特集 2017年6月27日
 

でかい紙に応援メッセージを書いて見送られる人は感動する

3人の若者が東京へと旅立ちます。(ちなみにライフハック記事です。)
3人の若者が東京へと旅立ちます。(ちなみにライフハック記事です。)
ドラマなどで田舎に住む若者が東京へ行くことになったときに、田んぼの中で横断幕を持って「東京へ行っても頑張れよ!」とエールを送るシーンがある。あれは感動的だ。

しかし、神奈川県出身で少し電車に乗ればすぐに東京な自分は見送りとは無縁である。一度でいいから体験したい。
1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。

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きちんと神奈川県から上京する

東京でも見送りはできるが設定を大事にしたいので神奈川県と東京都の県境である多摩川でやることにした。
神奈川県側で見送れば、「東京へ行っても頑張れよ!」のロジックが正しくなる。
手前が神奈川県、奥が東京都。電車で5分の上京体験。
手前が神奈川県、奥が東京都。電車で5分の上京体験。
見送られるのには人が必要だ。できれば同年代がいい。そこでトルーさんとmegayaさんを呼んだ。
見送られ日和の晴天。
見送られ日和の晴天。
横断幕を用意しようとしたが、値段が高い。ネタ会議の時に相談したところデカ顔のときに使用していたA1のロール紙を編集部からもらえることになった。
バットにできそうなぐらい長いが、振れないほど重いのでバットには向いてない。
バットにできそうなぐらい長いが、振れないほど重いのでバットには向いてない。
さて、道具と場所は確保できた。あとは、見送られるだけだ。せっかくだから、2人に書いてもらおう。
「じゃあ俺、東京へ行ってくるよ!」「頑張ってください!」
「じゃあ俺、東京へ行ってくるよ!」「頑張ってください!」
どのような文字が書かれるのか。そして、ちゃんと見えるのか。
どのような文字が書かれるのか。そして、ちゃんと見えるのか。

見送り成功なるか、いざ上京

この町ともお別れか。
この町ともお別れか。
14:42の電車で僕は東京へと向かいます。さよなら、神奈川県。
14:42の電車で僕は東京へと向かいます。さよなら、神奈川県。
良いことも悪いこともあったけど、今ではいい思い出だ。
良いことも悪いこともあったけど、今ではいい思い出だ。
次戻って来れるのはいつだろうか。
次戻って来れるのはいつだろうか。
川だ。よく、散歩したっけ。楽器をひいている人をずっと見ていたら「歌うかい?」と声をかけられたり、サッカーボールが強めに当たって心がくじけたこともあったな。
川だ。よく、散歩したっけ。楽器をひいている人をずっと見ていたら「歌うかい?」と声をかけられたり、サッカーボールが強めに当たって心がくじけたこともあったな。
ん? あれは!?
ん? あれは!?
仲間たちだ!仲間たちが見送りに来てくれた!文字はそんなに見えないけど!
仲間たちだ!仲間たちが見送りに来てくれた!文字はそんなに見えないけど!
ありがとう仲間たち、言葉は見えなかったけどありがとう!
ありがとう仲間たち、言葉は見えなかったけどありがとう!
俺、東京へ行っても頑張るよ!!
俺、東京へ行っても頑張るよ!!
めちゃくちゃ良かった。
めちゃくちゃ良かった。
ちゃんと見るため、事前に見送りの段取りをする必要がある。

megaya「書きました! 電車乗ったら教えてください」

江ノ島「42分の電車に乗ります!」

megaya「何両目ですか?」

江ノ島「1番後ろなので8両目です」

ドラマなどで見たことないが、きっと裏ではこういうやりとりをしているのだろう。

感想としては、「江ノ島さん」という文字は確認できたが、他の文字が見えなかった。でも、こんなにも心が興奮するものなのか。受験をしたとき、自分の番号を見つけたときぐらいうれしい。東京でも頑張ろうという気持ちになる。一生の思い出になりそうだ。
どのような文章を書いてもらえたのか確認したところ、ミュージシャン風の見送りだった。明日から会社員をしつつ、メジャーデビューを目指していこうと思う。
どのような文章を書いてもらえたのか確認したところ、ミュージシャン風の見送りだった。明日から会社員をしつつ、メジャーデビューを目指していこうと思う。

他の人にも体験してもらいたい

この感動を他のメンバーにも体験してもらいたい。次はmegayaさんに体験してもらった。
東京へ向かう不安がこぶしの位置で出ているのか低い。
東京へ向かう不安がこぶしの位置で出ているのか低い。
「絶対成功しろよ!」と書いてもらった。撮影に成功するか?
「絶対成功しろよ!」と書いてもらった。撮影に成功するか?
来た!
来た!
megayaさんが撮影してくれた写真。小さいがいる!
megayaさんが撮影してくれた写真。小さいがいる!
仲間を引き連れて帰ってきたmegayaさん。
仲間を引き連れて帰ってきたmegayaさん。
感想を聞いてみた。

