特集
2017年7月14日
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![]() いざというときは、ハシゴを降ろす。
![]() ![]() 店舗入口で上を見上げると、たいていハシゴがある。
![]() ![]() 今回は叶わなかったが、いつかこの非常階段を実際上り下りしてやるぞ、と胸に誓った。
![]() ![]() ただ、実際使ったらこわいんだろうなー、とも。よく見るとけっこうみんなぼろぼろだし。
![]() ![]() これとか「もしかしたらハシゴ引っ張って登れるんじゃないか?」と思って試したくなったがぐっとこらえた。実際やったら非常ベルが鳴ったりするんだろうか。
![]() ![]() 店舗の場合、装飾テントとハシゴの関係は見所の一つ。ぎりぎり使える、って感じがいい。
![]() ![]() 20個に1つぐらいは、こういうハシゴでなく、階段が降りてくるタイプ。これ体験したい。じわーっと降りるんだろうなー。カウンターウェイトがいい。
![]() ![]() こちらも「じわーっと」タイプ。
![]() そういえば大人気だったTVドラマ『フレンズ』で、屋上で遊んでたら閉め出されて、非常階段を伝って下まで降りなきゃならない羽目になったが、最後のこのハシゴ部分を使うことができず、飛び降りるかどうするかで一悶着、というシーンがあった。
あれ、なんでハシゴ使えなかったのだろう。ほんとうの非常時じゃないとハシゴは下ろせないようになっているのだろうか。 でも映画『プリティ・ウーマン』のラストシーンで、リチャード・ギアは下から傘の柄をひっかけてハシゴ下ろしてたぞ。あれって考えてみたら物騒だな。 いま思ったが『プリティ・ウーマン』の最後が非常階段でのキス、というのはすごくアメリカ的だ。あれはおそらく『ウェストサイド・ストーリー』へのオマージュだろう。かの名作は『非常階段ミュージカル』といっていい。トニーとマリアが気持ちを確かめ合い "Tonight" を歌うのは非常階段でだ。映画もミュージカルも、ポスターなどには必ず非常階段のシルエットが描かれている。 『ウェストサイド・ストーリー』の元ネタは『ロミオとジュリエット』なわけだが、こちらでの同場面の舞台はバルコニーだ。それを非常階段に置き換えたことであのストーリーはアメリカのものになった。 そしてこの作品によってアメリカにおいては「非常階段=ロマンチック」というイメージができあがったのではないかと思う。日本のアニメでいうなら「幼なじみが屋根づたいに窓からやってくる」っていうあれだ。ちょっとちがうか。 実際、非常階段伝ってこっそりあいびきした、というアメリカ人いるんじゃないだろうか。 ![]()
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