特集 2017年7月13日
 

上空に隠されたメッセージを読む

ふたたび外へ出る

外で見かけるもので楽しかったのはクレーンだった。見るたびに発見がある。
これの真ん中あたりをズームすると、
これの真ん中あたりをズームすると、
分度器!
分度器!
なんと、これでクレーンの角度が分かるのだ。いまは60度くらいだろうか。

みんなー、これで角度が分かるよー!とみなさんに知らせたいくらいの気持ちだ。
秋葉原で見かけたこのクレーンの足もとにも、
秋葉原で見かけたこのクレーンの足もとにも、
こんな表が!
こんな表が!
重い物を持つときはクレーンを横に倒せないよ、という表だろう。

だとは思うけど、詳しくは分からない。知らない世界を見ている!という気持ちが楽しい。
こっちの工事現場では、
こっちの工事現場では、
「つり荷の下に入るな」
「つり荷の下に入るな」
こっちも、「つり荷の下に入るな!!」
こっちも、「つり荷の下に入るな!!」
ビックリマークが2つもついてた。つり荷の下にはよっぽど入っちゃだめなんだ。もし工事を任される機会があれば注意したい。

ところで、一枚目の下にも小さなメッセージがあったのに気づいただろうか。
ここです。「NSSMC HY 490」。
ここです。「NSSMC HY 490」。
「NSSMC」とは、新日鐵住金という製鉄会社のことだ(Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation)。それのH型鋼という建材がここに使われているのだ。

これはちょっと感動した。ビルが完成してしまえば、このNSSMCの文字は絶対に見られない。今しか見られないし、ズームしない限り見られない。

上空のメッセージは、橋にも書かれている。
秋葉原駅前の鉄橋にズームすると、
秋葉原駅前の鉄橋にズームすると、
「御成街道架道橋」
「御成街道架道橋」
御成街道架道橋なんていう名前だったなんて、ぜんぜん知らなかった。ラジオセンターの上の橋、くらいの認識だった。

日本ペイント株式会社が3回塗ったなんてことも初めて知った。人生が豊かになった気分だ。

橋みたいに公共で使うものは、こんなふうに身なりを明らかにするという決まりがあるのかもしれない。逆にいうと、そうでないものはなかなか詳細が分からなかった。
たとえば、携帯電話の基地局のアンテナ。
たとえば、携帯電話の基地局のアンテナ。
携帯電話会社は主に3社ある。どのアンテナなのか会社名が書いてないかなーと思ったのが、どんなに拡大してもなにも書いてなかった。

あそこにドコモのアンテナがあるぞ、とか分かったら楽しそうと思ったんだけど、ハードルは高かった。

上空には知らない世界がある

もともとは街路灯について知りたかった。ラベルがあって、そこに情報があることは知ってた。でも、高すぎて全然見えなかったのだ。車道用の街路灯だとなおさらだ。

カメラを買って、遠くの小さな文字はちゃんと見えることが分かった。それはよかった。問題は、なにも書いてないときだ。途端に全然わからない。

文字が見えても見えなくても、そこにあるのは結局知らない世界だ。地道に見ていくしかないなーと思った。

<もどる▽デイリーポータルZトップへ  

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