特集 2017年2月4日

1月の記事ベスト5&プロトン in 台湾

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こんにちは、石川です。2月ですね。節分、どうでしたか?デイリーの「鬼」特集、おにぎりが踊ったり髪の毛凍らせたり豆鉄砲で撃たれたりと、普段の特集にはない迷走ぶりで興奮しました。まだ読んでない方はこちら。 ……おっと、1月の総集編なのにうっかり2月の特集の話をしてしまいました。ここから先は気分を先月に切り替えてお読みください。月刊ランキングとライターインタビューです。
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前の記事:ふりかけ「ゆかり」最強、昭和のエロ本文字 人気記事まとめ

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PVランキング

アクセス数のランキングです。今月はネットのサービスをファミコンソフトにする記事が1位。文字入力はやっぱりふっかつのじゅもんのあの方式でしょうか。140字がものすごく長く感じられれそうです。
見るだけでワクワクしてしまうファミコンのカセット。現代のアプリやゲームを見た目だけファミコンカセットにしてみました。
プロ用のハンドクリーム、靴、お札を数える練習用の紙幣、ハンドクリーナーを実際に試してみた。地味な便利さがある。
専門職の人に思い切りバカで失礼な質問をぶつけたら、冷静に一つ一つ論破してくれるんじゃないか。
秋葉原ではあり得ないほどの安価で中古パソコンが投げ売りされていることがある。あれは素人でも使えるのか、試してみよう。
ふりかけの「ゆかり」はごはん以外にも活用できるし、商品そのもののバリエーションも幅広いのだ。

SNSランキング

TwitterやFacebookなどのシェア数のランキングです。アクセス数ランキングとはかなり異なる結果に。1位の小堀さんはこのあと3ページ目にインタビューがあります。唯一PVと両方にランクインしたのはmegayaさんのゆかり。あの記事読んで僕も買いました。(告白)
シン・ゴジラの第二形態が好きだ。ウルトラマンなど、他生物の第二形態もつくってみた。
滋賀県・信楽に戦車や戦艦などの異色の作品を作り続ける陶芸家がいる。陶芸とは思えないソリッドな面に驚いてください。
ふりかけの「ゆかり」はごはん以外にも活用できるし、商品そのもののバリエーションも幅広いのだ。
高知の郷土料理、田舎寿司は寿司ネタがタケノコ、コンニャク、シイタケなど山でとれるものなのだ。それが魚の寿司に負けないぐらい美味なのだ。
ドライフルーツを日本酒に浸して元の柔らかい状態に戻す。酒の無敵の力でドライフルーツが変わった。
次はライターmegayaさんへのインタビューです。
いったん広告です
ふりかけの「ゆかり」はごはん以外にも活用できるし、商品そのもののバリエーションも幅広いのだ。

