はっけんの水曜日 2016年11月16日
 

テーブルは水拭きするとキレイになる〜ヘボコン・ペイントエディション報告

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ロボットなんて作る技術も根気もない人たちが作った「自称・ロボット」を無理やり戦わせ、そのポンコツさを愛でるイベント、それがヘボコンである。

おととし東京で生まれたヘボコンはこの2年間で世界中に広がり、その過程でイタリアはローマで生まれたのが、派生イベントの「ヘボコン・ペイントエディション」。そんな逆輸入イベントを東京でもやってみた、そのレポートをお送りします。水っぽかったー。
インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変な音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
> 個人サイト nomoonwalk

ローマで生まれました

ヘボコン・ペイントエディションについてもうちょっと詳しくご紹介しよう。ヘボコン・ペイントエディションは、ヘボコンのローマ支部的な団体、Hebocon Romaが考案したイベントだ。(余談だがローマの英語綴りはRom"e"で、彼らはあえて綴りを間違えてヘボ感を出しているのかと思ったのだが、よく調べたら普通にイタリア語表記がRom"a"だった。)

特徴としては、ヘボコンのロボットにインクを積んで、それをぶちまけながら戦う。
考案者のAndrea RosatiとAndrea Barbadoro
考案者のAndrea RosatiとAndrea Barbadoro
ローマでのイベントの様子。こうやって絵の具や…
ローマでのイベントの様子。こうやって絵の具や…
ペンを使って土俵に色を付けたり、インクで敵を攻撃したりする
ペンを使って土俵に色を付けたり、インクで敵を攻撃したりする
最終的にぐちゃぐちゃになるのが醍醐味
最終的にぐちゃぐちゃになるのが醍醐味
彼らの映像を見たとき、なんてポップでカラフルなんだ!といたく感動してしまった。これをぜひ東京でもやってみたいということで開催に至ったのが、今回のヘボコンである。

さぞかしカラフルな大会になるに違いない!というもくろみであった。ところがそう一筋縄ではいかないのがヘボコンである。

ペイントというより沼に

そして集まった16体の精鋭たち
そして集まった16体の精鋭たち
16体すべてのロボットが、何らかの形で塗料を撒き散らす機能を備えている。そこで何が起きたのか。一例をご覧いただこう。
コップになみなみと注がれた色水を……
コップになみなみと注がれた色水を……
倒した!
倒した!
試合終了後、大きな水たまりが
試合終了後、大きな水たまりが
写真だと黄色い水たまりが目立つが、その右側にもその2倍ぐらいの水量の白い水たまりがある。つまり、土俵水浸しである。

独自ルール・お掃除タイムの誕生

ここで問題が発生する。技術力の低い人が作ったロボットは機動性に乏しく、土俵(紙製)が濡れて足場が悪くなると動けないのだ。このままでは次の試合ができない。やむなく、毎試合後にペーパータオルでのお掃除タイムが導入された。

お掃除タイムには水分だけを吸い取るつもりだったが、色水を使う人の多さから、毎回土俵がピカピカにきれいになっていた。たまに絵の具などが登場しても、色水の水分で水拭きになって、キレイに落ちてしまうのだ。
清掃班の活躍・Before/After
清掃班の活躍・Before/After
こうして、「土俵にカラフルな絵を描きながら戦う」というローマ版とは全く別の、「平地にいち早く水を撒いて沼地戦に持ち込む(そして自分もろとも動けなくなる)」という新競技が誕生した。

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