特集 2016年9月10日

8月の記事ベスト5&「ひよ子のにわ鳥化」

!
石川です。9月です!2016年度上半期は今月で終了。やり残したこと(達成見込みの立っていない業績目標など)はありませんか?残すところあと20日ちょっと、悔いのない上半期にしましょう!
そんなこと言われてもどうにもなりそうにない方、いまから8月の記事を振りかえって、いっしょに全力で現実から目をそらしましょう。2ページ目からはライターのインタビューもあるよ。
インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

前の記事:顔が大きくなる箱とAmazonの箱コレクター 人気記事まとめ

> 個人サイト デイリーポータルZ

PVランキング

アクセス数のランキングです。今週は北村さんが2本もランクイン!かたやイラストネタ、かたやコスプレです。何をお願いしても卒なくこなす、北村さんの器用さがいかんなく発揮された月でした。
アニメ『サザエさん』のキャラは顔のタッチが独特すぎ。あえてあの絵柄で似顔絵を描くのにチャレンジしてみます。
まさかの9号・10号・11号の連続発生。発生したあと南西方向に進んでいる、台風10号のめずらしい動きに注目です。
「ひよ子」というお菓子がある。このひよ子も、成長したらニワトリになるのだろうか。思ったところでなるわけないので、自分でやってみた。
仕事で失敗してムシャクシャしたとき「プロトンビーム、放ちたいな」と思いますよね。庵野作品によく出てくるアレです。
「ポケモンGO」の人気に便乗したい!ということで「ポケストップ」のコスプレをして秋葉原に行ってみた。

SNSランキング

TwitterやFacebookなどのシェア数のランキングです。こちらには、春に開催したおもしろ記事大賞がきっかけで執筆していただいている平山さんがランクイン。ベテラン勢が並ぶ中での健闘です。それを追うのが小堀さんのプロトンビーム。酒飲んでビーム出してと、INとOUTのバランスのとれたランキングとなりました。
アニメ『サザエさん』のキャラは顔のタッチが独特すぎ。あえてあの絵柄で似顔絵を描くのにチャレンジしてみます。
「ひよ子」というお菓子がある。このひよ子も、成長したらニワトリになるのだろうか。思ったところでなるわけないので、自分でやってみた。
京都市伏見区に17の酒蔵のお酒を飲み比べできる施設がある。そこはただの試飲スペースではなく、日本酒のテーマパークのような場所なのだ。
仕事で失敗してムシャクシャしたとき「プロトンビーム、放ちたいな」と思いますよね。庵野作品によく出てくるアレです。
台風5号を東へ押し出すように、高気圧は東へも勢力拡大。これまで以上の暑さが待っています。
次は小野さんへのインタビューです。
いったん広告です
「ひよ子」というお菓子がある。このひよ子も、成長したらニワトリになるのだろうか。思ったところでなるわけないので、自分でやってみた。

どうやって思いついたか全く記憶にない

古賀:8月といえば小野さんの会心の一撃、「ひよ子」の「にわ鳥」化でした。
ネットのおもしろ記事界には「その発想はなかった」系のネタというのがあると思うのですがそこを真正面から突いた記事でしたよね。

思いつけそうで思いつけなかったこの発想
思いつけそうで思いつけなかったこの発想

小野:ひよ子の記事は予想外にウケて驚きました。こんなに反応があるなんて全く思っていませんでした。

古賀:えっ、そうですか!? 甘いもの好きとしてはなぜ自分が思いつけなかったのか悔しさしかないです…!

小野:着想はいつも雲をつかむ感じで、自分でもさっぱりわかりません。
原稿の締め切りが迫ってうなっていると、なんとか思いつくことが多いです。いつもヒイヒイ言ってます。実はこの記事の場合、そもそもアイデアを思いついたのは3~4年前です。だからどんな風に思いついたかは、全く記憶にないんです。


古賀:えっ、そんなに前に!?

