特集 2017年8月12日
 

40年前の父と同じ写真を撮りたい(デジタルリマスター版)

誤算その1:黒ポチ

ガッカリだ。
景色にではなく、自分にガッカリだ。

頂上の景色を見てもらう前に、これを見てほしい。
撮影しようとすると黒いポチが出る。
撮影しようとすると黒いポチが出る。
実は私のカメラはけっこう前から、「全体が明るいところを撮ろうとすると黒い点(レンズの内側にある埃?)が出る」という欠点があった。

今日も出てしまった。天気が良いと出るんだこれが。
景色台無し
景色台無し
いい加減買い換えようとは思っていた。しかし買うタイミングが無かったのとたまにしか現れないからいいやとずっと使っていたのだが・・・こんな大事な写真に黒ポチが・・・自分のバカ。
しかも今までに出たことなかった左の影まで
しかも今までに出たことなかった左の影まで

父の声がする

父が私に「カメラ、もう買い換え時だね」と言っているのだな、そう思った。近々買い換えます。
友人が撮ってくれた写真。いつも友人に助けてもらってばかりです、父さん。
友人が撮ってくれた写真。いつも友人に助けてもらってばかりです、父さん。
黒ポチはショックだったが、綺麗な写真は友人のカメラに収めてもらうことにして、私は父も見ただろう風景を堪能した。

そこからの景色は、何の山だかは分からないが尾根が続き、終わりかけの紅葉と共に層を成していてとても美しかった。それまでの疲労が一気に消える。
父の見た風景を目に焼き付けながらご飯を食べる。
父の見た風景を目に焼き付けながらご飯を食べる。
いや、ご飯を食べてる場合じゃなかった。

企画のメイン「父と同じ写真を撮る」をせねばいけない。頂上の証である案内板に近づいてみる。
・・・あれ?「棒ノ嶺」?
・・・あれ?「棒ノ嶺」?

誤算その2:板が変わってる

写真と同じ「棒乃折山」の案内板はどこにも見当たらなかった。

どうやらこの40年のうちに変わってしまったようだ。えー。
ちなみにこの「棒ノ嶺」は埼玉側からの呼称であり、かつて書かれていた「棒乃折山」は東京側からの呼び方のようだ。

そして、案内板は背が高くなっていた。

誤算その3:板が高くなってる

これじゃ同じ写真が撮れない。
これじゃ同じ写真が撮れない。
という訳で、登ってきた側を向いている写真になってしまうが高さを考慮しこっちの案内板で写真を撮る事にした。
既に帽子が乗っていた。父がかけたかな
既に帽子が乗っていた。父がかけたかな

旗作り

旗をまだ作ってなかったので作りたいと思います。
よく見ると風で翻っている
よく見ると風で翻っている
この旗、最初は何が書かれているのかまるきり分からなかった。

だがしばし経ってから、大学生時代にフォークダンスのサークルに入っていたと言っていたのを思い出した。聞いた時、フォークダンスて!と思ったのを思い出したのだ。
そうだそうだ
そうだそうだ
上部分はよく分からないので日付を入れた
上部分はよく分からないので日付を入れた
真ん中にShall we dance?と書いたのは友人の助言で、意味はない。途中から筆記体になったのも友人の助言で、意味はない。
翻った時にも文字が読める様に裏から文字をなぞる
翻った時にも文字が読める様に裏から文字をなぞる
関係ないけど後ろの木に登っていたオールドボーイ。危ないよ!
関係ないけど後ろの木に登っていたオールドボーイ。危ないよ!
突っ張り棒に布を紐でくくりつけ、準備はできた。
それではいざ、父と同じ写真を撮ります!

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