日曜たのしさ一万尺 2017年11月26日
 

手放せない渡せない! 渡しそびれ海外土産

海外で買った土産の持て余しを見せてもらいました
海外で買った土産の持て余しを見せてもらいました
ちょっと前に「海外で買ってきたけど誰にも渡しそびれ、行き場を失った土産を見せ合う会」について記事を書いた。(記事はこちら
そのときは当サイトのライター同士で見せ合ったのだが、読者の方たちの自宅にも眠り続ける土産があることだろう。

「その持て余しを、みなさん見せびらかしてみませんか……」と呼びかけたところ、多くの投稿を頂いた。まず今回は「なぜ余ったか」のエピソード付きのものをパターン別に紹介しよう。
島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。

前の記事:「海外旅行で買ってきたけど渡しそびれた土産を見せ合う会」
人気記事:「なんでも展開図にできる!「りぼん」組み立て紙ふろくの設計者」

> 個人サイト それにつけてもおやつはきのこ

愛着により手放せないパターン

届いたエピソードと一緒に書いてあった「なぜ余ったか」を見ていたら、いくつかパターンがあった。

そのひとつが「愛着」とか、「いつの間にか情がわいて……」というやつだ。まずはぬいぐるみに愛着わいてしまった場合から。
お土産を渡すタイミングが合わなくて、そのうち情がわいて手放せなくなったイギリスの熊とハワイのトナカイ×2

さあやさん/買った場所:ハワイ
一緒に暮らし始めたらアウト
一緒に暮らし始めたらアウト
「人にあげる予定のものはかわいがるな」 というのは海外土産に限ったことではないだろう。あけづらくなり、結局あげずじまいになったりする。

うちにも今年の春にロシアで買ったウサギがいる。今回は自分用だったのだが、帰国後に「土産用のも買えばよかったか」となった。

もし次に行く機会があって、まだ売られてたら土産にしたいが、そのときは袋から出さず渡したほうがいい気がしてる。
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ボストンに行ったとき、ハーバード大のキャンパス内にいたリスにメロメロになってしまいました。このかわいさを日本の友人たちにも伝えねば!と、売店で大学名入りのTシャツを着たリスのぬいぐるみキーホルダーを購入。買ってから気づきました。リスじゃなかった。

同じところで購入した、MITのロゴ入りTシャツ着用のビーバーぬいぐるみは無事にお婿に行きました。あんなに一緒だったのに。

羽鳥羽院さん/買った場所:アメリカ(ボストン)
こう見えてウルフ
こう見えてウルフ
もう会えないふたり。おお……
もう会えないふたり。おお……
どうやらウルフのほうが渡しそびれのよう。ぬいぐるみ系はしばらく持ってたらもうすっかり自分のもののような感覚になりそうだ。

というか、これキーホルダーなんですか。サイズ感がよく分からなかったが、ノートのマス目と比較してやっと大きさが分かった。

つぎはぬいぐるみじゃないが、愛着から渡せずパターン。
ブルガリア・ガブロヴォにある「ケチ」がメインテーマのユーモア博物館のお土産。 中の液体が飲めないよう、飲み口がギザギザになっている。お客に出すお茶をケチりたいときに最適なコップ。 私自身にもケチが伝染したのか、このお土産を渡すのが惜しくなって今に至る。

hishiさん/買った場所:ブルガリア
まさかのケチりたいという動機からのギザギザ
まさかのケチりたいという動機からのギザギザ
もしこれをなにも知らされず出されたら「早く帰れってことか……?」となりそうなこのギザギザ飲み口! 飲み心地はどうなんだろう。

購入元のガブロヴォ市の「ユーモア・風刺博物館」については、検索して出てきたこちらを読むとちょっと様子が分かる。ブルガリアはヨーグルトのイメージのみだったが、面白そうな印象が追加された。

よく考えたら誰に渡せば……パターン

具体的な渡し先を決めず、「誰かに渡そう」という曖昧な状態で買い、その該当者が見つからないまま持て余すパターンってどうやら意外と多いらしい。

みなさんが旅行中に想定してた「誰か」について、教えてもらおう。
アルバニアで買った、コソボ(KOSOVA)って書いてあるボールペン。このレアさを喜んでもらえる人に…と思っていたら10年経ち、未使用なのにもうインクが出ない。買ったお土産屋さんの写真を見返してみて、もっといろいろ買えばよかったという気がしてます。