小野:そのときも記事すべく、にわ鳥化を試みたのですが、適当でもなんとかなるだろとなめてたアイシングが全然うまくできず断念しました。これはやばいぞ…と思った記憶があります。

古賀:でもそれで3~4年放っておけるのはすごい。私だったら誰かがやっちゃわないか不安で夜寝られなさそうですよ…。3~4年寝ないのまずくないですか!? でもそれだけ放っておいたネタがここへきて実現されるのもまたすごい。よみがえり。

小野:今回も締め切り間際にうなった末に、アイシング専用の粉砂糖があることを知ってやってみた、というわけなんです。ネタのリサイクルです。

アイシング専用の粉砂糖との出会いが大きかった
アイシング専用の粉砂糖との出会いが大きかった
古賀:技術革新(というか、そういうものが売っているという知識)がネタを実現したんですね…。

小野:面白さに自信がなかったので、ウケたときには「ネットのみんなはやさしい」と思いました。これからも雲をつかむ勇気が湧いてきた思いです。

古賀:ぜひこれからもどんどん雲をつかんでください。
。
いつも雲をつかむように着想していると思うとほかの小野さんの記事の味わいも一層深まりますな(「俺がキャベツ太郎だ!」 より)

これからの保冷剤の話をしよう

古賀:で、こっからぜんぜん関係ない話なんですが、ちょっと放っておけないのでいいですか。小野さんちの保冷剤のツイートなんですが。

古賀:このコーナー、こういう話をする場ではないんですがつい取り上げてしまうこの多さ。
うちも並べてみたんですが、圧倒的に数で及ばずでした。しかもうちはこのあとかなり捨てました。


小野:うちの保冷剤は今も元気にカチカチです。真偽は不明ですが、妻が 「冷蔵庫はものを入れ過ぎると電力効率が悪くなるけど、冷凍庫は 満杯の方が効率がよくなる」と主張していて、多量の保冷剤を正当化してくるんです。これ、ほんとなのかな。本当だったら無駄にカチカチの保冷剤に存在意義が生まれて、僕のモヤモヤも解消されます。

古賀:思わず「冷凍庫 満杯」で検索してしまいましたが、まるまる同じことがYahoo!知恵袋で質問されてる現象出ました。これです。 どうらや奥さんのおっしゃってること本当みたいですよ。 保冷剤、さっき入力したとき保冷財って出たんですよ。まさに「財」ですね…。

次は北村さんへのインタビューです。
いったん広告です
ホーミーをむりやりにでも習得してみたい。 発声をまずは習いに行って、それを動物たちに聞かせてみた。
石川「毎月総集編の対談やってて、都度、人気記事だった人とか特に変だった記事のライターだったりにお願いしてるのですが、今回は単に僕がホーミーの話を聞きたかったので北村さんにお願いしました。総集編の私物化」

北村「ホーミー習いに行く前に石川さんに色々情報頂きました。ホーミーやると脳が震えて死ぬらしいよって」

石川「そうそう、昔大学時代に練習した時期があったんですけど、ネットでやり方調べるとけっこうな頻度で「やりすぎると死ぬ」って書いてあるんですよね。本国でもホーミー唱者は寿命が短い、とか、原因はわからないけど一説には…みたいな感じで。脳の話もそういう語り口で 」

北村「僕、ホーミーの下調べをまだしていない段階で聞かされたのでホントに怖かったです。」

石川「その後体調はいかがですか?アイコンの顔色すげえ悪いですけど」
北村さんの顔色が悪い
北村さんの顔色が悪い
北村「アイコンはラオウのパックですね。長く風邪をひきましたが、今は元気です。」

石川「顔色じゃなくてよかった」

北村「ラオウのパックを妻がバレンタインにくれたんです。」

石川「美肌になりました?」

北村「次の日ぐらいはツルツルでしたが、継続してやらないとダメなんでしょうね」

石川「毎週この顔にならないと」

北村「そうですよね。何事も続けるのって大変。(パックの話で持ちきりだ…)」

石川「そうですよね、ホーミーの練習もそうだと思います(無理やり戻す)
記事中にトゥバのホーミーとモンゴルのホーミーの違いの話出てくるじゃないですか。」


北村「はい、ボルド先生はモンゴルのホーミーだそうです。」

石川「前にトゥバの人がライブやってるの見に行ったことがあるんですけど、あっちのホーミーって曲芸レベルで技が多彩なんですよ。ホーミー使って動物の物まねとかやってて」

北村「あ、技がすごく多いって言ってました。」

石川「口真似にホーミー使えたらすごい幅が広がりそうですね。二人組の歌手の物まねが一人でできるみたいな」

北村「ホーミーでコブクロとか?」

石川「あ、そうそう。ゆずとか。
さっきチャゲアスって言おうとして思いとどまりました」


北村「僕も真っ先に浮かんだのなぜかチャゲアスでした」

石川「二人とも避けた、謎の配慮」

北村「配慮ですね」
ホーミー練習中に泣く北村さん
ホーミー練習中に泣く北村さん
石川「これ練習法がすごいですよね。泣いてる」

北村「そうなんです
泣いちゃうんですけど、そのときの声がいいらしいんです。」


石川「ぜんぜんわかんないですよね。理屈が。喉が疲れてくるほどやりやすいとか」

北村「最後のほうで、こういうことかな?という感触があったんですけど、一晩寝ると忘れてしまいました…。あと腹筋を使うために持ち上げてもらったりするのですが、そのあとしばらくお腹が筋肉痛でした。お腹が筋肉痛って初めての感覚でしたよ」

