特集 2017年7月17日
 

ホームセンター・ジョイフル本田は巨大すぎて2泊3日で行くべき

ネッシーさんのおすすめ・ディスプレイがすごい

さて、店のスケールのでかさについてはもう十分伝わったのではないかと思う。ここからはもうちょっと違う切り口で、一緒に行ったネッシーさん、爲房さんのお気に入りをご紹介していきたい。
まずはネッシーさんのお気に入り。店内のいろんなところに、ディスプレーとして巨大な商品オブジェが設置されている。
洗剤。「触りたくなりますよね?」と同意を求めるそぶりを見せつつ一人で駆け寄っていくネッシーさん
洗剤。「触りたくなりますよね?」と同意を求めるそぶりを見せつつ一人で駆け寄っていくネッシーさん
シャンプーも触る、そしてこの笑み
シャンプーも触る、そしてこの笑み
包丁コーナーにはマグロ
包丁コーナーにはマグロ
ボルトはちゃんと螺旋になっているし、ナットにもちゃんと溝が切ってある!
ボルトはちゃんと螺旋になっているし、ナットにもちゃんと溝が切ってある!
ネッシーさんの一押しの延長コード。コンセント周りの造作!!
ネッシーさんの一押しの延長コード。コンセント周りの造作!!
こんなものも。1回転がすだけで廊下全部カバーできそう
こんなものも。1回転がすだけで廊下全部カバーできそう
電材コーナーの電柱。電柱は作りもので、金具類は実際の商品を使用している
電材コーナーの電柱。電柱は作りもので、金具類は実際の商品を使用している
極めつけがこの靴。汚れ具合から紐の先のほつれまで、そこまでやるかという再現度
極めつけがこの靴。汚れ具合から紐の先のほつれまで、そこまでやるかという再現度
案内してくれた広報担当の方によると、こういうのが吊るしてあると売り場がすぐわかって便利だから、とのこと。それはもっともなのだが、それにしてもこのクオリティまでやる必要があったのか。

これらはすべて資材館スタッフの方の手作り。ホームセンターの店員さんというのはただの販売員ではなく、同時に職人であるというのを見せつけられる。
感動に勢いがついてしまい、ただ文字がでかいだけで感無量のネッシーさん
感動に勢いがついてしまい、ただ文字がでかいだけで感無量のネッシーさん

体験コーナーがすごい

続いて僕が気になったところなのだが、ディスプレーだけでなく体験コーナーが異常に充実している。
トイレットペーパーの肌触りを体験できる
トイレットペーパーの肌触りを体験できる
包丁の試し切り
包丁の試し切り
ケルヒャー(高圧洗浄機)の放水体験!
ケルヒャー(高圧洗浄機)の放水体験!
これらは僕らが取材だから特別扱いしてもらってるわけではない。すべて常設されているのだ。なかでも、圧倒されたのがこちら。
勝手に「シャンプー回廊」と呼んでいる
勝手に「シャンプー回廊」と呼んでいる
通路の両端に彫像のように何かが並んでいて、せっかくなら床にレッドカーペットを敷いてほしいシチュエーションだ。これらの彫像っぽいものは、14台ものシャンプー棚。ここではその中に設置された約70種類のシャンプーが、すべて「試し嗅ぎ」できる。

シャンプーの「試し嗅ぎ」。決して全くなかった発想ではないが、この規模で実現されると圧倒的。あまりのインパクトに、あとで集めた取材写真を見ると3人ともここでほぼ同じ写真を撮影していた。

爲房さんのおすすめ・木材がやばい

参加ライター全員工作好きということで、今回の訪問の目玉はなんといっても資材コーナーだ。責任者の竹内さんに重点的に案内していただいた。
竹内さん。マグ力について説明してくれているところ
竹内さん。マグ力について説明してくれているところ
「マグ力(りょく)」というのは、メジャーの先端の爪が金属に張り付く磁力の強さである。考えたこともなかった概念。

そしてこの竹内さんが熱かった。もともと木材担当だったということもあり、木材について話し出すと止まらないのだ。
ふだんは「木」としか認識していない木材だが、もちろん全部違う
ふだんは「木」としか認識していない木材だが、もちろん全部違う
木材には木の種類、それから等級、目の向き(板目(いため)、柾目(まさめ))、国産・輸入、さらに目が詰まってるかどうかなど、いろんな要素がある。竹内さん一押しの木材はこれ
ウェスタンレッドシーダー
ウェスタンレッドシーダー
丈夫で耐用年数が長いわりに加工もしやすい。端的にいって「最高」である。

