ひらめきの月曜日 2016年12月5日
 

台湾でテナガエビの釣り堀に悶える

台湾の釣り堀で、テナガエビを釣って焼いて食べました。
台湾の釣り堀で、テナガエビを釣って焼いて食べました。
友人達と台湾へ旅行へいくことになったので、以前からその噂を聞いていた、『テナガエビの釣り堀』へと足を運んだ。

海外まで行って釣り堀かよと思うかもしれないが、これが最高。釣って調理して食べられるという(しかも超うまい)、エンタテインメント性に溢れた空間だったのだ。

またすぐにでもいきたい!
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。

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高雄市のテナガエビ釣り堀へやってきた

テナガエビの釣り堀とやらは、首都の台北を中心にいくつかあるようだが、今回やってきたのは台湾南部の高雄市にある明星釣蝦育樂広場。

特にこだわりがあってという訳ではなく、泊まったホテルから近かったから。

にぎやかな夜市で夕食を食べ、ほろ酔いで路地を抜けて辿りついた異国のエビ釣り堀。まさに私が夢見た最高のシチュエーションである。
釣り堀といっても屋内型施設で、ゲームセンターが併設されている。
釣り堀といっても屋内型施設で、ゲームセンターが併設されている。
「これがエビの釣り堀かー」という感動は、昼のうちにきた下見ですましてあるのだが、これから実際に釣ると思うと、やっぱりドキドキしてくる。

釣り堀にはゲームセンターが併設されており、昭和のボーリング場やバッティングセンターみたいな感じ。

なんとなくここは夜が似合う遊び場という気がするので、やはりこの時間で正解だよねと、同行いただいた小松さんと頷きあう。
公衆浴場のようなタイル張り。
公衆浴場のようなタイル張り。
日本でテナガエビ釣りは何度もやっているし、フナやコイが釣れる釣り堀にも何度もいっているが、テナガエビを狙う釣り堀というのは初めて。

釣り方がイメージできないので、受付で「アイアムシュリンプビギナー、プリーズレクチャー」みたいなトークで初心者をアピール。

料金は1時間150元(600円くらい)で釣り放題、道具やエサ代は全部込みのようだ。
竿や仕掛けはサービスで貸してくれるし、ハリが切れたら替えバリももらえる。
竿や仕掛けはサービスで貸してくれるし、ハリが切れたら替えバリももらえる。
なぜかエビが渡されて、試食かと思ったら釣りエサだった。ザリガニ釣りみたいに共食いで釣るのか。
なぜかエビが渡されて、試食かと思ったら釣りエサだった。ザリガニ釣りみたいに共食いで釣るのか。
台湾のテナガエビ釣りって一体どんな仕掛けなんだろうと思ったら、日本のテナガエビ釣り寄りではなく、完全にフナやコイを釣る道具だった。釣りをしない人にはなにがなにやらで申し訳ないが、ざるそばを頼んだらスガキヤのラーメンフォークが出て来たみたいな話なのだ。

日本のフナ・コイ釣り堀文化が台湾にやってきて、釣る対象だけがエビに入れ替わったのだろうか。

謎の名人に釣り方を習う

受付のおねえさんに仲介していただき、台湾流のテナガエビ釣りを教えてくれたのは、デニムのシャツが似合うおじさんである。

日本の釣り堀にも100%いるタイプのおじさんで心強い。市ヶ谷フィッシュセンターなら常に3人はいるタイプだ。きっと名人。
受付のおねえさんの紹介なのだが、この名人が店員なのか常連客なのかは謎だ。
受付のおねえさんの紹介なのだが、この名人が店員なのか常連客なのかは謎だ。
テナガエビは池の底を歩いているので、この釣りはエサが底スレスレを漂う高さにエサを合わせるのが肝らしい。

まずはウキのポジションを調節し、ベストなタナを見極めるところから始まる。
ハリにオモリをつけて、ちょうど良い位置にウキを合わせる名人。
ハリにオモリをつけて、ちょうど良い位置にウキを合わせる名人。
竿に輪ゴムが止めてあるので、それで竿尻から底まで測り、ウキの位置を合わせるという方法もある。
竿に輪ゴムが止めてあるので、それで竿尻から底まで測り、ウキの位置を合わせるという方法もある。
日本でテナガエビ釣りといえば、極小サイズのハリを使うのだが、ここのハリは25センチのフナが似合うサイズ。そう、でかいのだ。

このハリで釣れるということは、それだけここのエビがでかいということなのか!
これが日本で釣ったテナガエビ。大きくても体が人差し指くらいのエビなんですよ。
これが日本で釣ったテナガエビ。大きくても体が人差し指くらいのエビなんですよ。
エサはエビを米粒サイズに切ったものをハリの先にチョコンとつけるそうだが、そういえばこのエビがブラックタイガーくらいでかいじゃないか。

ならばこのハリのサイズも納得がいくというものだ。
カミソリでエサのエビを小さく切る。
カミソリでエサのエビを小さく切る。
ハリ先を隠すように付けるのがポイントのようだ。
ハリ先を隠すように付けるのがポイントのようだ。
竿とウキは、まるっきり釣り堀のフナ・コイ用。
竿とウキは、まるっきり釣り堀のフナ・コイ用。
ハリは2本と、練りエサを使うヘラブナ釣りのスタイル。
ハリは2本と、練りエサを使うヘラブナ釣りのスタイル。
魚のように一気にエサを食べる訳ではなく、まずハサミで掴んでから移動しつつ口に運ぶので、合わせるタイミングが何よりも肝心。
ウキが沈んでもすぐには合わせるなと言っているのだと思う。
ウキが沈んでもすぐには合わせるなと言っているのだと思う。
ピュッと素早く合わせるよりも、ゆっくり大きく合わせろと語っているはず。
ピュッと素早く合わせるよりも、ゆっくり大きく合わせろと語っているはず。
名人から、ウキが動いてからしばらく待って合わせるようにというようなことを説明してもらっているはずなのだが、全然違ったらどうしよう。

この旅を通じて、もっとも己の語学力の無さを悔いた場面だ。

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