特集 2017年9月10日
 

美味しいラー油を作ろう(デジタルリマスター版)

辛いコレクション。ラー油、一味、香り七味、黒七味、山椒、コーレーグース。
辛いコレクション。ラー油、一味、香り七味、黒七味、山椒、コーレーグース。
僕は辛い物が好きだ。大好きだ!七味唐辛子、ラー油、山椒、コーレーグース、タバスコなどなどを愛している。

テーブルの上に辛い調味料だけを集めて置いてあるくらいだ。なかでも、李錦記の香港点心辣油(ほんこんてんしんらーゆ)がお気に入りだ。
(※現在では「具入り辣油」に改名との事)

しかし、気が付いたらそのラー油のビンが空になっていた。あらやだ、と思ってスーパーに買いに行ったら、商品棚から消えていた。カットになったらしいのだ。あわわわ。なんてこったい。

こういう事情で、李錦記の香港点心辣油の味を思い出しながらラー油を自作してみようというのが今回の趣旨です。

2007年2月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載したものです。
あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。 1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。

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人気記事:「 揚げ物に油をかけると、すっげーウマい」

> 個人サイト keiziweb DIY GPS 速攻乗換案内

実は以前、ラー油を作ってた時期がある

実は、5年ほど前はラー油を自分で作っていた。その頃も香港点心辣油の味を真似ていた。かなり良いセンいってたと思う。

でも、作り方をすっかり忘れてしまった。

なので、言ってみれば今回は、過去に作ったラー油の再発明(発明ってのも大げさだけど)という事になる。5年前に通った道を再度通ろうと、そういう事だ。作り方は思い出せるだろうか?
 すっからかんですよ。ああ、どこで売ってるんだ。
すっからかんですよ。ああ、どこで売ってるんだ。

これがもう、驚くほどサッパリ忘れてしまった

5年─────か。

5年前、色々な事があってラー油作りどころでは無くなってしまった。色々な"忘れたい過去"と共にラー油の作り方もすっかり忘れてしまった。

おまけに最近は記憶がドンドンあやしくなっている。おとといの夜食べた物も思い出せない記憶力。いや、正直に言うが、その日のお昼に食べた物も思い出せない事がある。本気でなにかの病気じゃないかと心配になる。きっと僕の頭の中にも消しゴムがあるんだろう。

だから5年前の記憶なんてほとんど無い。驚くほどに。
うーん、どうやって作るんだっけな。
うーん、どうやって作るんだっけな。
っていうか、材料はなんだっけな?
っていうか、材料はなんだっけな?
あー、全然思い出せない。どうしよう。死ぬか。
あー、全然思い出せない。どうしよう。死ぬか。
 本気で困ってしまった。材料も覚えてない。何を使ったんだっけなぁ。

・・・。

・・・・・。

・・・・・・・。

 ・・・・しばらくうなだれていたらピーンと来た。そうだ、そういえば材料は李錦記のラー油のラベルに書いてあったんだ。それを見て、同じような感じで作ったんだ。そうだそうだ、そうだった。

材料が判ったので、なんとなく作り始めます。きっと作ってれば思い出すよ、うん。

材料は以下の通り

材料はラー油のラベルに書かれていた。分量や作り方は判らないが、材料はこれでOKだ。

大豆油、にんにく、唐辛子、塩蔵唐辛子、醤油、食塩、ごま油、砂糖、調味料(多い順)

これを全て忠実になぞる必要はない。要は、自分が食べたいラー油を作れば良いのだ。今回は以下の通りの材料で作る事にした。
 僕にとっての、神々の足跡。これで材料はバッチリだ。
僕にとっての、神々の足跡。これで材料はバッチリだ。
ごま油・・・・・60g(もっと少なくてもOK)
太白ごま油・・・30g(サラダ油でも可)
一味唐辛子・・・14g(好きなだけ入れたらいいさ)
輪切り唐辛子・・5g(お好みで増量)
ニンニク・・・・5かけ(個人的には多めが好き)
ネギ・・・・・・少々(入れなくてもいい)
砂糖、塩・・・・少々(塩はちょっと多め)
しょうゆ・・・・大さじ5杯〜7杯(醤油、重要)
ちゃんと計量した風だが、実はかなり適当に作った。作った後で写真を見ながら量を調べたのだ。毎度適当でごめんなさい。
 一味唐辛子は一袋まるごと使ってみた。
一味唐辛子は一袋まるごと使ってみた。

では作りましょう

材料を揃えてニンニクを刻んだり分量を量ったりしていたら、ラー油の作り方を思い出すと同時に、ラー油を作っていた当時の記憶が蘇ってきた。

当時結婚していた僕は圧政に苦しむ民よろしく、月1万円(昼食代込みなので実質4000円)でやりくりしていたのだ。今時、中学生だってもっともらってる。なんだか腹が立ってきた。ニンニクを刻む包丁にも力がこもる。

うぉりゃー!!ダダダダダダ!

