特集 2017年3月15日

動物園を自撮り系カメラアプリで楽しむ

こんな感じです
こんな感じです
さいきん、自撮り系カメラアプリの進化がすさまじすぎて楽しい。寝起きのどうしようもない顔も、働くおじさんも、カメラアプリのフィルターを通せばみんなかわいくなる。

そこで思いついた。もともとかわいい動物を、カメラアプリで撮れば次元を超えたかわいいが生まれるのではないか。

ということでスマホ片手に動物園にいきます。
1990年沖縄生まれ。営業日のお昼休みに(ほぼ)毎日更新する「今日の休憩」というブログを運営しています。

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突然ですがつきました。井の頭自然文化園という動物園です(東 京・吉祥寺)
突然ですがつきました。井の頭自然文化園という動物園です(東 京・吉祥寺)

カメラアプリを起動する

家族連れがほとんどだが、その中に一眼レフを持ったカメラ玄人のような人もたくさんいる。レンズをくるくる変えては、じっくりとベストショットを撮るべく構えている。
だが私は今日、これらのスタメンアプリでベストショットを狙う。すべ て女子中学生に教えてもらった必須(らしい)自撮りアプリだ
だが私は今日、これらのスタメンアプリでベストショットを狙う。すべ て女子中学生に教えてもらった必須(らしい)自撮りアプリだ
ちなみに撮影するとこうなる(これはSNOW)。大きめの黒い背景を 敷いたのは大人の照れのせいです
ちなみに撮影するとこうなる(これはSNOW)。大きめの黒い背景を 敷いたのは大人の照れのせいです
さてまずはコサギです。かわいくとるぞー
さてまずはコサギです。かわいくとるぞー
謎のキャラクターがコサギの周りに現れた。思っていたのと違う
謎のキャラクターがコサギの周りに現れた。思っていたのと違う
カメラアプリでかわいくなる理由に「顔認識」がある。こいつが高性能がゆえに、フィルターがうまくかかり、我々は強制的にかわいくなるのだが、動物相手に認識させるのが難しい。
コサギは諦め、白鳥でチャレンジ。顔認識ができないのならと
コサギは諦め、白鳥でチャレンジ。顔認識ができないのならと
かわいいフレームと美白効果モードで対抗する。あっかわいい
かわいいフレームと美白効果モードで対抗する。あっかわいい
さらに光を足してアラを飛ばす。いいよ!白鳥!かわいいよ!
さらに光を足してアラを飛ばす。いいよ!白鳥!かわいいよ!

フレーム効果で美人になる動物たち

フレームと美白モードとスタンプでだいぶかわいくなることがわかった。どんどん加工する。
これだけで十分かわいいカピバラ
これだけで十分かわいいカピバラ
加工でかわいいオーラをまとわせる。どこか表情もシュッとして見え てきた。モデルのようだ。
加工でかわいいオーラをまとわせる。どこか表情もシュッとして見え てきた。モデルのようだ。
シカとして今世を生きる3名。このみなさんを
シカとして今世を生きる3名。このみなさんを
うさぎにしちゃう
うさぎにしちゃう
さらにフレームをつけた。無表情なのにうさ耳をつけたギャップがか わいい。「っていうかおそろいだ…」と思わずスマホを抱きしめたくな る
さらにフレームをつけた。無表情なのにうさ耳をつけたギャップがか わいい。「っていうかおそろいだ…」と思わずスマホを抱きしめたくな る
渋めにたたずむ猿。そんなあなたも
渋めにたたずむ猿。そんなあなたも
こうです。リボンが似合う乙女に変身しました。あと丸いフレームは 周りがぼやけるだけでかわいい感じがでるのですごい
こうです。リボンが似合う乙女に変身しました。あと丸いフレームは 周りがぼやけるだけでかわいい感じがでるのですごい
動物以外もとってみることにした。これはゴイサギのたまごだが
動物以外もとってみることにした。これはゴイサギのたまごだが
キラキラにするとこうだ。かわいい。字で表すなら「ゴイサギのたま ご」から「ゴイサギのたまご♪*.+」に変化した感じだ
キラキラにするとこうだ。かわいい。字で表すなら「ゴイサギのたま ご」から「ゴイサギのたまご♪*.+」に変化した感じだ

諦めきれない「顔認識」

だいぶフレームでごまかせたが、本当にやりたいのは動物の顔を認識させ、勝手にうさ耳とかが出るアレだ。

柵に入った動物たちとは距離があるので、正面を捉えることもむずかしい。どうしたら…
そこで遭遇した「モルモットふれあいコーナー」。大行列
そこで遭遇した「モルモットふれあいコーナー」。大行列
なんと、モルモットを膝にのせて触れるらしい。その状態なら正面からバッチリ撮影できる!いける!
並ぶこと20分。ひざの上に救世主があらわれた。すでに言葉などい らない卓越したかわいさを放つ
並ぶこと20分。ひざの上に救世主があらわれた。すでに言葉などい らない卓越したかわいさを放つ
SNOWを通してみる。少し黒目は大きくなったが、顔認識がかからな い
SNOWを通してみる。少し黒目は大きくなったが、顔認識がかからな い
いろいろ試行錯誤していると、「BeautyPlus」では目と口の位置を手動で設定できるらしい。すぐに目と口にカーソルを合わせ、フィルターをかけてみる。すると
で き た! バラをくわえるモルモットの完成だ。真顔でバラをくわ える小動物のギャップよ。なぜ真顔なんだ。なぜバラをくわえてい る。かわいい。これは今日一番のかわいいがでたのではないでしょ うか
で き た! バラをくわえるモルモットの完成だ。真顔でバラをくわ える小動物のギャップよ。なぜ真顔なんだ。なぜバラをくわえてい る。かわいい。これは今日一番のかわいいがでたのではないでしょ うか
調子にのって犬っぽい加工もためしてみる。が…なんかこれはごめ んこちらが悪かったという気持ちになった。思えば目がヒトすぎる
調子にのって犬っぽい加工もためしてみる。が…なんかこれはごめ んこちらが悪かったという気持ちになった。思えば目がヒトすぎる
なんだかヤギも顔認識ができそう
なんだかヤギも顔認識ができそう
目の位置を設定して
目の位置を設定して
赤いアイシャドウとリップを入れてみた。ちょっとセクシーだ。セク シーなヤギ。
赤いアイシャドウとリップを入れてみた。ちょっとセクシーだ。セク シーなヤギ。
最初にでてきた白鳥もこれならいけそう
最初にでてきた白鳥もこれならいけそう
いけた。目は切れ長になり、目はすっとのびた一重でこれまた色 気がでた。ほほもほんのりあかく、リップも反映されています。
いけた。目は切れ長になり、目はすっとのびた一重でこれまた色 気がでた。ほほもほんのりあかく、リップも反映されています。

ギャップがたまらない加工

わたしたちがアプリ使う時は、かわいく映る自分を認識して、キメ顔で撮ることが多いだろう。

しかし、動物たちはちがう。そんなキラキラにされていることなど知る由もなく、ただ真顔でキラキラにされるのだ。そのギャップがたまらなくかわいいということがしみじみわかった。

いま数えたら20回ほど「かわいい」という単語をつかっていました。
みなさんもお試しください。
「漫画フィルタ」的なやつをかけたらごつくなったあひる。かわ…うー ん? となった
「漫画フィルタ」的なやつをかけたらごつくなったあひる。かわ…うー ん? となった
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