ひらめきの月曜日 2017年1月9日
 

釣って食べよう!つりぼりカフェの揚げたて天麩羅

カフェなのに自分で釣らないと食べられないホンモロコの天麩羅がうまいんですよ。
カフェなのに自分で釣らないと食べられないホンモロコの天麩羅がうまいんですよ。
練馬駅のすぐ近くに、『つりぼりカフェ Catch and Eat』という謎の店がオープンした。名前から察すると、そこは釣り堀のあるカフェで、釣った魚を食べられるということだろうか。

でもカフェというくらいだから、店のカウンターあたりに1〜2メートル程度の水槽があって、ちょっと釣りができるくらいかなと思いつつ尋ねたら、予想以上に本格的な釣り堀で、想像以上に天麩羅がうまかったのだ。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。
> 個人サイト 私的標本 標本製麺

たぶん店内における水面の割合が日本一多いカフェ

釣った魚がその場で食べられる店といえば、生簀でタイやアジが釣れる居酒屋、ニジマスを塩焼きにできる渓流やプールの釣り堀、あるいは先日台湾で体験したエビ釣り堀(こちらの記事)といったところか。

では『つりぼりカフェ Catch and Eat』がどのタイプかというと、どれともちょっと違うものだった。
2016年11月25日にオープンしたばかりのお店です。
2016年11月25日にオープンしたばかりのお店です。
店内には大きな丸い水槽がドーン。

そしてそれを囲うように設置されたテーブルとイス。なんだこの空間は。
クイズ番組か中華料理屋、あるいは国際首脳会議のテーブルっぽい。
クイズ番組か中華料理屋、あるいは国際首脳会議のテーブルっぽい。
店の一角がこうなっているという訳ではなく、ここから見える範囲が店のすべて。

全部の客席が水槽に面しているのである。よって店の広さに対して座席数が極端に少ないのだ。
別角度から。左奥に見えるカウンター席については後ほど説明します。
別角度から。左奥に見えるカウンター席については後ほど説明します。
水槽で泳いでるのは、食用として養殖されたホンモロコという、ワカサギに似た淡水魚。

関東ではあまり馴染みのない魚だが、関西ではけっこうメジャーな高級魚らしい。ライターの平坂さんが琵琶湖で釣っていたあいつか(こちらの記事)。
このホンモロコを釣って、キャッチアンドイートするらしい。
このホンモロコを釣って、キャッチアンドイートするらしい。
巨大な濾過器のスペースだけでも、普通のカフェなら2席分くらいありそうだ。
巨大な濾過器のスペースだけでも、普通のカフェなら2席分くらいありそうだ。

1時間千円で20匹まで食べられる

この店を経営しているのは、以前に取材したとしまえんのプールを使った釣り堀(こちらの記事)をやっている会社だったりする。

カフェの経営者が釣り堀を設置してみたのではなく、釣り堀をやっている会社がカフェをやったから、ここまで水槽が大きいのだろう。
店長の齋藤さん。ここは元々フィッシュホーンという釣具屋だったそうです。
店長の齋藤さん。ここは元々フィッシュホーンという釣具屋だったそうです。
釣りの料金は1時間千円で、釣ったホンモロコは20匹まで天麩羅か唐揚げにしてくれるというシステム。調理費はサービス。

※現在は1時間10匹までに変更になったようです。詳しくは店舗にご確認ください。

釣るだけなら制限時間内で何匹釣ってもよく、最高記録は1時間で67匹。とりあえずの目標としては、釣り好きなら20匹、釣りをやったことがない人で10匹とのこと。ちなみに1匹も釣れなかった人は、まだいないらしい。
ホンモロコの天麩羅が20匹で千円なら安いくらいだ。ただ釣らないと食べられないけどな。
ホンモロコの天麩羅が20匹で千円なら安いくらいだ。ただ釣らないと食べられないけどな。
カフェなのでドリンクやフードも当然あるのだが、メニューを見た感じでは、カフェというよりも缶詰バーみたいなラインナップ。

店側の力の入れ具合が、『釣り堀8:カフェ2』くらいだろうか。カフェといいつつホットコーヒーすらないぞ。いいけど。
ドリンクは300円から。カフェだけどパンケーキとかロコモコ丼はないよ。
ドリンクは300円から。カフェだけどパンケーキとかロコモコ丼はないよ。
釣れたら揚げたての天麩羅で、釣れなかったら缶詰で飲めということか。
釣れたら揚げたての天麩羅で、釣れなかったら缶詰で飲めということか。

別に釣りをしなくてもいい

釣りをすることは強制ではなく、ダーツバーで飲んでるだけの人がいるように、スナックでカラオケを歌わない人がいるように、釣り人を眺めながらドリンクを飲むという遊び方もOK。
釣りをするプロ登山家と、キーボードを叩くビジネスマン。
釣りをするプロ登山家と、キーボードを叩くビジネスマン。
ただ、お金を払えば釣らなくても天麩羅を注文できるかというと、それは断固拒否するらしい。

「それをやったらただの天麩羅屋だから」と、あくまでキャッチアンドイートというスタイルにこだわっているのだ。

飲食店としてのニーズよりも、釣り人としてのこだわりが優先されているカフェなのである。

今なら開店記念で贈られたうまい棒が食べ放題ですよ。
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