特集 2017年10月10日
 

いきなり!シンギュラリティ

スマホが普及してSiriなど人工知能が身近な存在になった今、武さんはじめ研究者たちの予想するシンギュラリティの到来もありえない話ではないような気がしてきた。それではシンギュラリティが起きると具体的に何がどうなるのだろうか。

最初におとずれるのは人とコンピュータとの融合

武「優れた人工知能が発明されると、その人工知能がさらに人工知能を作り、その人工知能がさらに人工知能を作る連鎖が起こります。つまり神のような人工知能(AI)が出現する」

安藤「人の手を介さずに増殖していくわけですね」

そういえば最近、人工知能同士が人間には理解できない言語を作り出して会話しはじめた、というニュースを読んだ。言語翻訳のAIが効率化のために独自の言語を作り出している、なんて話もある。

武「そうなってくると人間の脳ではもう追いつかなくなるので、脳自体にコンピュータを取り付けて人間の能力を強化させていく、ということになります。人間とコンピュータとの融合、これがシンギュラリティ後の世界の第一段階と考えられます。」

江ノ島・安藤「第一段階ですでにそれですか」
展開が速すぎてすでに頭にコンピュータをつなぎたくなる。
展開が速すぎてすでに頭にコンピュータをつなぎたくなる。

シンギュラリティが起きると人は死ななくなる

脳にコンピュータが接続されると記憶もメモリに保存できることになる。そうなると人の死はもはや死ではなくなるんじゃないか。

武「その通りです。シンギュラリティ後にはいわば人は死ななくなります。脳の記憶が電子化され、記憶は永久に存在できることになる。肉体もコンピュータと融合していきますから、眠らなくても食べなくてもよくなるかもしれません。そうなってくると「人の定義」さえもあやふやになってきます。」
食べなくてもよくなるのか…。
食べなくてもよくなるのか…。
武「食べなくても『肉を食べた、うまい』というイメージを与えればいいですからね。実際にあと数年でARとかVR(いま専用のゴーグルをつけてゾンビゲームとかやっているやつです)が肉眼と変わりのないクオリティになる言われています。そうなるとそれはもう実体験と区別がつかない。」

人工知能とかバーチャルリアリティを考える上でよく持ち出される話題で、「好きな人生を生きられるマシーン」というものがある。つながれている間は他人の人生を生きることができる機械があったとして、その中で一生豊かな人生を送るのが幸せなのか、機械から降りてつらい現実を生きるのが幸せなのか。
ステーキが冷めないうちに全容が聞けるのだろうか。
ステーキが冷めないうちに全容が聞けるのだろうか。
安藤「もしかしたらすでに何年も前に実際のシンギュラリティは起きていて、僕たちが現実だと思って生きている今が仮想空間だっていう可能性はないですか。僕たちは好きな人生を生きられるマシーンの中で、ステーキを食べている感覚を味わっているだけという可能性は。」

武「それを言う研究者もいますね。たとえそうであったとしても外の世界を知ることはできないので、否定する証拠がないです。」
ぎゃー。
ぎゃー。
シンギュラリティ後の世界、次の段階はさらに予想を越えてきます。

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