「送られる側が探すのにあんなに緊張すると思いませんでした! うれしい気持ちもあるのですが、どこだ? と探すのに必死になりました。ただ見つけた時はうれしさで絶対に笑ってしまいますね。」

ちなみに文字はちゃんとは見えなかったようだ。でも、うれしさを感じてくれてよかった。

コミュニケーション能力の鬼が動いた

最後はトルーさんにもやってもらおう。トルーさんが駅を向かった直後、、同じようにやるのもどうだろうかという話になった時、megayaさんが動いた。
見知らぬ人に声をかける勇気を持つ男、megaya。
見知らぬ人に声をかける勇気を持つ男、megaya。
近くの人へ交渉を行い、一緒に見送ってくれることになった。コミュニケーションの鬼が多摩川にいた。
しかも、その1人がウェブメディアに関わっている方ですぐに名刺を出してアピールをしていた。
しかも、その1人がウェブメディアに関わっている方ですぐに名刺を出してアピールをしていた。
megayaさんはチャンスを見逃さない男でもある。誘った方々の中に某ウェブメディアの営業担当者がいると知ったmegayaさん。自分の名刺を渡して仕事につなげようとしていた。

もし、この方のメディアで書くことになったら今回の撮影のおかげなので、記事を書いた原稿料の50%欲しい。もしくは全額。
その後、ジャンケンに負けて飲み物の買い出しに行くことになる。
その後、ジャンケンに負けて飲み物の買い出しに行くことになる。
そんなこんなで大勢になった。実はこの文章よく見ると、
そんなこんなで大勢になった。実はこの文章よく見ると、
「な」が変。(小さく書いてしまい、むりやり大きく書いた。)
「な」が変。(小さく書いてしまい、むりやり大きく書いた。)
変になってはしまったが、遠くから見ればきっとバレないだろう。人数が多いとどのように見えるだろうか。
発車から見つけるまでこんな感じ。見つかるドキドキしませんか?
トルーさんの目にはこう見えた。
トルーさんの目にはこう見えた。
トルーさんに感想を聞いた。

「窓から、たくさんの人が一生懸命手を振っているのが見えました。指笛みたいな音も聞こえました。僕なんかのために集まってくれたのかと思うと本当に嬉しかったです。こちらからも手を振り返したのですが、見えたのは一瞬で、ちゃんとこたえられたかは分かりませんでした。東京でもがんばろうと思いました。」

素敵な感想をもらえたのに「な」が変になり、とても申し訳ないので「な」の練習しておこうと思う。「な」の千本ノック。

参加してくれた人にも感想を聞いたところ、「電車内からも手を振っているのが見えて、全然知らない人なのに(行っちゃうのか〜)という気持ちになって少し寂しくなった」

「良い体験でした!」と参加してくれた人たちも言ってくれた。良かった。
トルー!東京でも頑張れ!(トルーさんはすでに東京で働いている)
トルー!東京でも頑張れ!(トルーさんはすでに東京で働いている)

蛇足ではありますが

東京に出てきた自分。毎日の仕事で疲れていた。残業、残業、雨、残業の連続疲れていた。友人たちとの楽しい日々を思い出し、泣きそうだ。もう、地元で帰ろうかな。
友だちとファミレスでフライドポテトを食べながら朝まで語り合ったこともあったなー
友だちとファミレスでフライドポテトを食べながら朝まで語り合ったこともあったなー
え、あれは?
え、あれは?
え、応援に来てくれたのか! ありがとう! 明日からも頑張るよ!
え、応援に来てくれたのか! ありがとう! 明日からも頑張るよ!
という茶番もやったので、ご報告させて頂きます。

見送りは派手な方がいい、つまみはあぶったイカでいい

見送られると意外と感動する。それが近場から近場でも「みんなが自分のことを応援してくれている!」と感じるから不思議だ。知り合いが地方に行く方や転勤になる方、やってあげると感動してくれるのでおすすめです。
撮影後、かき氷を食べながら2人に今日の感想を聞いたところ、「なんだか夏の終わりっぽいですね」とすでに夏を満喫した気持ちになっていた。わかる。
撮影後、かき氷を食べながら2人に今日の感想を聞いたところ、「なんだか夏の終わりっぽいですね」とすでに夏を満喫した気持ちになっていた。わかる。
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