フェティッシュの火曜日 2016年12月13日
 

人間大砲のやりかた

サラリーマン人生でいちどはやってみたい人間大砲
サラリーマン人生でいちどはやってみたい人間大砲
2016年12月7日、ニフティが運営するイベントハウス型飲食店「東京カルチャーカルチャー」が渋谷に移転した。
オープンに先立ってメディア・関係者向けのお披露目イベントが開催されることになった。そこでデイリーポータルZには祝賀パフォーマンスの実施が任命された。

盟友、カルカルの移転を派手に祝いたい。
なにがいいだろう。

オープン記念だ、人間大砲しかないだろう。
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
> 個人サイト webやぎの目

まずは成功のようすを見てください

人間大砲で飛ぶのはニフティ社長の三竹である。会社のフロントマンとしてこれ以上ふさわしい仕事はないだろう。

最初に書いてしまうと、人間大砲は成功した。
そのようすはすでにエキサイトレビューが記事にしてくれている。

人間大砲でニフティ社長を飛ばす情熱ってなんだろう。渋谷サブカル戦争に東京カルチャーカルチャー参戦

関係者全員がテンパっていて発射のシーンの写真を撮り損ねたので(何たる失態!)写真も一部エキサイトレビューから借りた。ありがとう!
大砲に収まるニフティ社長 三竹兼司
大砲に収まるニフティ社長 三竹兼司
大砲は店の入口に設置してある。ステージから見えないため中継の映像がスクリーンに映し出されている。
その大砲から社長がステージ上の的に向かって飛んでくるのだ。
厨房の壁ギリギリを飛ぶことになる
厨房の壁ギリギリを飛ぶことになる
新しいカルカルが入るcocotiというビルは火が出ると全館でスプリンクラーが作動する安全仕様である。
つまり、大砲が暴発して火が出るようなことがあると、このビルの映画館で「君の名は」を見ている人までびしょ濡れになるのだ。

損害補償だけでも大変な額になる。その心配をよそに発射のカウントダウンが始まった。
発射の瞬間(写真提供・エキサイトレビュー/ 井上マサキ)
発射の瞬間(写真提供・エキサイトレビュー/ 井上マサキ)
カルカルの将来と映画館にいる若者たちの運命を(勝手に)背負って社長が飛ぶ。
店内が暗転してすわ、事故か?と思ったその瞬間。
的に刺さっている社長
的に刺さっている社長
「いやー、びっくりしたよ〜」(写真提供・エキサイトレビュー/井上マサキ)
「いやー、びっくりしたよ〜」(写真提供・エキサイトレビュー/井上マサキ)
BGMはアルマゲドンである。根拠のない感動が会場を包む。
成功して結婚式のように写真を撮られる
成功して結婚式のように写真を撮られる
江戸川乱歩の作品ならここで失敗して、パーティーに参加していた名探偵が「これは事故ではなく事件では?」と言うのだが成功したためにそのようなこともない。

事件だとしたら怪しい副社長はシロ、誠実そうな運転手が実は真犯人。なぜならば遡ること30年前、亡き父の敵討ちだったのだ…というストーリーが一瞬で出てくるがそれはまたこんどやろう。

人間大砲のしくみ

ではこの人間大砲がどのような仕掛けで実現したかを説明したい。

ざっと探したところ、人間大砲の方法を書いたページが見つからなかったのできっとこのページは今後の人間大砲の重要なリソースになるだろう。ようこそ人間大砲に興味のある皆さん。
(イベントで見せたスライドを一部変更)
(イベントで見せたスライドを一部変更)
残念ながらこのような仕掛けではない。
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実際にはこのようになっている。
・大砲の発射シーンは生中継のように見せて、録画データ
・飛ぶはずの社長は大砲のところにはおらず、的の影に隠れている
・発射!の合図で的の後ろから足を出す

このアイデアと大道具制作はデイリーポータルZをいつも助けてくれる精鋭バッタネイションである。
バッタネイション。巨大ガチャから人間大砲まで、幅が広いのか狭いのか分からない守備範囲
バッタネイション。巨大ガチャから人間大砲まで、幅が広いのか狭いのか分からない守備範囲
バッタネイションからこのアイデアが出るまで僕は火薬のことばかり調べていて社長と新店舗が危ないところであった。
茶番とはいえ、流れが煩雑なので絵コンテにまとめた。
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海外の展示会も一段落して、11月はだいたいずっと人間大砲のことを考えていた。

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