
グラスのフチにあてて大きさを見る。初めから全てが暗中模索。
竹を斜めに切る、というのはわかるぞ。
竹を斜めに切る、というのはわかるぞ。
プラモ用ミニノコで切れた!切り口が多少曲がっちゃうけど。
プラモ用ミニノコで切れた!切り口が多少曲がっちゃうけど。
で、ここだな、と。支点はこことする。
で、ここだな、と。支点はこことする。
まずは水を受けるほうの機構。コーーーン、と鳴らすほうの竹筒だ。上の写真のように、節(ふし)より後ろに支点を設けないとダメである。

と偉そうに書いているが、事前に「ししおどし」の資料を読み込み、なんとか自分のものにしただけである。ほっとくと、普通に節より前に穴を開けかねないのが私である。「仕組み」ってやつに本当に弱くてね・・・。
ドリルで穴開け。これは慣れてる大丈夫(片手で撮ってるので、実際はもちろん竹を押さえて穴開けしてます)。
ドリルで穴開け。これは慣れてる大丈夫(片手で撮ってるので、実際はもちろん竹を押さえて穴開けしてます)。
竹ひごを通して、また長さや角度を検討する。
竹ひごを通して、また長さや角度を検討する。
調整・・・ミニノコ作業がひんぱんに入ると、けっこう憂鬱だ。しんどいとも言える。
調整・・・ミニノコ作業がひんぱんに入ると、けっこう憂鬱だ。しんどいとも言える。
ウッドピンチで仮設してみる。このバランスでいいかな。
ウッドピンチで仮設してみる。このバランスでいいかな。
家に大量にあったアイスの棒で、支えの部分を作る。
家に大量にあったアイスの棒で、支えの部分を作る。
クリップを取り付けるための土台も必要なのだ。アイスの棒の間に木片を渡す。
クリップを取り付けるための土台も必要なのだ。アイスの棒の間に木片を渡す。
さて、肝心の、フチにひっかけるための、クリップというか出っ張りというか・・・さてどうしよう。なんと作り始めてから今まで考えていなかった。なんとかなると思っていたが、いざ直面すると案外思い悩む。簡単に、取り付けられそうな小さいものは・・・あった!
さすが私(の、未整理のぐちゃぐちゃな道具箱)。カーテン用クリップと、LANケーブル壁面取り付け用クリップ発見。
さすが私(の、未整理のぐちゃぐちゃな道具箱)。カーテン用クリップと、LANケーブル壁面取り付け用クリップ発見。
LANケーブル用のクリップがもう、このために作られたってくらいピッタリ。
LANケーブル用のクリップがもう、このために作られたってくらいピッタリ。
先ほどの支点の台に埋め込む。
先ほどの支点の台に埋め込む。
一番の懸案事項がクリアになった。どんどん先へ進もう。

次はこれまた肝心な、「石」である。影の主役である。

その辺に落ちてる石を探しにいくか・・・あー面倒だ(影の主役じゃなかったのか)。と思っていたらば、またも家の材料ストック箱に!
以前、分杭峠に遊びに行ったときに土地の人が「体にいいから持ってけ」とくれた、ゼロ磁場の石。なんとなく持っていた。これでいこう。雰囲気あるし。
以前、分杭峠に遊びに行ったときに土地の人が「体にいいから持ってけ」とくれた、ゼロ磁場の石。なんとなく持っていた。これでいこう。雰囲気あるし。
作り始めてからずっとこのかた、画面が竹か木かカッティングマットの色でしか埋まらず、渋いなーと我ながら気になっていたのだが、ここでやっと絵の具が出ます!
といってもやっぱりこんな色だけど。
といってもやっぱりこんな色だけど。
そして地味にここで次のページへ!

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