作り方をうっすら思い出してきた。うん、イヤな事は忘れて頑張って作ろう。
ニンニクはみじん切りです。手も包丁もハートチップルみたいな匂い。美味そう。
ニンニクはみじん切りです。手も包丁もハートチップルみたいな匂い。美味そう。
ニンニクを刻んだら、ごま油は10gほど残して鍋にいれる。そこに太白ごま油(サラダ油でも可)を30g入れる。一味唐辛子、輪切り唐辛子、ニンニク、ネギの小口切りも鍋に入れる。

 塩、しょうゆ、砂糖は出来上がってから入れるのでまだ入れない。最初にしょうゆと砂糖を入れると多分エライ事になる(爆発するかも)。
火にかける前に材料を油に投入します。
火にかける前に材料を油に投入します。

熱しながらかき回すだけです

材料を鍋に入れたら、最初は中火で加熱する。加熱中はずっと、ゆっくりで良いので菜箸でかき混ぜる。

 ボコボコと煮立ってきたら火を出来るだけ弱める。この時、鍋からは離れない様に注意していただきたい。火事になっちゃったら困るから。
混ぜるべきなのかは判らないけど、材料が焦げると不味くなるので混ぜた方が良いような気がする。
混ぜるべきなのかは判らないけど、材料が焦げると不味くなるので混ぜた方が良いような気がする。
淡々とかき回していたら、ラー油をなめたわけでもないのに頭皮から汗が出てきた。すごい、カプサイシンの効果だろうか。ラー油から出る湯気にカプサイシンが含まれていたとでもいうのだろうか。

弱火でコトコト7分。菜箸でかき回す手も疲れてきたら火を止め、濡らしたふきんなどを鍋の底に敷いて粗熱を取る。まだしばらく油が熱いので火傷に注意。
もうほとんど完成。赤くて美味そう。
もうほとんど完成。赤くて美味そう。

自家製ラー油、完成です

鍋のラー油が冷めたら、まだ入れてない材料を全て入れて完成となる。砂糖、塩、醤油、残りのごま油。

混ぜて混ぜて出来上がりだ。ビンに移して3日ほど熟成させると更に美味い。
冷めてからじゃないと危ないし美味しくできないので、くれぐれもラー油が冷めてからです。
冷めてからじゃないと危ないし美味しくできないので、くれぐれもラー油が冷めてからです。
うわぁ、辛そう!辛そう!
うわぁ、辛そう!辛そう!
空っぽになってたラー油のビン2個が満タン。幸せ。
空っぽになってたラー油のビン2個が満タン。幸せ。

では、食べます

このラー油はニンニクやネギの香りが強いので、餃子以外の料理にもよく合うのが特徴だ。勿論餃子のタレに使っても美味しい。ごま油を多く使ったので香ばしくて良い味だ。
餃子も皮から作ってみたよ。食べかけの汚い画像で申し訳ない。
餃子も皮から作ってみたよ。食べかけの汚い画像で申し訳ない。
カップラーメンに入れると、一段階上のランクに味を引き上げられる。カップ麺の味に飽きている人にとっては良い薬味になるだろう。ネギの香りがココで生きる
たっぷり入れたら、味噌味のカップ麺が担々麺っぽくなりました。
たっぷり入れたら、味噌味のカップ麺が担々麺っぽくなりました。
パスタ料理に掛けても美味しい。ニンニクとトマトソースはやはり相性がいい。唐辛子とニンニクの具材部分を多く掛けるとより一層美味い。他にも、ご飯やうどん、ピザ、焼きそば、磯辺焼きに掛けても美味い。美味いラー油は、どんな炭水化物にも合うのだ。
パスタとの相性も抜群。これでイタリアン好きのあの子のハートもいただきまー!!
パスタとの相性も抜群。これでイタリアン好きのあの子のハートもいただきまー!!
う、美味い!辛い!でも美味い!!もう一杯!!ラー油をドンドン掛けて餃子、カップ麺、パスタをモリモリ食べた。汗がダラダラ流れてくる。うう、辛い!でも美味い!

あんまり辛くて目の前が白くなってきた。記憶も曖昧だ。うへへへへ、軽いトリップ。おかげで写真を見るまでなにを食べたか忘れていた。僕の健忘症はラー油が原因だったのかも知れない。

ラー油を作るのは簡単です

香港点心辣油とは違った味になったのですが、これはこれで十分美味しいし、僕は好きな味になりました。たっぷり具材が入っているし、ごま油が多くて香ばしい。

レシピは本当に適当なので、もし作ってみたいと思った方は適当に変えて作ると良いと思います。

ごま油を減らしてサラダ油を増やしても良いと思うし、ニンニクを増やしても良いと思うし、唐辛子をもっとダバダバ入れても良いと思うし、八角や松の実を入れても美味しいと思います。

色々工夫しているうちにラー油を離れて独自の辛味調味料になるかもしれません。そうやって、自分オリジナルの辛い調味料を開発するのも面白いんじゃないかと思います。

きっとナナリーも喜ぶよ。
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