広告企画♪ 2017年1月5日
 

ネイティブ広告とかめんどいからアドバルーン飛ばす

木村さんと大島さん

指定の日。事前のおしらせどおり朝10時に木村さんから電話があった「今日あげられそうです、14時にきてください」。

現場は千葉県にあるとある施設の屋上駐車場だ。ShaMo!チームからも担当者が3人も来た。多い。が、気持ちはめちゃ分かる。だっておらがサービス名乗せてアドバルーンが飛ぶんだ。

到着すると電話の木村さんともう一人、大島さんという方が。
特に打ち合わせることなく自然に作業がはじまった
特にお二人で打ち合わせることなく自然に作業がはじまった
木村さんは28歳のときからこの仕事をしているそうだ。この道……何年だろう、とにかくプロ中のプロである。
幕は風を通すように網になっている。漫画表現では布のイメージだが、そうか、布じゃ風でバタバタしちゃって大変だろうな
幕は風を通すように網になっている。漫画表現では布のイメージだが、そうか、布じゃ風でバタバタしちゃって大変だよな、実際見てみてわかること、である
ぐるぐると巻いてあった網に園芸で使うような支柱を刺して固定していく
ぐるぐると巻いてあった網に園芸で使うような支柱を刺して固定していく
一方の大島さんは隅っこにロープで枠のようなものをこさえていく
一方の大島さんは隅っこにロープで枠のようなものをこさえていく。「寝床」と呼ばれ数日通してアドバルーンを飛ばすときなど夜ここに係留しておくのだそうだ。
網や縄をたくみに使い、風を読む。様相が漁師のようだなと見ていて思ったが、バルーンを夜間係留するとはいよいよこれは港の風景である。

そんな作業の横からアドバルーンの豆知識についてもいろいろとうかがうことができた。
ヘリウムもいよいよ入ってまいりました
ヘリウムもいよいよ入ってまいりました
アドバルーン豆知識

・一番景気がよかったのはやはりバブル景気のころ、毎週社員フル回転で飛ばしまくった
・北海道から沖縄までアドバルーンを上げにいった。バルーンだけ持って、ボンベは現地で調達すればいくらでもあげられる
・繁忙期は秋から冬。空がきれいだから
・最近はパチンコ店の開店やリニューアルや住宅展示場などで上げることが多い。
軽トラのボンベからホースで入れていた
ヘリウムは軽トラのボンベからホースで入れていた
・広告ではなく騒音調査のために計測器をつけて掲揚することもある
・結婚式場などで個人で上げる人もいる。
・基本的には9時から17時。夜光るタイプもあってそういう場合は夜間も掲揚する。

掲揚中はスタッフが常駐して何かあったときすぐに対応できるようにするのだそうだ。当たり前だが、アドバルーンも人が手であげていた。そうだったのか!
木村さん「バルーンが好きな社長さんがいるだよ、そういうところからは今でも依頼がくるね」 大島さん「でも、絶滅危惧種だよ笑」
「バルーンが好きな社長さんがいるだよ、そういうところからは今でも依頼がくるね」
 大島さん「でも、絶滅危惧種だよ笑」
「でも、絶滅危惧種だよ笑」
絶滅…しないでほしい!
絶滅…しないでほしい!

目の前にある圧倒的な揚力

子供のころ、手に持った小さな風船をはなして飛ばしてしまったことがある。あのスルリという感覚が恐ろしくたしかかなり泣いた。

そんな風船が今日はめちゃめちゃにでかい。
ヘリウムでバルーンが満杯になった
ヘリウムでバルーンが満杯になった
あのドキドキが何十倍もの大きさで目の前にある。

高いところにいるようだと思った。手をはなすと落ちていってしまうのと、手をはなすと飛んでいってしまうのは似ている。

おちる! に近い意味での飛んでっちゃう! がこわい。胃がういてわたしは腰が抜けたように地面にへたりこんだ。

強い揚力が目の前1メートルにあるということがこんなにも恐ろしいとは。

しかしここには頼もしき2人が
しかしここには頼もしき2人が
しかしここにはプロがいるのだ。木村さんと大島さんはいってみればプロの風船おじさんである。

まさか風船おじさんにプロがいるとは思わなかったが働くお二人の姿は本当にひょうひょうとしながらもきびきびとしてこれぞプロという身のこなしであった。

すべてを頼るしかない。
お、お願いします!!!
お、お願いします!!!

縁起がいい…

おそろしさでへたり込んだままだった私がよぼよぼ立ち上がるど同時に直径2.5mのバルーンは危なげなく上がっていく。
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ShaMo!担当の黒田が上がりきったアドバルーンを見て「縁起が…いい…」とつぶやいた。

風船に宣伝の文言をのせて空に飛ばす。宣伝したい言葉が遠くからよく目立つ。シンプルな広告である。

しかし晴れた空にぐんぐん上がる黄色い丸いバルーンはどうにもありがたかった。なにか良いことがあると、幸せな気持ちになって胸がすく。

「青い空に」「高く高く」「飛ばす」Jポップもびっくりするほどの濃い味のロマンワードを体験する、これがアドバルーンか!
ただ見守る黒田(左)と私
ただ見守る黒田(左)と私

撤収の様子も簡単にご紹介しましょう

アドバルーンが揚がるまでの様子は以上である。通常のアドバルーンの場合はこのまま夕方まで上げて17時ごろ降ろす。

その撤収の様子も見させてもらった。
単純に、引っ張って降ろす
単純に、引っ張って降ろす
ぐいぐいと
ぐいぐいと
幕は折りたたむようにたたむ
幕は折りたたむようにたたむ
くるくる巻きつけてケバブのようになったこの幕、なんと記念にいただいた!
くるくる巻きつけてケバブのようになったこの幕、なんと記念にいただいた!垂れ幕として普通に使うぞ!
バルーンはまた「寝床」に戻し…
バルーンはまた「寝床」に戻し…
ヘリウムを抜いていく
ヘリウムを抜いていく
ぬくときにヘリウムの影が揺れるのだと大島さんが教えてくれた
ぬくときにヘリウムの影が揺れるのだと大島さんが教えてくれた
また小さくたたんで撤収完了
また小さくたたんで撤収完了
掲揚にはどれくらい時間がかかるものなんでしょう、と事前にうかがった際「そうだねえ、40分くらいかな」と聞いていた。

現場では私たちが写真を撮ったりお話をきいたりとチョロチョロしているなか実際本当に40分ぴったりで上がって感激したのだが、撤収はもっと早かった。20分くらいだろうか。
そうしてお2人は帰っていった
そうしてお2人は帰っていった

明日はパチンコ店で飛ばす

「生きてる間に一度はやってみたいことのひとつである」などと雰囲気任せに思っていたが、本気で上げてよかった。みんなも上げたほうがいい。

本物のアドバルーンを見たことがなかった。上がっている状態はもちろんあがってゆく様子にも肉体的精神的に興奮した。

木村さんと大島さんは終わるとさくっと片付けて軽トラで帰っていった。明日もパチンコ店のリニューアルオープンでアドバルーンを2本飛ばすんだそうだ。

協力:アミー・アドバルーン社

ちなみに当サイトはなんだかんだいってネイティブ広告も得意としております。お問い合わせはこちらへお気軽にどうぞ
屋上部隊とは別に地上での撮影班が抑えた1枚のお月様っぽさよ
屋上部隊とは別に地上での撮影班が抑えた1枚のお月様っぽさよ
からの、このジャーン! という登場がまたかっこいい
からの、このジャーン! という登場がまたかっこいい

次はロゴを入れた飛行船を飛ばしたい。


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