特集 2017年8月10日
 

10年前と同じ場所で写真を撮る

大手町は変わりすぎである

10年前の大手町
10年前の大手町
現在の大手町
現在の大手町
大手町の東京サンケイビル前に、赤い巨大なマカロニのようなオブジェがある。当サイトライターの大北さんによるタイムリーな記事があるのでそちらを見るのがいい。

マカロニはまったく変わらないが、後ろのビルはごっそり変わっている。もともと「JAビル」(1965年)だったものが「大手町フィナンシャルシティサウスタワー」(2012年)になったらしい。

ちょっと「ちいさいおうち」感がある。おうちはずっとは変わらないのに、周りの街だけが変わっていくのだ。「おおきいマカロニ」という絵本にしてもいい。

ここに限らず、大手町は近年変わりすぎである。たとえば、その名も「大手町」という交差点の風景。
10年前の大手町
10年前の大手町
現在の大手町
現在の大手町
まったくもって資料としか言いようがない単なる交差点の写真を10年前に撮っていたことについては、なんとなく自分を褒めてあげたい。

信号は同じとして、奥に見えるビルが総とっかえなのだ。こんな具合。
建て変わったビル
建て変わったビル
大手町については、高度経済成長期のビルが老朽化して建て替えているという事情もある。ただ、大手町タワーの前にもともとあった「大手町フィナンシャルセンター」の竣工は1992年。最近なのだ。高さ100メートルを超える超高層ビルが、わずか19年で命を終えることになった。

夏目漱石「三四郎」は明治時代の小説だが、上京した三四郎が見た東京の景色はこんなだった。

「三四郎が東京で驚いたものはたくさんある。(略)どこをどう歩いても、材木がほうり出してある、石が積んである(略)。すべての物が破壊されつつあるようにみえる。そうしてすべての物がまた同時に建設されつつあるようにみえる。たいへんな動き方である。」

いまの東京も変わらない。

なんでもない写真、まだ大量にある

8年前に子どもが生まれたので、当然こどもや家族の写真も撮っている。

ただ、単なる道路にしか見えないような写真も大量に撮っているので、家族の写真が埋もれがちだ。そこは困っている。

うまく整理して、どちらも捨てないでおきたいと思う。

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