ひらめきの月曜日 2017年1月30日
 

今週は冬と春を行ったり来たりします 〜あと出し天気予報

冬の空気と春の空気がいがみあう日本列島。週末は春の空気がじわじわ北上。でも、2月のどこかで来る冬の逆襲が怖い。
冬の空気と春の空気がいがみあう日本列島。週末は春の空気がじわじわ北上。でも、2月のどこかで来る冬の逆襲が怖い。
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。

前の記事:「今年の冬の寒さ、今週で底を脱します!〜あと出し天気予報」
人気記事:「今週は台風の北上で、不機嫌な人が増加? 〜あと出し天気予報〜」

> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

1週間を振り返る(東京都心周辺)

1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。

金曜日がおしかったんです

先週も、ほぼ当たりつづきで好調をキープ。

当てきれなかったのは金曜(27日)。午後に雲が多くなるかなぁと思っていたが、雲が広がったのは午前中。空の高いところの速い風に流されて、雲が思ったより早く広がってきた。

晴れる時間が長かったことには変わりはないし、「当たり」でも良かったが、それで当たりにしているようじゃ、自分に納得がいかない。自分へのきびしさが、成長につながるはずだ。

…と、カッコつけられるくらい、今は余裕があるんですよ。ハズレがつづき始めると、「それくらい当たりでOKでしょ」とか、手のひらを返してると思います。

1月は29日まで、27勝1敗1分け。好調すぎて怖い!
余裕のガッツポーズ。今月は雨の日が少ないから予報がラクという裏話は、聞いてないことにしてください。
余裕のガッツポーズ。今月は雨の日が少ないから予報がラクという裏話は、聞いてないことにしてください。

1月なのに桜の頃の陽気になってます

先週は後半から気温上昇。東京で金曜(27日)に16℃まで上がるなど、各地で暖かくなった。きょう月曜には、東京は20℃近い気温に。

ただ、相場が上がりつづけることがないように、冬の気温も上がりつづけることはない。

どこかで落ちる、どこかで落ちると、心の備えをしなくてはいけないのは、ジェットコースターでじわじわと上がっている時と似ているかもしれない。

1月上旬は暖→1月中旬からは寒→1月終わり〜2月上旬は暖…ということは、2月中旬くらいから寒くなるのが自然な流れか。

もし、そのタイミングで低気圧がきたら…関東など太平洋側で大雪に。そういえば、2週連続で大雪となった3年前の冬も、そんな気温変化だった。

考えるほどイヤな予感しか浮かばないので、ひとまずまだ深く考えないようにしよう。

【今週のみこみ】 週末にちゃんと晴れるかどうかに注目です

暖かさでスタートした今週だが、週の前半は冬の寒さが戻ってくる。

ただ、「寒波」と呼べるような強烈さも、居座りもなく、ふつうに冬っぽく戻るくらい。

そんなチカラのない冬の空気を押し出してやろうと、週の後半になると、また春めいた空気がじわじわと日本へやってくる。

ちゃんと晴れれば、土日(2/4〜5)は九州〜関東で、15℃くらいまで上がりそうだ。 ただ、低気圧の影がチラついていたりして、ほんとうに暖かくなるか、先週末より微妙かも。
今週末に西からやってくる低気圧。このあと弱まると、晴れる時間が長くなって、週末はまた暖かくなる。
今週末に西からやってくる低気圧。このあと弱まると、晴れる時間が長くなって、週末はまた暖かくなる。
あまり気温が上がりすぎると、そのぶん2月のどこかで来る寒さの反動が怖いので、暖かくなるならマイルドな暖かさを希望します。希望しても、どうにもならないんですが。

結果は来週の記事で!
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今週の格言
『冬の気温は上がりつづけることはない。どこかで落ちる、の心の備えが必要。』

質問コーナー

「なぜ関東地方に限って12月の年末ではなく年明けの1月や2月に雪が降りやすいのですか?」

関東で雪が降るには、暖かい空気も必要だからです。

関東でしっかりと雪が積もるときは、すぐ南を低気圧が通過するときです。本州の南岸を進むので、南岸低気圧と言われるやつですね。

雪が降るには、もちろん冷たい空気がないといけないのですが、低気圧は冷たい空気と暖かい空気の間で生まれるので、冬でもそこそこ暖かい空気が低気圧のすぐ南まで来てないといけないんですね。

つまり、日本列島が寒気におおわれている中で、寒気が少し弱まって、暖かい空気が忍び込んでくるときなどに、低気圧が生まれて雪が降りやすくなったりします。

その証拠に、東京の雪が降る日数は、2月がピークで平年だと4日。一週間に一回は雪が降るような計算ですね。

1月に大雪が降るときも、沖縄方面とか太平洋方面とかが暖かく、そこから暖かい空気が低気圧に流れ込んでくることが、よくあります。

ただ、12月に関東で雪が積もったこともあるので、油断はしないでくださいね。2002年と2004年は、12月の積雪で(予報で)痛い目にあった人がここにいますので。

詰め天気

先週の問題は、こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!

今回は、むずかしいので、ヒントを多めに出します。

追加のヒントは、
・冬の天気図です。
・前線の種類に注目です。動きの速さは?
・これは昼時点の天気図です。午後の早い時間の気温は?
・太平洋の高気圧にも注目です。
となります。

すでに答えを送ってもらったかたでも、ヒントを見て、答えを変えるのはOKですよ。

解答はこちらから↓
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