とくべつ企画:むりやり○○ 2016年8月12日
 

誰でも今すぐ魚の三枚おろしを練習したくなる方法

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魚の三枚おろしをやったことがない。今までの人生ずっと避けてきた。あれ、むずかしそうだし、めんどうくさいよね。

しかしシチュエーションを完全に変えれば、自分でも魚の三枚おろしに挑戦できるのではないか。

今日のおれは外科医。これからオペを開始する。

※この記事はとくべつ企画「むりやり○○」のうちの1本です。ライターがいろいろなことにむりやり挑戦します。
1982年、栃木県生まれの指圧師です。自分で企画した「下北沢ふしぎ指圧」で施術しています。何をしているときでも「みんなが自分の治療院に来てくれるといいな〜」って思っているのですが、ノイローゼでしょうか。
> 個人サイト 下北沢ふしぎ指圧

おれは外科医

説明をしよう。

・手術着を着る
・魚を患者に見立てる
・包丁をメスに見立てる


めんどうくさい魚の三枚おろしを医療ドラマごっこにすりかえるのだ。しかし、いちいちここまでやらないと、魚の三枚おろしをやってみる気になれないのか、おれは。
手術着がアマゾンから届いたが
手術着がアマゾンから届いたが
うれしいのは手術着がアマゾンで意外と安く売っていたこと。でも油断していたら、ガウンと帽子の色がそろわなかった。注文ミスだ。まあ実際の病院でもそういうケースはあるだろう、と思い先に進める。
「これからオペを開始する」
「これからオペを開始する」
オペのシーンでなんとなく想像する前腕を上げるポーズ。あれは「滅菌グローブでその辺を触らないようにする」ためにしているそうだ。へぇー。このシーンが一番やりたかった。
メスとクランケ
メスとクランケ
マルエツで買ってきたアジです
マルエツで買ってきたアジです
アジを丸ごと買うのも初めて。事前にネットで「アジのさばきかた」はよく読み込んでおいたし、プリントアウトしていつでも見られるようにしてある。

ところが、こうして目の前にするとやっぱり不安だ。新人の外科医もこんな不安を抱くのだろうか……。いや、本物の外科医がこんなんじゃ困るぞ。

アジの三枚おろしという手術

1.うろこを取ります
1.うろこを取ります
まず包丁を立ててウロコを取る。しかし、ウロコが全然でてこない。買った状態でウロコは外してあるようだ。
2.「ぜいご」を取ります
2.「ぜいご」を取ります
魚のしっぽの方にある「ぜいご」という部分を取り外す。しかし「ぜいご」という概念に触れるのが全くの初めてで、少々手間取った。

それにしても、一度作業が始まると、全く普通に「魚のさばき方」の話にしかならないのが記事的に大変不安である。
3.頭を落とす
3.頭を落とす
外科手術だったら最悪のトラブルだが、三枚おろしとしてはきわめて順調。三枚おろしで良かった。
「汗!」
「汗!」
ガウンを着てみてわかったのだが、風通しの悪い素材でとても暑い。自然と汗が噴き出てくる。でも拭いてくれる看護師はいない。
4.身を骨からはずす
4.身を骨からはずす
ここが三枚おろしの山場であるが……。どうもメス(包丁)の切れ味が悪くて、うまくいかない。
グチャグチャだ……
グチャグチャだ……
成功とはいいがたいが、大失敗でもない。微妙な結果だ。とはいえ、ぼくとしては、最後までやれただけでも満足である。

窓から外を見ると強い日差しが世界を照りつけていた。夏のまっただ中にぼくはいる。みんなもこの夏、今までやったことのない何かにチャレンジしてみてはいかがだろうか? 

クランケは塩焼きになりました

お昼ご飯の時間です
お昼ご飯の時間です
不器用な三枚おろしだったが、調理してみるとそんなに違和感はなかった。
とてもおいしい。満足です
とてもおいしい。満足です
次はもっとうまくやりたいな、三枚おろし。次やるときは手術着なしでもやれるだろうか? 

世の中の三枚おろしが上手な人たちは、どんな工夫をしてこの技を身につけたのか気になるところである。

この記事はデイリーポータルZの「むりやり○○」シリーズの一部だ。でも「むりやり外科医」と「むりやり三枚おろし」のどっちなのか自分でもよくわからない。両方かもしれない。
医学書を持ったら「私の著書です」みたいな感じになって、うれしい
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