特集 2017年6月2日
 

韓国のサウナに行って「羊巻き」を習得する

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韓国人はサウナに行くと「羊巻き」という巻き方で巻いたタオルをかぶるという。

え、どうやって巻いてるんだこれ?

実際に、ソウルのサウナに行って、巻き方を習得してきた。
鳥取県出身。東京都中央区在住。フリーライター(自称)。境界や境目がとてもきになる。尊敬する人はバッハ。

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韓国人はサウナ好き

韓国の一般的な家庭は、浴室はシャワーだけということも多く、浴槽などを備えた家は少ない。そのため、韓国のひとたちは、たまにモギョクタンと呼ばれる町のお風呂屋や、サウナなどに行くという。

とくに「チムジルバン」と呼ばれる施設は、浴場だけでなく、さまざまな種類のサウナを備えている。また、仮眠室や、食堂なども併設しており、その気になれば半日ほどは中で過ごせる。
温泉マークの下に「24時サウナ 男女」と書いてある
温泉マークの下に「24時サウナ 男女」と書いてある
韓国における温泉マークは、温泉や入浴施設という意味ではなく、安価な宿泊施設という意味である。そのため、ラブホテルや旅人宿(ヨインスッ)の場合もあるが、今回行ったところは「24時サウナ」と書いてあるので、サウナを含めた入浴施設と、宿泊も可能な仮眠室を備えた「チムジルバン」ということがわかる。

入店すると、まず受付で料金(7000ウォンほど)を支払い館内着を受け取る。中には男女別のロッカールームと脱衣場、浴槽とサウナを備えた浴場がある。そして脱衣場は、男女共通で入ることができる仮眠室と休憩室につながっている。
男女共通の休憩室
男女共通の休憩室
カプセルホテルのような仮眠室がある
カプセルホテルのような仮眠室がある
男女共通の休憩室には、館内着を着たまま入ることができるサウナがいくつか設置してあり、家族やカップルで来ても、一緒にサウナに入ることが可能だ。
比較的低温のサウナ
比較的低温のサウナ
低温のサウナは、ちょっと蒸し暑いな。ぐらいの感じ
低温のサウナは、ちょっと蒸し暑いな。ぐらいの感じ
岩塩のサウナ
岩塩のサウナ
床がめちゃめちゃ熱い!
床がめちゃめちゃ熱い!
岩塩のサウナは、85度と表記されていたけれど、床(岩塩?)がめちゃめちゃ熱い。写真は軽快なステップを踏んでいるように見えるが、熱がってるだけだ。

大げさだと思う人は、85度の物を直接触ることを想像してほしい。気温の85度は耐えられるけど、85度の物を直接触ると熱いでしょう? それです。

で、羊巻きのやりかた

すっかり忘れていたが、羊巻きのやり方である。

とりあえず、やり方を見て欲しい。
横長のタオルを準備する
横長のタオルを準備する
折り目が長い辺と平行になるよう、三つに折る
折り目が長い辺と平行になるよう、三つに折る
筒状になった端の部分を、袖を折り返す要領で、2、3回折り曲げる
筒状になった端の部分を、袖を折り返す要領で、2、3回折り曲げる
両方折り返したら、真ん中を開いて、頭にかぶる
両方折り返したら、真ん中を開いて、頭にかぶる
はい、完成
はい、完成
凝った感じの見た目にくらべると、ほんとに簡単。だれでもすぐできる。

この折り方を教えてくれたソウル在住の柳さんによると、この羊巻きは、韓国では「ヤンモリ(羊帽子)」と呼ばれており、2005年に韓国で放送されて大ヒットしたドラマ『私の名前はキム・サムスン』で、主人公のキム・サムスンが劇中でかぶって大流行した巻き方だそうだ。

ただ、今現在この巻き方をしているひとはそんなに居ない。

実際に、このサウナで羊巻きをしている人は我々だけであった。

いずれにせよ、チムジルバンは、手ぶらで行っても大丈夫だし、とてもくつろげる施設なので、ソウルに行ったさいはぜひ行ったほうがいい。

言葉がわからないと……と敷居が高い気もするが、システム自体は日本のスーパー銭湯とそんなに変わらないので、心配ありません。
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