特集 2017年6月26日
 

今週末は梅雨明けしたような暑さに!〜あと出し天気予報

オレンジが濃いほど暑い空気。今週末は、湿気をおびた真夏の空気が、南風にのってどんどん日本列島へ。
オレンジが濃いほど暑い空気。今週末は、湿気をおびた真夏の空気が、南風にのってどんどん日本列島へ。
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。

前の記事:「今週から九州〜本州で本当の梅雨入りです〜あと出し天気予報」
人気記事:「今週は台風の北上で、不機嫌な人が増加? 〜あと出し天気予報〜」

> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

1週間を振り返る(東京都心周辺)

1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。

梅雨の雨は簡単に当てさせてくれません

先週は、まずまずの成績。水曜(21日)と日曜(25日)の雨のタイミングが少しちがったくらいだった。

水曜の雨は、思ったより早く終了。昼間の雨が本降りで、一気に水分を落としたぶん、さっさと止んだ。その降りかたのキレの良さを、読みきれず。

夜に外を移動しなくちゃいけなかったので、雨がやんでラッキーと一瞬おもったものの、予報がびみょうにハズれた悔しさのほうが強かった。
と、予報士根性をちょっとアピール。

日曜は、午前中の雨はバッチリだったものの、もういちど夕方から降るかなと見ていた雨が、2時間ほど前倒しに。

ただ、むずかしい梅雨の予報を、この成績で乗り切れたのは、いい感じ。このさき大きな落とし穴が待ってませんように!
2週連続で、パーフェクトまであと一歩の好成績。雨が少ない今年の梅雨の影響が、こんなところにも!
2週連続で、パーフェクトまであと一歩の好成績。雨が少ない今年の梅雨の影響が、こんなところにも!

【今週のみこみ】 梅雨前半の山場→梅雨明けのリハーサル、です

沖縄は木曜(22日)に、梅雨明け。
(本州の人)「えっ!もう?」
 ↓
(気象予報士)「平年並みです」
と、毎年のやりとりが今年も繰りひろげられた。

沖縄が梅雨明けした=梅雨前線が沖縄から北へ離れたということ。つまり、九州〜本州にへばりつくようになって、曇りや雨の日が多くなる。今週も水曜(28日)か木曜頃までは、梅雨空に。
水曜か木曜頃までは、九州〜本州で梅雨空の日が多い。
水曜か木曜頃までは、九州〜本州で梅雨空の日が多い。
ところが、金曜(30日)以降は、梅雨前線がさらに北へ。

7月に入るタイミングをねらったかのように、南から真夏の空気がグイグイと梅雨前線を北へ追いやる。
今週末は、南から真夏の空気が日本列島へ。
今週末は、南から真夏の空気が日本列島へ。
おかげで、週末は九州〜関東では軽く30℃を超えて、ムワッとした真夏の暑さに。

さすがに、梅雨前線はもういちど本州付近に戻ってくると思うが、夏に向かって大きく前進か?

結果は来週!
!
今週の格言
『7月の梅雨後半は、真夏へ向かう準備期間。夏っぽい晴天と暑さの日がちょっとずつ現れる。』

詰め天気

前回(6/12)の出題は、「この天気図の日に起こったことはどれでしょう?」でした。

選択肢はこの4つ。
1)札幌で気温が30℃を超えた。
2)仙台で雪が降った。
3)東京で雹(ひょう)が降った。
4)福岡で暴風が長い時間ふいた。
2014年6月13日午後。
2014年6月13日午後。
正解は「3)東京で雹(ひょう)が降った。」でした。この日は、都内の各地で、雹が目撃されたんですね。

天気図を読むポイントは、低気圧の中心から外への等圧線のふくらみです。北海道から関東に向かって、ふくらんでますよね。低気圧っぽい部分が、南に勢力を伸ばしていると読むことができます。

この部分は「気圧の谷」と言われ、かくれた前線のような役割をして、天気を崩すことがあるんですね。

札幌で30℃を超えるのも可能性としてないことはないのですが、低気圧の動きが比較的ゆっくりで雨が降りつづくので、ちょっとむずかしいですね。

「低気圧の中心から関東に向かって等圧線が膨らんでおり、潜在的な寒冷前線が通過したため、雹も降ったと考えられる。(ベルヌーイさん)」

パーフェクト!

「関東付近を気圧の谷が通過しているっぽい。(うまぞうさん)」

ナイスな着目ですよ!

「3)東京で雹(ひょう)が降った。1)の札幌で30℃を超えたと迷ったのですが、低気圧の中心が北海道直上にあるので、札幌の天気が晴とは考えにくく、フェーン現象はあっても気温は上がりにくいと思いました。(メロポンさん)」

そうなんです!

「昨夜は仙台の雪で回答しましたが、一晩うつらうつらと考え、いくらなんでも雪は5月から7月にはないだろうと考えました。3)の東京で雹に変更させてください。(かまきりさん)」

解答したあとも熟考していただいて…ありがとうございます!

「雹が降って東京の人が「うひょー」と驚いているのが想像できます。(えけせてさん)」

おみごとな想像力!

「ギリギリ間に合いました。なんだかヒントが出てからでは負けたような気がして(笑)(酔渓さん)」

ヒントが出る前での解答、その気合いにおそれいります!


今週の定石はこちら。
今週の定石
『低気圧から南にふくらむ等圧線がある場合は、「かくれ寒冷前線」をうたがうべし。』
今回、正解した皆さんはこちら。

つつつつさん、かまきりさん、えけせてさん、うまぞうさん、ベルヌーイさん、トムさん、シヤーライン。さん、酔渓さん、おさかなマイスターさん、naraoさん、ニノさま、雄大積雲さん、メロポンさん、ポールさん、ゆりまりさん。

今回は正解率が低かったですが、そんななか正解したみなさん、おめでとうございます!


今週の問題はこちら。

今週の問題

この天気図の日に関西で起こったことはどれでしょう?
気象庁天気図。
気象庁天気図。

ヒント

・まずはノーヒントでいってみましょう。

<答えはこの4つのどれかです>

1)湿度が急に下がり、火災があいついだ
2)湿度が高く、火災報知機の誤作動があいついだ
3)高温で、チョコレートが売れに売れた
4)低温で、カイロが売れに売れた

解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(7/10)に!
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。


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