ゆかりは万能だけどスパムにはあわない

林「この記事はうけそうだなと思ってたんですが、megayaさんは予感してました?」

megaya「予想以上に反響があって驚きました。」

林「ゆかりのような身近だけど注目されてないものが題材になってる記事は人気なんですよね。」

megaya「でも、「書いた!ウケた!俺すごい!!」じゃなくて「ゆかりって人気あるんだなー」という感じで他人事みたいでした。」

林「記事に登場してる食べ方でいち押しはどれですか?」

megaya「自分が一番やるのはパスタですね!味だけで言うと、お茶漬けが一番美味しいです。すぐできますし」

林「逆に、試したけどいまいちだから載せなかった組み合わせはないですか?」

megaya「スパム焼いてゆかりかけたことあるんですが、元からスパムの味が濃くて、塩辛くてだめでしたね」

林「冷蔵庫にスパムありますね」
いちばん下の段、中央
いちばん下の段、中央
megaya「スパム常備してあるんですよねw」

林「冷蔵庫の写真の右下のでかい袋なんですか?」

megaya「かつおぶしです! 卵かけご飯専用のためだけに買っているやつです」

林「冷蔵庫がほぼ調味料ですね。」

megaya「料理しないので、ほぼごはんのための冷蔵庫です」

林「料理は全くしないですか?」

megaya「パスタ茹でる、スパム焼くぐらいしかしないです。まな板とフライパンは引っ越して1年くらいで捨てました。」

林「スパムって切るときにまな板使わないんですか?」

megaya「サランラップひいたりしてます。プラスチックのお皿の上でやるときもあります」

林「なるほどー。前に会議の後の飲み会でおれが白滝煮たことあったじゃん。」

megaya「ありましたね!」

林「あれ、megayaさんがおいしいと言ってくれたのでこの企画で披露しました。「これ店で出せるよ!」ってほめられた料理食べさせて。」

林「そしたら大酷評。」

megaya「読みながら「自分の舌がおかしいのか?」って思ってました」

林「おれもうまいと思うんだけどなー」

megaya「味が濃いの好きなんですよね」

林「この会話、これからこのふたりの食べ物記事の信頼性が落ちますね」

megaya「そうですね(笑)」

ごはん食べたときの感想が3つしかない

megaya「僕すごいバカ舌なので、高いハンバーグの美味しいとガストのハンバーグの美味しいが一緒なんですよね。どっちも美味しい」

林「上限が決まってる駐車場みたいな舌だ。」

林「お得。」

megaya「得だと僕も思います。嫌いなものがないので、食べたときの感想が「美味しい」「すごく美味しい」「好きな味ではない」の3択しか持ってないんですよね。」

megaya「ガストは「すごい美味しい」です」

林「値段とうまさって比例しないよね。」

megaya「比例しないですね。高いのは雰囲気代だと思っています」

林「これは安いのにヤバイ、うまいものってなんですか? おれはシャウエッセン」

megaya「赤い缶のサバの缶詰めちゃくちゃ好きで、かなり買っています。100円のやつです」

林「赤いやつ?」

megaya「これです。

林「え、これ?」

megaya「サバじゃないし赤でもありませんでした」

林「すごい食への興味のなさ!」

megaya「これをご飯に載せて食べるの本当に好きなんですよ」

megaya「なんか健康そうじゃないですか。魚ですし」

林「ざっくりした感想」

megaya「カップラーメン食べるよりは…みたいなイメージがあるので。だから僕の冷蔵庫ってごはんのための調味料が多いんですよ。」

林「たしかにこれはうまいです」

megaya「これのタレがかかってるごはんすごく好きで!」

林「ごはんどれぐらい食べるんですか?」

megaya「家で食べるときは1合くらいですかね?家のお米のはかりがそれではかると楽なので、それでずっとやっています。」

林「普通だ」

megaya「おもしろみがなにもないですね(笑)」

林「たしかに。5合食べるんですよー、みたいなのを期待してた。」

megaya「僕、普通なのがコンプレックスなんですよね」

普通なのがコンプレックス

林「普通なのがコンプレックス?」

megaya「なにやっても普通というか、平均的というか。」

林「すごく今風な悩みな気がします。」

megaya「悪い成績もださないけど、いい成績もださないし、特徴的なこともないし~みたいな感じです。悩みも普通なんですよ(笑)」

林「悩みが普通なんじゃないかという悩み(笑)」

megaya「会社に自分がいる意味とは?とか」

林「悩みが普通なのでは?で悩むと、いつまでも悩みの本体にたどり着かない気がする。」

林「宮城さん見てどう思いました?」

megaya「素直に「やばい」と思いました」

林「どういうところが?」

megaya「初めてちゃんと見たのが、プープーテレビの授賞式だったんですよ」

林「生でミュージカルを歌ってるところだ。かなり普通ではない。」
megaya「めちゃくちゃ笑ったのですが、それをみんなで応援している雰囲気も少し不安になりました。」

林「大丈夫、おれもなったから。さんまの蒲焼か100円の缶詰で記事できそうですね。」

megaya「シーチキンとか当たり前だけど美味しいですよね。160円くらいになると買うのためらいます。」

林「シーチキンに黒胡椒をたくさん入れるとうまいって清野とおるさんの本に書いてあったので試しました。」

megaya「今度やってみます。まず黒胡椒を買わないと…。」

林「シーチキンにかけて美味いものグランプリ」

megaya「みんなこだわりありそうで見てみたいです。オイルは捨てる捨てないとか」

林「シーチキン、そうめんつゆに入れてもうまいですし。万能すぎて記事が終わらなさそうですね」

megaya「やってみます。でも、サラダにのせる、パンに載せる以外ってやってなさそうなイメージがあります。記事書いたあとに言われそう。」

林「記事書いたあとの反応まで予想している」

megaya「「さっそく家でやってみました」って人もいると嬉しいです。」

林「そうなるかどうか、そのうちやってみてください」

megaya「これで何も反応なかったらめちゃくちゃ虚しいですけど」

林「高級ツナ缶、海外のツナ缶みたいな広げ方もありますねー。これやばいですよ

megaya「こんなのあったんですね。何もつけなくてもこれだけで美味そう」

林「あ、でも味の選択肢が3つなの忘れてた。」

megaya「ですね(笑) 多分感想「すごく美味しい」だと思います。」
つづいてはライターの小堀さんのインタビューです。
いったん広告です
シン・ゴジラの第二形態が好きだ。ウルトラマンなど、他生物の第二形態もつくってみた。

