特集 2017年9月13日
 

久米島のハブはかっこいい

ハブは薮へ消えた

保久村さんの家を辞し、教わったハブ道などを探しまわる。ちょっと歩くと汗がサウナのように流れ落ちる。湿度が上がってきたのと、やはり保久村さんの教えてくれたポイントが環境的にハブライフにベストマッチなのだろう。
カメラもくもる。
カメラもくもる。
バナナの花にいたキマエコノハ。嘘みたいな黄色。
バナナの花にいたキマエコノハ。嘘みたいな黄色。
リュウキュウヤマガメ。沖縄本島、渡嘉敷島、久米島のみに生息する天然記念物 
リュウキュウヤマガメ。沖縄本島、渡嘉敷島、久米島のみに生息する天然記念物 
しばらく歩いていると、少し先の道路脇の茂みから、明らかにアカマタとは違う雰囲気をたたえた蛇が顔を出していた。矢印のような三角頭を少しもたげて往来を凝視している。
「ハブだ!」
カーキ色のシャープな体を2つに分けるように中心に走る鎖型の斑紋、どこに出しても恥ずかしくない久米島型のハブである。

寝る間も惜しんで久米島を徘徊して4日目、やっと会えた、うれしいたのしいライプチヒ、じゃなかった大好き。

きっと相手(ハブ)も同じマインドに違いない。悪役になりがちじゃんハブって。そんなのにわざわざ会いに来てくれるんだよ、東京から。うれしくないわけないよね。

満面の笑みで駆け寄り、ハウドゥーユドゥーとハグを交わす、頭の中では完璧に友好的なシーンが描かれていた。ハブも動き出した。
逃げた!
逃げた!
まじかよ!しまった!
浮かれすぎたおっさんをあざ笑うかのように素早く身を翻し、ハブは薮の中へ消えていった。
かろうじて撮った1枚を拡大。見事にぶれている。幸せなら解像度で示そうよ。
かろうじて撮った1枚を拡大。見事にぶれている。幸せなら解像度で示そうよ。
後悔が寄せては返し、大きな結晶となって胃の底に沈殿した。ハブが逃げちゃうという危惧が、なぜかすっぽり頭から抜け落ちていた。結局、ハブを見たのはこの時だけだった。
悔しくて真夜中に見つけたスッポンとたわむれる。
悔しくて真夜中に見つけたスッポンとたわむれる。

まとめ

ハブを見つける事はできたが、ほらネッシーが首を出したところですよみたいな微妙な写真しか撮れなかった。ハブへの愛は一方通行なんだという当たり前の教訓を抱きしめて、次のスポットを目指そう。
想定外のハブビジネスが立ち上がっていた
想定外のハブビジネスが立ち上がっていた

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