ちしきの金曜日 2016年7月29日
 

地味なワカメ対決に、派手な服で挑む

「派手」の概念を超越した友人のいでたち。
「派手」の概念を超越した友人のいでたち。
「ワカメの食べ比べをしませんか?」
と、お誘いがきた。なんでも今ハマっていて、5種類のワカメをストックしてあると言う。

ワカメといえば、みそ汁、酢の物、煮物、刺身のツマ……、いつでも地味?な脇役だ。やつらを主役に引きずりだし、その味を食べ比べてみる企画。

ようし、決めた! 対決だ!
イカとタコが大好きで、食べたり被ったり本まで出版しました。 でもサイコーに好きなのはアワビだったりします。世間に対する謙虚です。
> 個人サイト Weekly Teinou 蜂 Woman

色、カタチ、味……徹底してスーパー脇役なワカメ

ワカメかー。んーワカメ。そもそも味に差異などあるのだろうか? 種類があればあるほど、混乱しやしないか? そんな不安も頭をかすめる。とにかくゴールデン助演賞をあげたくなるくらいの存在なのだから、「脇」ということでは徹底しているだろう。

そこで参加者の皆さんには「派手な服を着てきてください」とバク然とした注文をつけた。

ドレスコード「派手」で、地味なワカメ対決に挑むわけだ。
あ、あれ……? なんか、フツー?
あ、あれ……? なんか、フツー?

派手の概念は十人十色だった

わたしの場合、ふだんの洋服は黒か白が多いので、原色が「派手」、そんなイメージがある。
しかし皆の意見は様々だった。「土屋さん、いつもの服と同じじゃない!?」と苦情さえでる始末だ。

ほかはバックプリントに立派な龍が描かれているシャツ、大阪のおばちゃん風、肌の露出多し系……。デイリーライターの高瀬さんにいたっては完全に放棄したと見えて、3列目で背後霊のように写っている。

満場一致で派手と認められたのはこの方だけだった。
友人伊藤さん。いろんな意味で突出していたがそもそもこれは服にカテゴライズしていいものだろうか。夜道でも安心なことだけはたしかだが。
友人伊藤さん。いろんな意味で突出していたがそもそもこれは服にカテゴライズしていいものだろうか。夜道でも安心なことだけはたしかだが。

ワカメ、16種類

食べ比べに誘ってくれた友人マリ絵さんが、さらに2種類追加していたのでわたしは戦意喪失。100円の『カットわかめ』(いわゆるふえるわかめちゃん)を購入した。そのかわり、仕入れた本ワサビは980円と奮発したので許していただきたい。
同じように見えるパッケージも、それぞれ産地や加工の方法が異なる。わたしが適当に置いていたところ、なにやら並べ直しているな? と思ったらマリ絵さんが北から順に並べていたようだ。そのこだわりたるやハンパないな、と思った。
同じように見えるパッケージも、それぞれ産地や加工の方法が異なる。わたしが適当に置いていたところ、なにやら並べ直しているな? と思ったらマリ絵さんが北から順に並べていたようだ。そのこだわりたるやハンパないな、と思った。

国産は17%、そのうち三陸産が流通の75%、天然ものは3%

ざっと並べてみると、『三陸産』が多い。そしていかにも堂々としているのが『天然』の二文字だ。

調べたところ、ワカメ総供給量のうち国産が17%(それ以外は国内外の養殖)。そのうち三陸地区が75%を占め、天然は3%しかない。そりゃあ金ピカのシールでアピールしたくもなるだろう。
こちら、宮城産のお刺身わかめ。唯一の生食用だったため、ドーピング疑惑が一部でささやかれる。
こちら、宮城産のお刺身わかめ。唯一の生食用だったため、ドーピング疑惑が一部でささやかれる。
業務スーパー乾燥わかめ。入手後かなり時間も経っている。産地の明記がないため、おそらく外国産のものだろう。上と比較しても差は歴然だ。
業務スーパー乾燥わかめ。入手後かなり時間も経っている。産地の明記がないため、おそらく外国産のものだろう。上と比較しても差は歴然だ。

加工方法もいろいろあった

・『湯通し塩蔵』湯通ししてから大量の塩をまぶす
 現在もっとも一般的

・『乾燥カット』湯通し塩蔵したワカメの塩分を抜いてカット、乾燥させる(ふえるわかめちゃんなど)

・『素干し』生のまま天日に干す

・『灰干し』灰をまぶして天日に干す
 現在は環境問題から灰じゃなくて活性炭に代替

ワカメ、意外と奥が深いぞ……。
スーパー脇役なんて言ってる場合じゃなかったぞ……。

並べてみても、やっぱり地味

いよいよワカメが出揃った。んー見るからに地味である。
あとは実食するのみ! ただただワカメだけを……。延々と……粛々と……。
しょうゆ、またはわさびじょうゆでいただきます。
しょうゆ、またはわさびじょうゆでいただきます。

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