特集 2017年7月13日
 

上空に隠されたメッセージを読む

電柱周辺のメッセージを読む

つねづね読みたいと思っていたのが、電柱に隠されたメッセージだ。
電柱の周り、ごちゃー
電柱の周り、ごちゃー
ここには、実は関係者に向けたメッセージがたくさん含まれている。ただ、高いところにあるから普通の視力ではぜんぜん見えないのだ。

これをズームの力で見てみる。
NEC「N-75 OPT N-C」
NEC「N-75 OPT N-C」
電線にこういう箱がつながっていた。ケーブルテレビ用の光伝送装置というものらしい。つまり、つながってる線は光ケーブルで、テレビ用だ。

街路灯も、本体にラベルが貼ってあった。

岩崎電気「H748」
岩崎電気「H748」
調べてみると、HIDという方式のランプで、希望小売価格は約5万5千円だった。名前さえ分かれば、いろいろと辿ることができる。

もちろん、HID方式とは何かみたいな新たな謎が出てくるんだけど、何かを調べるっていうのはそういうものだ。

そして柱上変圧器。
このイガイガしたやつ
このイガイガしたやつ
電柱の上のこのイガイガにも、ラベルが貼ってあった。
ダイヘンの「都市型耐雷柱上変圧器」だ
ダイヘンの「都市型耐雷柱上変圧器」だ
電柱の上のこのイガイガが「柱上変圧器」であることを知っている人も多いと思う。

しかしそれが株式会社ダイヘンによる都市型耐雷柱上変圧器であり、総重量が約850kgもあることを見抜ける人はそうはいない。いるとしたら業界関係者か、高倍率デジカメを持った素人のどちらかだ。
隣の電柱には高岳製作所「都市型柱上変圧器(巻鉄心形)」があった
隣の電柱には高岳製作所「都市型柱上変圧器(巻鉄心形)」があった
隣の電柱にはまた違うメーカーの変圧器があった。これで少なくとも二つのメーカーを知ったことになる。ダイヘンと高岳製作所。シェアはどっちが多いんだろうか。

10メートル以上の高さにあるこんな小さなラベルが読めると、いろいろ世界が変わる。
J:COM、そしてNTT
J:COM、そしてNTT
回線の所有者もこんなふうにラベルに書いてある。
昭電「SD-BC-2」
昭電「SD-BC-2」
この黒い筒みたいなのは、この中で光ファイバーを接続したり分岐したりするための機器で、クロージャーという。

知ったかぶって書いたが、ぼくは相変わらずズームカメラを手に入れただけの一般人だ。でも、とたんに物知りになったような気がする。

「東京路上博物誌」という本のなかで、博物学者の荒俣宏が街中のあらゆるものについてことごとく解説する博学ぶりを見せていた。ズームできるデジカメがあれば足元くらいには追いつけるんじゃないか。そんな気がする。

<もどる▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