ほかにも竹内さんは本当に木材についてしゃべり始めたら止まらず、僕らは短時間のうちにすごい情報量をぎゅうぎゅうに詰め込まれた。

・野外使用のイチ押しはウェスタンレッドシーダー。耐久性抜群。次点でセランカンバツ。耐久性はあるが硬すぎて釘が打ちづらい!
・木材は育った年数で持ちが決まる。20年かけて育った木は20年持つといわれる
・木目の間隔が狭い材はゆっくり育った木であり、つまり丈夫。
・国産材より輸入材のほうが品質がいい場合も。日本は森が斜面(山)なので斜めに生えて上に伸びるため、木が途中で曲がる。大陸は平地に生えて上に伸びるので木がまっすぐ伸びる。
・国産材で断トツで人気はヒノキ。「ヒノキだから」というだけの理由でバンバン売れる。日本人のヒノキ愛!
・天然乾燥と、窯を使った人工乾燥のものがある。もちろん天然乾燥のほうがいい(ひび割れが少ない、色が自然)
・外が割れている木材をあえて選ぶ人もいる。外が割れていないものは中が割れている可能性があるため
・木目の向きは切り方により板目と柾目がある。柾目のほうがいい。
年輪の間隔が詰まっている方がいい
年輪の間隔が詰まっている方がいい
板目と柾目
板目と柾目
手のひらで木材をなでつつ「これめちゃくちゃいいな〜」とほれぼれしたのち、値段を見て「えっこんな安いの!?」と驚く竹内さん。爲房さんいわく、この日いちばん印象的だった瞬間である。

レンガの仕入れ

もう一つ、僕がほほうと思ったのが、レンガ。
右下に注目
右下に注目
上の写真の右下に映っている、ちょっとずんぐりしたレンガ。あれは溶鉱炉に使われていたものだそうだ。「溶鉱炉」。場所を表すあらゆる単語のうち3番目くらいにインパクトがある。ほかにも
真ん中の青いPOPがついているレンガ
真ん中の青いPOPがついているレンガ
写真だと見にくいと思うけど、「ベトナムの街の建材店で発見したおよそ50年前のレンガ」と書いてある。

正直レンガが再利用されるものだとは知らなかったので、売られてるのは全部大量生産品だと思っていた。実ははるばる船に乗って、アジアやらヨーロッパやらからやってきたものもある。
レンガ界には、こういうアンティーク品がごろごろしているらしいのだ。そういうのはバイヤーの方がわざわざ海外に行って探し、買い付けてくるらしい。
イギリスのビンテージレンガだけで、フェアが開催できるほどのバリエーションがある
イギリスのビンテージレンガだけで、フェアが開催できるほどのバリエーションがある

二人のおすすめ・パンがうまい

ここであえてパン屋を紹介するのか、と思われるかもしれないが、これこそがジョイフル本田の底力を感じさせてくれる重要な物件なのだ。

このジョイフル本田 千葉ニュータウン店、広大すぎるため、中にフードコートやいくつかのレストランがある。そのうちのひとつがこの、パン工房クーロンヌ。
この建物はかつてジョイフル本田の事務所として使われていたもので、それをスタッフが自分たちで改装して今の店になったという。
この建物はかつてジョイフル本田の事務所として使われていたもので、それをスタッフが自分たちで改装して今の店になったという。
つまり、「クーロンヌ」の存在自体がDIY精神のショーケースでもあるのだ。
これがか。ホームセンターの底力!という感じがする
これがか。ホームセンターの底力!という感じがする
パンはもちろんおいしくて、ネッシーさんの写真を見たらパンの断面が数十枚、延々続いていた
パンはもちろんおいしくて、ネッシーさんの写真を見たらパンの断面が数十枚、延々続いていた
店員さんによると人気メニューは塩パン。今回のようにホームセンターをガッツリ見たい場合のおすすめは、スタミナ豊富なバーガー系だそうです。
こちらにせり出してくるようなバーガーたち。圧がすごい
こちらにせり出してくるようなバーガーたち。圧がすごい

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