特集 2017年9月18日
 

一番安い寝台車のシート、ノビノビ座席で寝てきた

寝台車なのにフェリー二等席みたいなノビノビ座席に乗ってきました。
寝台車なのにフェリー二等席みたいなノビノビ座席に乗ってきました。
鳥取へと行く用事があり、東京からの行き方を調べたところ、寝台車という選択肢があることがわかった。私は鉄道ファンの成分がほぼゼロなのだが、一度は乗ってみたい乗り物である。

中でも一番安い席は、絨毯の上に寝転がるノビノビ座席。自宅から快適グッズを持ち込んで、11時間に及ぶ移動時間を楽しんできた。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。

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22時、東京駅の東海道線ホームから出発

今回乗るのは、東京から西方面へと旅立つ唯一の寝台車、サンライズ瀬戸・出雲。高松へ行くサンライズ瀬戸と、出雲市を目指すサンライズ出雲が連結して走り、じゃあここでと岡山で別れるルートに藤子不二雄のような物語性を感じる。

22時に東海道線のホームから在来線に混ざって出発し、翌朝9時3分に目的地である鳥取県の米子駅へと到着する。

11時間に及ぶ長旅に舞い上がり、1時間以上前に東京駅について、車内で食べるご飯やお酒などを必要以上に買いこんでしまった。
新幹線と違って、在来線のホームから特別な電車が出発するのが不思議な感じ。
新幹線と違って、在来線のホームから特別な電車が出発するのが不思議な感じ。
サンライズはとても人気の寝台車ということで、発売のはじまる乗車一か月前の午前10時ピッタリに緑の窓口で購入した。

座席はノビノビ座席という格安シートで、料金は乗車券(11,660円)+特急(3,240円)+指定席(繁忙期720円)の合計15,620円也。この指定席部分が、ベッドのある寝台席だと6,480〜13,730円と跳ねあがるのだ。

人生で一度くらいは寝台車に乗ってみたいという好奇心と、飛行機よりも安くて深夜バスよりは快適が望ましいという、様々な要素を考慮した結果のマイベストチョイスである。
生まれて初めての寝台車に、鉄道に詳しくなくても盛り上がる。
生まれて初めての寝台車に、鉄道に詳しくなくても盛り上がる。
瀬戸と出雲の連結部分。こういう写真を撮るくらいには浮かれていた。
瀬戸と出雲の連結部分。こういう写真を撮るくらいには浮かれていた。
出発前に窓から車内をチェック。これはシングルツインというやつだろうか。
出発前に窓から車内をチェック。これはシングルツインというやつだろうか。
寝台席の様子は、ライターの乙幡さんが当サイトで「寝台列車個室にマイ食堂車を作る試み」、「寝台列車個室にマイ寿司屋を作る試み」など試みているので、そちらをご覧ください。

これが寝台車ののびのび座席だ

初めての乗り物に対するワクワクと、安すぎる宿に泊まるドキドキが混ざったような気持ちで、指定席と書かれた12号車に乗りこむ。

ノビノビ座席というだけあって、「寝台」じゃなくて「席」なのだと、今更ながらビビる。

到着したその日に現役の素潜り漁師さんからシュノーケルを教わるというハードスケジュールなので、車中はしっかりと寝ておきたいのだが、どれくらいノビノビできるものなのだろうか。
私の場所は、「Berth(寝台)」ではなく「Seat(席)」。
私の場所は、「Berth(寝台)」ではなく「Seat(席)」。
食べものは売られていないけれど、飲み物の自販機はあった。
食べものは売られていないけれど、飲み物の自販機はあった。
ノビノビ座席のシートは、通路と直角に一畳分のスペースが仕切られており、一晩寝るだけなら十分な広さがあった。

ベッドではなく絨毯だが、シーツに入った毛布と枕カバー(枕はないけど)も用意されている。頭側には仕切りもあるため、隣の人と目が合うという心配もなさそうだ。
8月なので子供連れの家族が多かった。上下二段に分かれており、なんだか山小屋や合宿所みたいな感じ。
8月なので子供連れの家族が多かった。上下二段に分かれており、なんだか山小屋や合宿所みたいな感じ。
2階の様子。清潔感のある車内。仕切り部分にカーテンレールはあるけどカーテンはない。
2階の様子。清潔感のある車内。仕切り部分にカーテンレールはあるけどカーテンはない。
上がうるさいよりも下にうるさいと思われる方が嫌なので1階の席にした
上がうるさいよりも下にうるさいと思われる方が嫌なので1階の席にした
出発前に駅員さんが切符のチェック。
出発前に駅員さんが切符のチェック。
窓側にはドリンクホルダー付きの小さなテーブルがあり、飲み物を倒す心配はない。ライトは室内灯と読書灯が個別にある親切設計。

さすがに電源はないけれど、どうせなら2泊ぐらいしたくなる居心地の良さだ。
不安なく寝酒を堪能できるドリンクホルダー付きのテーブルが嬉しい。
不安なく寝酒を堪能できるドリンクホルダー付きのテーブルが嬉しい。

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