ひらめきの月曜日 2016年11月14日
 

無料で借りられる水車で憧れの製粉体験

この水車を借りて、蕎麦の実を粉にする製粉体験をしてきました。
この水車を借りて、蕎麦の実を粉にする製粉体験をしてきました。
昔は水車という道具を使って、玄米を精米したり、蕎麦や小麦を粉にしていたらしい。でも水車が回ると蕎麦の実が粉になるなんて、なんだか「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話じゃないですか。

さすがに大人なので理屈はなんとなくわかるのだけど、どうにもピンとこない。そこで深大寺水車館という調布市の施設で、実際に水車を使った製粉体験をさせてもらった。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。
> 個人サイト 私的標本 趣味の製麺

深大寺なら水車が無料で借りられる!

地形的に昔から湧水が豊富で、その質の良い水を活かしたお蕎麦屋さんが立ち並ぶ深大寺。

この地域の共同水車として明治時代から使われていたものを学習施設として復活させたのが、深大寺水車館の水車だ。
人生初の製粉体験に心が躍っています。
人生初の製粉体験に心が躍っています。
この水車は今も実際に使えるものであり、事前に申請すれば市民以外でも精米や製粉に利用することができるということで、私も1キロ分の玄蕎麦を蕎麦粉にしてみたいと思う。

趣味で製麺をやっている者として、いつか製粉体験をやってみたかったんですよ。
個人で水車が借りられるってすごいな。人生で一番高価かつ大きなレンタル品かもしれない(でも利用は無料)。
個人で水車が借りられるってすごいな。人生で一番高価かつ大きなレンタル品かもしれない(でも利用は無料)。
それにしても学習目的以外に水車を利用したいという人がいるんですかと係の方に訪ねたところ、趣味で小麦や蕎麦を育てている人やグループなど、月に数件の利用があるそうだ。

なるほど、コイン精米機ならうちの近所にもあるけれど、製粉機というのは見たことないもんね。
米を搗いたり、粉を挽いたりできます!しかも無料!夢の施設!
米を搗いたり、粉を挽いたりできます!しかも無料!夢の施設!

水車とは巨大な動力源である

製粉を始める前に、まずは水車の仕組みの確認から。水車の隣に設置された小屋には軸木が伸びており、水車が回った分だけ軸木もグルグルと回る構造となっている。忍者のからくり屋敷みたいでかっこいい。

それほど水量の多くない流れに掛かった水車なのだが、これがものすごく力強い。プロレスやアマレスに水車落としという技があるのも納得。絶対にふざけて使ってはいけないやつだ。
水量次第ではうまく回らない日もあるとの事前情報だったが、今日は調子がいいそうです。
水量次第ではうまく回らない日もあるとの事前情報だったが、今日は調子がいいそうです。
水車、すごい力強い!力持ち!
水車、すごい力強い!力持ち!
水車の力で杵を持ち上げて落とす搗き臼。10キロの玄米を4時間で精米できるそうです。
水車の力で杵を持ち上げて落とす搗き臼。10キロの玄米を4時間で精米できるそうです。
水車は電気やエンジンのない時代の貴重な動力源であり、この回転する力を使って、搗き臼の杵を持ち上げたり、碾き臼を回したりしているのだということが一目で理解できる。養蚕が盛んな地域では、生糸の巻き上げにも使われていたとか。

これってたぶん小学校で習っていることだけど、目の前でみると身に沁み込むように納得できる。動力ってこういうことなのかと。
軸木の先には木製の歯車がついており、碾き臼の歯車と噛ませることで、蕎麦、小麦、大豆などを粉にすることができる。
軸木の先には木製の歯車がついており、碾き臼の歯車と噛ませることで、蕎麦、小麦、大豆などを粉にすることができる。
この溝で粉にしながら排出していく。これは時計回り用の溝だそうです。
この溝で粉にしながら排出していく。これは時計回り用の溝だそうです。
水車が使えない場所では、こんな感じで人力で回すことになるのだろう(こちらの記事より)。
水車が使えない場所では、こんな感じで人力で回すことになるのだろう(こちらの記事より)。

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