安藤忠雄さんすみませんでした

石川「この記事、今月のSNS反響ナンバー1でしたよ」

小堀「信じられません」

石川「事前の予想としてはどうでしたか」

小堀「母親から感想もらえるかな、ぐらいでした。もらえませんでしたが」

石川「電話して聞きましょう。

これネタをきいた時点で僕あんまりピンと来てなくて、渋い反応しちゃったんですよね
それでフタ開けてみたらウケるというパターン。
そういうの小堀さんの記事で今まで何度かあって。すみませんでしたとしか言いようがない」


小堀「いや、でも切羽つまってなんとか家でできるものを…ということでひねり出したやつなので…。
シン・ゴジラ、公開されて半年ぐらいたりますけど、やっぱりみんな好きなんですね。
あと、安藤忠雄さんも。」
似てしまった
似てしまった
石川「安藤忠雄さんあってのこの記事ですからね。オチにして申し訳ないけど。」

小堀「そうですね、ご本人の講演行ったことあるぐらい好きな方なんですけど、申し訳ないです」

石川「オチっていうか起承転結の転の役。
起がウルトラマンで、承がトランプ、転が安藤忠雄。このオールスター感。」


小堀「トランプかシン・都知事の小池さんか迷ったんですけどどうでもいい迷いでした。」

石川「ああ都知事もいいですね。

そういえば大統領選のとき、爲房さんが別ネタでヒラリー当選前提の工作作ってたんですけど、トランプが当選してしまい流れるという事件がありましたよ。」


小堀「内容がすごい気になります」

石川「たしか「ガスター10の文字が飛び出す服を作る」の記事で、「当選おめでとう」みたいなのを作ってた気が。」

小堀「あ、ガスター10そうだったんですね!」

石川「トランプが勝った結果、記事は「勝訴」に」

小堀「(笑)。あのCMのフォーマット素敵ですよね!露出魔の見せ方なんで注目せざるを得ない」

石川「確かに。露出狂か!と思うとそこには製品ロゴが。

でも胃薬ですからね。腹を出すのはちょっと理にかなってる感じもする。」


小堀「あーなるほど」

石川「露出狂と胃の中間点を取ったらあのCMみたいな。露出狂入れてくる意味に関しては解明されてないままですけど。」

プロトン in 台湾

石川「そういえば話変わりますが、プロトンビームの記事の反響ありましたね。海外から。」
物理プロトンビームが海外進出
物理プロトンビームが海外進出
小堀「あ、そうですね、台北の方から連絡ありました。
あの記事のワークショップをやりたいとか。何をするつもりなんでしょう・・・」


石川「みんなでビーム出すのかな」

小堀「暗闇で」

石川「子供にめちゃくちゃウケそう。ワークショップだと巨神兵がいっぱい出てくるわけですよね。火の七日間の完全再現が。」

小堀「(笑)。崖に並んで撃ってほしい」

石川「全員可愛い子供が」

小堀「四つん這いになって」

石川「絶対写真送ってほしいですね」

小堀「ほしいですね、赤ちゃん写真は自分の息子でも今度やってみます」

工作材料としてのコンクリート

石川「第2形態の記事に戻るんですが、セメント固めてるのがすごいなと思って。あんまりデイリーで見ない素材だったので。本物のコンクリート。」
これ
これ
石川「混ぜれば固まるんですか?」

小堀「そうですね、砂と砂利とセメントを調合して水入れるだけです。少ない量のだと最初から調合してくれているので、味噌汁より簡単です。
あと、凄い安いです。」


石川「へー、コンクリート使うっていう発想がなかったので。
あれ僕が作ったら紙粘土で作って色塗って作ってたところですよ。」


小堀「コンクリート工作、あるかもしれませんね。」

石川「よく考えたら珍スポットの像とかコンクリートばっかりですもんね。安くて扱いやすいのか。」

小堀「あやふやですけど、100kgで1000円とかじゃないでしょうか。」

石川「やっす。0.1トンが1000円で!
このコンクリートが後の安藤忠雄で効いてくるのも鮮やかでした。」


小堀「鮮やかというかたまたま…。」

石川「偶然かー。」

お知らせと今後の予定

今月26日はWebメディアびっくりセール!ネットのメディアが集まっていろんなものを売る即売会です。同日に京都では、大北さん率いる明日のアーの関西公演も。さらなる最新情報はTwitterFacebookを御チェックのほどお願い申し上げます。
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