特集 2017年10月10日
 

いきなり!シンギュラリティ

これまでのまとめ

ある時をさかいに急激にテクノロジーが発展するシンギュラリティを迎えると、人はコンピュータと融合して小型化、最終的には霧状になってしまう。それらが集合して人の形を成したらそれは人なのか、そもそもどこからどこまでが人なのか、あいまいになると考えられる。

最終的には宇宙とリンクする

シンギュラリティは未来を予想することなので、悲観的にもなれれば楽しみにすることもできる。しかしこれまで話を聞いた第二段階までは、遠くない未来として予想されているのだという。それを聞くとちょっと焦る。

それではその先はどうなるのか。知りたくないけど知りたいではないか。

武「ここから先はわたしの持論も入ってくるんですが、最終的にはコンピュータと融合されて小型化された霧状の『人』は宇宙とリンクすることになるんじゃないかと思っています。」

武「人も地球も言ってしまえば元素の集合体ですから。コンピュータが人とつながることができるのなら、同じ理屈で地球とつながることもできるはずです。地球と一体化したわれわれは、さらには惑星間、銀河間をリンクして、宇宙空間を自在に移動できるようになるのではないかと考えています。」

「おれが霧になって宇宙に…」
「おれたちが霧になって宇宙に…」
理屈はわからんでもないが、そこには物理的距離は存在しないのか。惑星間なんて光の速さでも何万年もかかる場所なのに、データだけとはいえリンクしただけで行き来できるようになるとは思えないのだが。

武「距離は速度と時間の関数ですよね。時間という概念は人間が定義したものですから。」

なるほど。そういえば映画「インターステラー」では宇宙に行ったはずのお父さんが次元と距離を越えて自宅の本棚に宿った。あれと同じか。
武「いやですか」 江ノ島「いや…、じゃないですけど…。」
武「いやですか」 江ノ島「いや…、じゃないですけど…。」
安藤「これからの100年くらいで技術はどこまで進むんでしょう」

武「研究者はこれからの100年はこれまでの人類が歩んできた2万年分くらいの進歩を遂げるだろうと予想しています。すくなくともこの100年で、シンギュラリティが起きて、第二段階くらいまでは進むでしょうね」

第二段階ということは、100年もしないうちにわれわれは霧状になるということか。ショックでかい。

田舎のおばあちゃんが好きな姿になれる

安藤「シンギュラリティは全人類に平等に起きるんでしょうか」

武「はじめのうちはやはり情報の格差は一時的に広がるでしょうね。たとえば現代で考えると、スマホを持っている人と持っていない人とでは情報に差があると思いますが、これがあと数年でさらにひらくことになります」

安藤「スマホを持っていない人、たとえば田舎のおばあちゃんはシンギュラリティの後にはどうなるんですか」

武「シンギュラリティが起きればおばあちゃんは不老不死となり、コンピュータと融合することで好きな姿になれます。液晶モニターで表示したみたいに、その姿を希望通りに変えることができるようになります。これはおそらくあと数十年でやってくると考えられています。」

安藤「お、おばあちゃん。」

外に出たら世界が変わって見えた

聞いた話を全部は書ききれなかったが、本当に面白かった。いまある技術を前提に考えるだけで、シンギュラリティ後の世界が予想できるのだ。人間のこれまでのあくなき進歩から考えると、この流れは止まらないだろう。霧状になったらむかない安藤はなんでも食べられるようになるはずだ。怖がるよりも、その時を楽しみにしたいと思う。
お店を出た瞬間、これまでと世界が変わって見えました。誇張ではなく本当に。
お店を出た瞬間、これまでと世界が変わって見えました。誇張ではなく本当に。

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