ひらめきの月曜日 2016年10月31日
 

11月前半はけっこう寒くなりそうです〜あと出し天気予報

青が濃いほど低温。今週、北半球で一番寒いシベリアの空気が、一部、日本にも。
青が濃いほど低温。今週、北半球で一番寒いシベリアの空気が、一部、日本にも。
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。
> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

1週間を振り返る(東京都心周辺)

1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちら</a>でやってます。
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。

なぜか週末は不調です…

先週は、当たりがつづいた平日から一転。なんと週末に連敗。

休みの人を困らせようと思っているわけでも、気を抜いているわけでもないのだが、この結果だけを見ると、そう思われてもしかたなし。

土曜(29日)の敗因は、雲の厚みを見誤ったこと。日曜(30日)は、雲の南下のスピードを見誤ったこと。もうちょっと早く、南へ抜けていくと思っていた。

雨がザーザー降ってハズレたわけではないのが救いと思いつつ、「曇っているせいで、すごく寒い!!」という怒りに似た声に、そんな言いわけは表に出せず。

天気予報に、気の抜ける季節はない。
週末の予報だけ、影武者でも使おうかな。
週末の予報だけ、影武者でも使おうかな。

近畿地方で木枯らし1号が吹きました

先週は、本州で初雪を観測するまではいかなかったが、週末は、東京都心で10℃を切り、近畿地方で木枯らし1号が吹くなど、どんどん秋は深まっている。

10月の前半に本州の各地で30℃を超えていたのが、懐かしく感じられるくらいの急展開。

小さい子がしばらく見ないうちに大きくなるように、秋の気温の下がりかたは、人間の感覚を簡単にうらぎる時間の流れをもっている。

「木枯らし1号」の発表があるのは、近畿地方と東京地方のみ。もともとは気象庁が、マスコミを通して市民向けサービスではじめた「お知らせ」で、大阪と東京の気象台のみで行われている。

こう書くと、ほかの地方の気象台がサービス精神がないように聞こえてしまうが、けっしてそんなことはない!

…と書きかけたが、なぜ他はやらなかったんだろう。

あれ?

このへんで止めておきます。

【今週のみこみ】今週、どこまで寒くなるかに注目です

ふつう、急に寒くなると、その反動でいったん暖かくなるものだが、今週の水曜(2日)〜金曜(4日)頃は、また一段と寒くなる。

これまで、さんざん南から来た暑い・暖かい空気に負けつづけていた北の冷たい空気が、その悔しさをぶつけるかのように、次々とアタックしてくる。
矢印は風。北風にのって、今週は冷たい空気がどんどんやってくる。
矢印は風。北風にのって、今週は冷たい空気がどんどんやってくる。
すでに10℃を切った日のある東京や名古屋でも、今週水曜〜金曜頃はさらに今シーズン最低気温を更新しそうで、大阪や広島でも、今シーズン初めて10℃を下回りそうだ。

結果は来週の記事で!

ちなみに、来週の中頃(9日前後)、ガツンと寒気が南下しそうな気配。今年の11月前半は、けっこう寒いです。
!
今週の格言
『寒気と暖気のバトルは、一方的な展開になるほど、そのあとの仕返しが怖い』

詰め天気

前回(10/17)の出題は、この時に、どんなことが起こったでしょうか?」でした。

選択肢はこの4つ。
1)新潟で観測史上最も早い初雪
2)東京で観測史上最も早い初霜
3)ソウルで観測史上最も多い雪
4)上海で秋として観測史上最高の気温
2009年11月3日。気象庁天気図。
2009年11月3日。気象庁天気図。
正解は「1)新潟で観測史上最も早い初雪」でした。

西に高気圧、東に低気圧の、冬型の気圧配置です。こうなると、11月でも日本海側では雪が降ることがあるんですね。

東京の初霜と答えてくださったかたも多かったんですが、霜がおりるような時は、風が弱い静かな夜。この天気図のように、北風が吹くときは、おりにくいんですね。

ソウルは高気圧に覆われはじめていますし、4)のように高温が出るときは高気圧の中心が南側にある場合ですね。

「東京も寒そうだけど霜のパターンは無風、放射冷却なので、風が出そうな東京は外して、結果、あんまり冷たい寒気じゃないけど縦の等圧線と初雪ならありえるか?あたりで@を選択。(酔渓さん)」

すばらしい!

「回答: 1。秋としては強い冬型であり、平地の新潟でも雪が降ったと予想します。ソウルは、高気圧圏内で大雪は考えづらく、上海では北よりの風で高温は考えづらいため、選択肢から除外しました。(ベルヌーイさん)」

バッチリです!

「戦前であれば、日本付近が本格的な冬型になる前に東京で初霜が起こっているはずです。初霜の記録を破るのは難しい。いかがでしょう(そばやさん)」

たしかに、そういう読みもできますね。東京での初霜の早いトップ10はすべて昭和前半までで、1位は1937年の10月21日です。

「しばらく連続で正解出来ているので密かに喜んでいますw(せんばんさん)」

ほんとですねー。連続正解、まだまだ伸ばしちゃいましょう!

今週の定石はこちら。
今週の定石
『秋でも冬型の気圧配置の時は、日本海側の雪の可能性を考える』
今回、正解した皆さんはこちら。

酔渓さん、つくばのまっちゃりさん、のりきゅーさん、ベルヌーイさん、naraoさん、そばやさん、もくかいさん、イナバの夜明けさん、はいまっとさん、つっきー@TKさん、ベケッツさん、離島民さん、せんばんさん、スートラさん、ニノさま、おさかなマイスターさん、くらだしさん、れれれの社長さん、雄大積雲さん。

おめでとうございます!

今週の問題はこちら。

今週の問題

この時に、どんなことが起こったでしょうか?
気象庁天気図。
気象庁天気図。

(ヒント)

・11月の天気図です。

<答えはこの4つのどれかです>

1)静岡市で初雪
2)和歌山市で初雪
3)名古屋市で大雪
4)長崎市で大雪

けっこう、むずかしいと思います。

解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(11/14)に!
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。


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