ひらめきの月曜日 2016年10月17日
 

10月も後半なのに今週は夏日に!? 〜あと出し天気予報

オレンジのエリアは、晴れれば地上で25℃を超える可能性がある。また暑さが話題に?
オレンジのエリアは、晴れれば地上で25℃を超える可能性がある。また暑さが話題に?
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。
> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

1週間を振り返る(東京都心周辺)

1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちら</a>でやってます。
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。

「秋晴れ!」に引きずられました

先週は、秋雨前線が南に離れて、ようやく秋晴れ!
…という強い期待と、思い込みが、月曜(10日)・火曜(11日)の予報をハズレにさせてしまった。

前日くらいから、「あれ?意外と雲が多いかも」という感もあったが、それまでの期待と思い込みが、「いや、それでも晴れる要素がまだ多い」と、曇り予報を打ち消した。
けっきょく、月曜・火曜は、空に湿気がのこって雲が優勢に。

天気予報は、これまでと予報が違ってきたとき、ごめんなさい、と手のひらを返せるかどうかが明暗を分ける。

…と、終わってから客観的に見れば、いくらでも言えるんですが。まだまだ予報するときは、無の境地に達することができてないようです。
こんな感じの顔で予報をすると、無の境地になれるのかな。
こんな感じの顔で予報をすると、無の境地になれるのかな。

秋が急すぎるくらい急にやってきました

10月に入っても30℃超えだとか、暑いとか、そんな話題が多かったが、先週からようやく秋本番の陽気に。

秋雨が終わって、季節がやっと前に進んでくれた。

それにしても、気温が急降下しすぎ。
北日本だけでなく、関東など東日本でも朝は0℃を下回るところがあったほどだ。

英語で秋を表すfallは、葉が「落ちる」ことが語源という説があるように、秋は、夕日にしても、気温にしても落ちることが目立つ季節だが、今年の気温はバンジージャンプのような落ち方だった。

でも、バンジージャンプは、落ちたら終わりではなくて、ビヨーンと上に戻ってくる。 気温も同じ。
どうやら、今週はビヨーンと上昇しそうだ。

【今週のみこみ】各地で25℃超え?九州や四国は30℃超えも?

秋雨前線とともに、南に去った暑い空気。ところが、あきらめが悪く、じわじわと北へ戻ってきている。

北からどんどん冷たい空気がやってくれば、暑い空気が戻るのをゆるさないのだが、今週は冷たい空気が来る気配がない。
そうやって、暑さのしたじができてしまうと、あとは晴れさえすれば気温がグンと上昇。
この予測どおり、高気圧が強くて雨雲を寄せ付けないと、気温はアップ。
この予測どおり、高気圧が強くて雨雲を寄せ付けないと、気温はアップ。
関東から西の各地は、今週は25℃を超える「夏日」があって、九州や四国で30℃を超えるところが出てくるかにも注目が集まる。

…と書きながら、晴れなければ、この話はナシ。
週なかば、大きな高気圧ががんばるかどうかで暑さが決まる。

結果は来週の記事で!
!
今週の格言
『秋の気温はバンジージャンプ。勢いよく落ちるが、落ちたあとは少し上に戻る。』

詰め天気

前回(10/3)の出題は、「この時に、どんなことが起こったでしょうか?」でした。

選択肢はこの4つ。
1)島根県で街が真っ白になるほど霜がおりた
2)和歌山県で氷がはるほど寒くなった
3)宮城県でプロ野球が中止になるほどの強風
4)愛媛県で電柱が倒れるほどの暴風。
2007年5月16日。気象庁天気図。
2007年5月16日。気象庁天気図。
正解は「4)愛媛県で電柱が倒れるほどの暴風」でした。

風は低気圧に向かって吹くので、今回のように低気圧が日本海を進むときには、九州〜本州では、南風の吹くところが多くなります。
気温は上がりやすく、朝の冷え込みは弱いので、1)2)は考えにくいですね。

あとは、風の強さ。
等圧線が混んでいるほど風が強まりやすいので、愛媛県ではそこそこ強い風が吹く天気図なのですが、じつは電柱を倒したのは、「やまじ風」というこの地方独特の風なんです。

南からの風が強まる時に、高知県側から四国山地を越えた風が、集まって、愛媛県東部ですごく強まることがあって、昔から「やまじ」と呼ばれていたんですね。
まさにこの天気図の時間の前後で、やまじ風が吹き、電柱が倒れるなどしました。

今回は、むずかしい問題でしたね。

「愛媛県東部では日本海側に低気圧が来た時に「やまじ風」というのが吹くそうなので、その時の天気図かなと思います。(月猫夕霧さん)」

「愛媛あたりの風が強いというところから、春先に時々吹く「やまじ風」というやつでしょうか。昔広島に住んでいたので、ニュースで見たことがあります。(スートラさん)」


おみごと!

「4番。愛媛あたりに線がいっぱいかかってて風がつよそう(てぬゐさん)」

そう、基本的には線がいっぱい⇒風が強い、でOKです!

「3と4で悩みましたが線の間隔的に愛媛のほうが風が強そうな感じがしました。まぁ勘です。当たればいいなぁ。(つくばのまっちゃりさん)」

勘も、予報には大事な力!

3)を選んだ人が多かったですね。みなさん、またの挑戦をお待ちしてます!


今週の定石はこちら。
今週の定石
『日本海で低気圧が発達するときは、愛媛県でやまじ風が吹くことがある』
今回、正解した皆さんはこちら。

月猫夕霧さん、ベケッツさん、てぬゐさん、酔渓さん、離島民さん、青風さん、ベルヌーイさん、ゆっきーさん、せんばんさん、ジャックsakuraさん、スートラさん、つくばのまっちゃりさん、メロポンさん、おさかなマイスターさん、naraoさん、ニノさま、hennaojisanさん。

おめでとうございます!

今週の問題はこちら。

今週の問題

この時に、どんなことが起こったでしょうか?
気象庁天気図。
気象庁天気図。

(ヒント)

・9〜11月の天気図です。

<答えはこの4つのどれかです>

1)新潟で観測史上最も早い初雪
2)東京で観測史上最も早い初霜
3)ソウルで観測史上最も多い雪
4)上海で秋として観測史上最高の気温

解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(10/31)に!
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。


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