石川「デイリーやってるといろんなことで思いもよらない箇所が筋肉痛になりますね」

北村「使わない筋肉使うから」

石川「そういえばまえ、筋肉痛ではないんですけど、
ヂンさんのほうの北村さんと一緒に溶接体験に行ったことがあって、しばらくあごの皮がむけました」


北村「あ、あのヘルメットみたいなやつですか?」

石川「そうですそうです。溶接って光が強すぎて、日焼けするんですよ」

北村「溶接焼け!」

石川「肉眼で見るとほんとにやばいそうです。あのゴーグル、つけるとほんとに真っ暗なんですよ。のぞき窓のところはサングラスみたいな感じかと思ったら、ほぼ漆黒の板でした」


ヤギが聞いたらホーミー習得

石川「最後「ホーミー、習得である。」で締めてますね。ずうずうしい!」

北村「ヤギが聞いたので。」

石川「鹿に似てるって言ってるのにヤギが聞いたからOKっていう筋の通ってなさ」

北村「家畜を集めるのがホーミーなので、家畜が聞いたら声の質がどうあれホーミーかなと思いました。」

石川「ヤギはギリギリ家畜だから?象も一列になるし。」

北村「象並んだんですよ!あれも聞いてたのかな」
ホーミー練習中に泣く北村さん
象が並んだ証拠写真
北村「最初、ホーミーは2つ音が出る、ぐらいの認識しかなかったので、ハーモニカ吹いてホーミーということにしようと思ってたんです。」

石川「あはは。教えを受けて、そうじゃないぞと気づいたんですか?改心」

北村「先生に聞いたら2つ音が出ればいいというものではない、とのことだったので
先生は倍音らしきものを出すことに気を取られたホーミーを「なんちゃってホーミー」と呼んでいました。」


石川「「ヤギが振り向けばいい」って言ってましたか?」

北村「言ってないですね」

石川「詰問みたいになってしまった」

北村「正論は怖いですね」

石川「対談しながらちょっと練習してみたんですけど、なんかどんどん体調悪くなってきました
死ぬかもしれません」


北村「脳が…!」

石川「普通に喉が痛いです
まだ練習してますか?」


北村「たまに家でやるのですが、妻が怖がるのでやりにくいです
むせるし涙も出るし」

石川「死にますしね。自分一人の命じゃないですから。
次回以降のネタで決まってるのありますか?」


北村「あまりちゃんと決めてないのですが、コンビニの雑誌の、立ち読みを防ぐためのテープとかゴムのバンドとか?を色々見てみようかなと思っています。」

石川「お、路上観察的なやつですね。店頭観察?」

北村「そうですね、でも最近雨が多いのでどうしようかなと思っています。」

石川雨降るとめちゃくちゃになった傘がその辺に落ちてるじゃないですか、特に台風。あれ集めてきて傘の壊れやすい箇所調べるのどうですか」

北村「あれを拾って集めるの、狂気ですね」

石川「あとあれはどこに捨てるのが正解なのかがわからない。コンビニのごみ箱とかに捨ててあるけどほんとはダメですよね。粗大ごみ?」

北村「持って帰って、ガムテープとかでグルグル巻きにして、粗大ゴミ?ですかね」

石川「たくさん持って帰ってガムテープでぐるぐる巻きにしてロボット作りましょう」

北村「狂気のロボだ。」

石川「超適当なネタ案を人に押し付けたところでこのへんにしましょうか。どうもありがとうございました!」

北村「ありがとうございました!」

お知らせと今後の予定

林さん安藤さん、べつやくさんにテクノ手芸部よしださんが、いまオーストリアに行っています。アルスエレクトロニカというメディアアートの祭典に、デカ顔をひっさげて体験展示中。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。オセアニアじゃなくて東欧のほうです。リアルタイム更新もあるよ。

それから来月になりますが10/16にDPZエキスポを久しぶりに計画中。さらなる最新情報はTwitterFacebookを御チェックのほどお願い申し上げます。
▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←
ひと段落(広告)

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