フェティッシュの火曜日 2017年1月31日
 

プラレールで物理ズームカメラを作った

物理的にズームするカメラを作りました。プラレールで。
物理的にズームするカメラを作りました。プラレールで。
先日、取材に使うのにGoProのようなアクションカムが欲しいんだけど、安いやつないかなーとAmazonをうろうろ見て回っていたら、いつの間にか妙なおもちゃに行き当たっていた。

子どもが遊ぶ用のプラレールなのだが、Wi-Fi経由でスマホから操作できて、さらにカメラ内蔵で運転手や車窓目線で撮影もできるというのだ。なにそれ。未来のおもちゃか。
それ、ちゃんとカメラとして使えたら面白いんじゃなかろうか。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。
> 個人サイト イロブン Twitter:tech_k

最近のおもちゃは高性能すぎないか問題

で、アクションカムうっかり買ってしまったのが、このTOMY『スマホで運転!ダブルカメラドクターイエロー』だ。

名前の通り、子どもが大好きなドクターイエロー車両がスマホから運転できて、しかも運転席(フロントカメラ)と車窓(サイドカメラ)を切り替えて動画が撮影でき、あたかも電車に乗ってる目線の風景が楽しめるというもの。
見事に存在の全てを表現しきった製品名。自己紹介として機能しすぎてる。
見事に存在の全てを表現しきった製品名。自己紹介として機能しすぎてる。
プラレールと言えば、あの水色のレールの上で電車を走らせて遊ぶ、あのプラレールである。
おまえ、昔は手でゴロゴロ押して走るのが精一杯だったじゃないか。いつの間にそんなテクノロジーと融和したんだ。プラレールにWi-Fiとか進化しすぎだろう。
今見ても迫力ありすぎるプラレール喫茶。
今見ても迫力ありすぎるプラレール喫茶。
以前、店内いっぱいプラレールが走り回ってる『プラレール喫茶』を取材させてもらったこともあり、プラレールをナメていたつもりはない。
それでも、スマホから運転士目線で操縦して動画も録れるとか、ちょっと驚いた。

ドクターイエローカメラ、実際こんな感じ

我が家にはプラレールがないので、ひとまずドクターイエローが来るのに備えて中古のレールを買ってみた。
ありがたいことに、環状線を引けるだけのセットが500円でオークションに出てた。
ありがたいことに、環状線を引けるだけのセットが500円でオークションに出てた。
室内にレールを敷いたら、ドクターイエローから出てるWi-Fiスマホで拾って、あとは専用アプリを起動。
それだけでいとも簡単に(まぁ、子どもが使うものだし)接続完了した。
画面はこんな感じ。本当に運転士目線だ。
画面はこんな感じ。本当に運転士目線だ。
アプリ画面では、前進二速と停止、後退が操作できるマスコンと、カメラの切り替え、あとは警笛とライト(実際にライトが点灯するんじゃなくて、ライトがついたふうの画面効果が出るだけ)がコントロールできる。
これを実際に走らせてみると、こんな感じ。
運転士カメラと車窓カメラをたまに切り替えて撮影。わー、走ってるわ。
これがシンプルな周回だけでもやたらと面白い。
ちゃんとアップダウンがあったり分岐したり、さらに沿線ジオラマの中なんかを走ったら延々と見ていられるんじゃないか。
残念ながらドクターイエローにはマイクがついていないので、動画は無音。プラレールのガーガー的な走行音をスマホのマイク経由で拾えたら、もっと雰囲気いいのにな。

いったいどういうものを作るのかという説明

実はこの時点でもう面白さ的には充分に満足してしまっている。
しかしせっかくなので、そこは当初の目的通り、ドクターイエローをちゃんとしたカメラとして使えるようにしてみようと思う。

…という内容でカメラを作る記事を書きます、と一月半ばに行われた新年会の席で編集藤原くんに口頭で伝えておいた。
で、その翌日に藤原くんから来たメッセージがこれだ。
だよなー。やっぱり伝わらないかー。
だよなー。やっぱり伝わらないかー。
藤原くん、こういうのをなぁなぁで済まさず、きちんと確認してくれる辺りは編集者としてちゃんとしていると思う。
とはいえ、やはり口頭や文章で説明するのは難しいので、その場で「こういうのを作ります」と詳細な図面を描いて返信した。
冷静に考えると、よくこれで納得してくれたなと思う。
冷静に考えると、よくこれで納得してくれたなと思う。
とりあえず、カメラ本体からレールが延びていて、レンズの中から出てきたドクターイエローが前後に動くのだ。
で、前進すれば物理的にテレ側(望遠)、後退すればワイド側(広角)になるんじゃないかという、物理ズームレンズ構想である。

藤原くんも上の図で「わかりました!」と言ってくれたので、このまま企画を進行してみよう。
(電車だけに)

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