特集 2017年8月14日
 

大きな帽子をさがして(デジタルリマスター版)

僕らがかぶると帽子にシワがない

最後に原宿の帽子専門店に寄る。人気の店だけあって混雑している。

X-LARGE というブランドのキャップを見て横山さんが怒っている。
「なにが X-LARGE だ。どうせはいらねえんだ」
確かに入らない。当然僕も入らない。
(X-LARGE はブランド名でサイズのことではない。でも横山さんはそれが気に入らなかった様子)
X-LARGEといっても僕には小さすぎます
X-LARGEといっても僕には小さすぎます
ここまでくるとハットはあきらめてニットキャップを中心にチャレンジしている。
気づいたのは、僕らがかぶるとキャップにしわができないのだ。
いっぱいいっぱい感、詰まってる感じになる。
「ざくっとラフにかぶった感じがしないんだよね」
互いに力なく笑う。
競泳用のキャップではありません
競泳用のキャップではありません
靴下をかぶろうとしているのではありません
靴下をかぶろうとしているのではありません

まだ見ぬ同士よ!

横山さんが店員に聞いていた。
「大きな帽子を買いに来る人とかいませんか?」
昔は注文を受けて特注で作っていて、いままでに3人ぐらい来たとのこと。
「来たんだ!林くん、仲間がいたんだよ!」
各地に散ったでかい頭の同士がここに来たんだ。そう思うと僕もうれしくなった。
里見八犬伝みたいだ。
盛り上がる僕らを見て、店員は本気でひいていた(ほんとに)。

好みじゃなくてかぶれるやつを買った

いろんな帽子を見て、なんだかかわらなくなってかぶれればいいという基準で帽子を買ってしまった。

イノシシ柄のニットキャップ。あとから見るとちょっとどうかしている。
「おれ、いのしし年だし」という理由で買った。だからといって帽子の柄である必要はまったくない。
「おれ、いのしし年だし」という理由で買った。だからといって帽子の柄である必要はまったくない。

結局、帽子はみつからなかったのだ。僕の頭が大きすぎるのか、流行の帽子のサイズ展開が少ないのかわからない。ここに大きな帽子があります!と書くことができればと思ったが、着るものが選べない切なさを伝えるだけになってしまった。

SMAP の「世界にひとつだけの花」を聴いていて思った。これは頭の歌だ。

> ♪せかいーでひとつーだけーのあたーま
> だけど僕ら人間はーすぐにくらべたがーるー

つまり、サイズを比べちゃいかん、と。ひとりひとりがオンリーワン、だと。
とはいいつつも大きい帽子をこれからも探したいと思います。
次回はでかい頭ポータルで会いましょう!

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