ロマンの木曜日 2016年9月22日
 

もしも伊能忠敬がスマホを持っていたら

きっとこんなツイートをしていただろう
きっとこんなツイートをしていただろう
伊能忠敬の時代にスマホがあったら、確実にGPSアプリを使っていたと思う。

それで「宗谷岬なう」みたいなことをツイートしていただろう。

そんな光景を想像してみた。
1976年茨城県生まれ。地図好き。好きな川跡は藍染川です。
> 個人サイト ツイッター(@mitsuchi)

伊能忠敬のGPSログは日本列島を描く

スマホのアプリで、GPSの位置情報を記録してくれるものがある。GPSロガーというやつだ。何ヶ月かすると、その記録はその人の軌跡を描く。

以下はぼくの場合だ。
まあだいたい自宅と職場を往復している。たまに遠出している。

これを伊能忠敬の場合で見てみたい。

調べてみると、彼は測量の間じゅう日記をつけていたそうだ。その日のお昼ごはんはどこで何を食べて、どこで泊まったかみたいなことが書いてある。

伊能忠敬e史料館」というサイトに、日記をもとにした移動の記録の要点がまとまっていた。それをもとに伊能忠敬のGPSログを復元してみたのが次の図だ。
なるほど。だいたい日本だ。ぼくのGPSログと全然違う。

よく見ると北海道の上半分がない。そこは間宮林蔵が引き継いで地図を作ったらしい。「宗谷岬なう」って言ったのは林蔵さんだったのか。

当サイトの大山さんはGPSログで地上絵を描いている。その際に、実際にどう移動したかを動画でも教えてくれている。それが面白い。こんな感じだ。
大山さんが山形でヨーダを描いたようす
これを伊能忠敬のGPSログ(?)でもやってみた。
伊能忠敬が日本を描いたようす(Google earth に表示したものをキャプチャ・加工。Google / Image @ 2016 DigitalGlobe Data SIO, NOAA, U.S. Navy, NGA, GEBCO / Data Japan Hydrographic Association [Google Earth ガイドライン による権利帰属表示])
よくもまあ移動したものだ。「人生とは一筆書きのログである」とは大山さんの言葉だが、伊能忠敬の半生は日本列島を一筆書きするログそのものだったのだろう。

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