特集 2017年5月24日
 

“ハト”ヒールでハトと仲良くなりたい

ハト追い祭り
ハト追い祭り
ダジャレから作品を思いつくことがある。まあいつものことであるが、先日ハトのことを真剣に考えていたら「ハトヒール」という言葉を思いついた。「ハイヒール」のダジャレである。

ダジャレとしてはちょっと弱い。でも「ハイヒールをハトみたいにして、ハトの群れで人気者になってみたい」と思ったのだ。
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。
> 個人サイト 妄想工作所

ハトを履くまで

ハトの群れで人気者に。これだけ書くと頭大丈夫かって感じだが、鳥と言葉を交わせる物語の中の少女のように、ハトとコミュニケーションをとれたらと思う。

まずはその「ハトヒール」のラフを描いてみた。まあだいたいこんな雰囲気になるか。
右、わかりにくいがヒール部分がハトの足と同化しているので、つま先がハトの尾羽になる。つまり前後逆にハトがくっつくことになる。
右、わかりにくいがヒール部分がハトの足と同化しているので、つま先がハトの尾羽になる。つまり前後逆にハトがくっつくことになる。
つまり、この靴は後ろ歩きを余儀なくされることとなる。
いきなり不安な展開だが、まあ、有りだろう。

さてどうやって作っていくか。市販の安い安いハイヒールを買って、そこにとにかくパーツを貼り付けていこうと思うんだが、その材質だ。本物の羽根は資金的にも時間的にも大変なことになるので、フェルト一発で行こうと思う。

とはいえ、ハトの頭と体の部分は立体的なので、中にスチロール素材で芯を埋め込み、周囲を羊毛フェルトで覆うことにした。
ありもののスタイロフォームで2体削りだす。
ありもののスタイロフォームで2体削りだす。
羊毛フェルトをとにかく埋め込むべし!フェルト!いっぱーつ!
羊毛フェルトをとにかく埋め込むべし!フェルト!いっぱーつ!
ハトといえばあの魅惑のグラデーション。どうにか表現しましょう。
ハトといえばあの魅惑のグラデーション。どうにか表現しましょう。
やがて、注文していた安い安いハイヒールが届いた。確か2千円しなかったと思う。パーツを付けやすいよう、表面がざらついているスエード風のを選んだ。
販売サイトには「出勤にも!」と書いてあったが9cmヒールだ。そんな世界に住んだことないです。
販売サイトには「出勤にも!」と書いてあったが9cmヒールだ。そんな世界に住んだことないです。
ハイヒールが届くまでは家にあった靴で見当をつけて制作していたので、バッチリだ。
ハイヒールが届くまでは家にあった靴で見当をつけて制作していたので、バッチリだ。
翼は・・・ハイヒールに合わせるとちょっと長くなってしまうが仕方がない。ドウナガバトだ。
翼は・・・ハイヒールに合わせるとちょっと長くなってしまうが仕方がない。ドウナガバトだ。
本物の羽根を使えない代わりに、少しでも羽根に見えるよう、一枚一枚小さく切ったフェルトを貼り付けた。
本物の羽根を使えない代わりに、少しでも羽根に見えるよう、一枚一枚小さく切ったフェルトを貼り付けた。
翼1つ分に羽根を貼り終えた後、羽根の重なる向きが逆だったことに気付いた。まあいいか・・・と思ったが、気になりだすともうダメで、全部また貼り直した。ということをここに記して、地味な苦労を昇華させたい。
ハイヒールに、大胆にボンドを!
ハイヒールに、大胆にボンドを!
これは顔のあそこの玉っころである。この小っさいのも羊毛フェルトで。
これは顔のあそこの玉っころである。この小っさいのも羊毛フェルトで。
尾羽を貼り付けて固定。ここまで来ると、もう形の整合性とか後回しで、早く完成が見たい気持ちでいっぱいになる。
尾羽を貼り付けて固定。ここまで来ると、もう形の整合性とか後回しで、早く完成が見たい気持ちでいっぱいになる。
ちなみに、両足それぞれ違う色合いにしてみた。なんとなく(地味な違いだったが)。
さあ最後に足の細工を。針金を芯に。なんとか足の形にまとめあげる。
さあ最後に足の細工を。針金を芯に。なんとか足の形にまとめあげる。
ハトの足、ってけっこうピンク。なので赤い羊毛フェルトをまずボンドで巻きつけ。
ハトの足、ってけっこうピンク。なので赤い羊毛フェルトをまずボンドで巻きつけ。
アクリル絵の具でピンクを載せると、すごく・・・ハトの足です。これはうまくいくと確信。1つでもこういう部位があるとかなり違ってくるはず。
アクリル絵の具でピンクを載せると、すごく・・・ハトの足です。これはうまくいくと確信。1つでもこういう部位があるとかなり違ってくるはず。
家にあった人形の目をオレンジ色に塗ってハトの目にして埋め込み、完成、「ハトヒール」。
頭と体の形が甘くてかなりマヌケなたたずまいになったが、羽根と足はがんばったぞ。
頭と体の形が甘くてかなりマヌケなたたずまいになったが、羽根と足はがんばったぞ。
人間の言葉しゃべったら絶対うっとおしいやつだ。
人間の言葉しゃべったら絶対うっとおしいやつだ。
うーむ、うっかり愛着のわく物を作ってしまったではないか。しかし目の位置が非常におかしいな。まあいいか。

でもこれから、こいつらを「履かねば」ならないこのつらさ。そもそも履けるのかこの形?!ハトを履く?!バカボンのパパは猫を履いていたけども!

というわけで、ハトといえばあそこ、上野公園までロケをしに行ってみる。さあ、果たして私はハトとお近づきになれるでしょうか。

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