ERIKOさん/買った場所:アルバニア
「レアさを喜んでもらえる誰か」に
「レアさを喜んでもらえる誰か」に
購入場所のアルバニア
購入場所のアルバニア
外国の地理弱いんで、アルバニアとコソボの位置関係がいまいちピンときてなかったのだが、隣なんですね。購入場所の景色の写真も投稿してもらったので、「このペン、ここから来たのか……」感がちょっとリアルになる。
ペルーで買った、インカ軍とヨーロッパ軍が駒になっているチェス。誰か好きな人にあげようか、家に飾ろうかと思いながら、これも10年間押し入れに入ってた。

ERIKOさん/買った場所:ペルー
「チェスが好きな誰か」にあげようか、家に飾ろうか迷われ続け、なんと10年押し入れに入れられてた
「チェスが好きな誰か」にあげようか、家に飾ろうか迷われ続け、なんと10年押し入れに入れられてた
チェスが好きな人に……ってことは、投稿者のERIKOさんは特に好きじゃないのだろうか。けどこれは買ってしまう気持ちもわかる。ヒゲの人や動物、どれもいい顔してるなぁ。
5年前ドイツで購入。海外で数独が人気ってホントなんだなーって嬉しくて買ったけど、パズル好きな人を探してる間に鉛筆を猫にかじられました。

ゆきのともの?さん/買った場所:ドイツ
パズルが好きな誰かに
パズルが好きな誰かに
猫にかじられててもパズル好きな人はきっと嬉しいですよ! (好きなのでもらったら嬉しい)

前回の「見せ合う会」記事でも現地にしかないノートがたくさん持って来られてたが、この「数独」も形状はノートだ。前回・今回とこういうノートっぽいものが出てきて、見てるうちに今後こういうのも土産にしたくなってきた。
お寿司のレシピ本。 フランスへ行った時に買ったんだけどフランス語だし、イタリア人の友達(私はイタリア在住)にも日本人にもあげられず机の中で眠ったまま。 薄いけど安くはなかったので、どうにか活用したい。 玉子焼きは"オムレツ・ジャポネーズ"なんだ。

yomoghiさん/買った場所:フランス
イタリア人か日本人の友人の誰かにあげたくて買った
イタリア人か日本人の友人の誰かにあげたくて買った
わー、オムレツ・ジャポネーズ!
わー、オムレツ・ジャポネーズ!
なんとイタリア在住の方がフランス旅行をしたときに購入したもの。「お寿司のレシピ本」って日本でもそんなに見ない気が……(いや、見る人は見るんだろうけど、他の料理本と比べて数が少なそうというか)。

読みつつ作ったらどうなるんだろう。ぜひどうにか活用を!

帰国して冷静になったパターン

旅先のテンションで買ってみたはいいけども、帰国していざ渡すとなると「あら? 違うかも?」 って、確かに経験ある。つぎはそれだ。
サグラダファミリアみやげ。ピンバッジ、ミニグラス、ピルケース。買ってるときは「これあげたらウケるぞ?」とウキウキしたけど、帰国してみたら「こんなの現地行った人間が思い入れあるだけじゃん」と思えてきて(おみやげってそういうものなのだが)渡せなかった。

ひろこさん/買った場所:スペイン
サクラダファミリアグッズばかりの土産物屋に行ってみたくなる
サクラダファミリアグッズばかりの土産物屋に行ってみたくなる
帰国して冷静になると「ちがうくないか?」いうやつ。旅先で食べ物を買った場合ではなく、雑貨を買った場合に起きやすい感情じゃないか……と思うがどうか。

私の場合、そういうときはもう開き直って渡してしまうか、場合によっては「ほかのものと混ぜて選べるシステム」にしたりする。
バルセロナで買ったシール。左のは、いつもベランダのついたての隙間から話しかけてくる隣家の子を思って買ったが、親御さんが困るかなと思って渡せず。右は以前ポケモングッズをくれたお友だちへお礼に……と思ったがこれも「面白いのは自分だけ」という意識になり渡せていない。

ひろこさん/買った場所:スペイン
ロボットのシールと普段とちがうフォルムのポケモンシール
ロボットのシールと普段とちがうフォルムのポケモンシール
「ベランダのついたての隙間から話しかけてくる隣家の子」への土産……すなわちよく知らない家の子供……! あまり聞かないパターンだが、その距離感ならシールぐらいのライトさはちょうど良さそう。

それはそうと、この見慣れない顔のポケモン、とても好みだ……。
台湾で買った限定柄マスキングテープ。選んでる時はめっちゃ可愛くね?とテンションあがってたけど、帰って来てみるとこれだけでは渡しにくくいつの間にか糸もヨレヨレに。

みゅず/買った場所:台湾
台湾っぽいなにかがイラストになってる
台湾っぽいなにかがイラストになってる
え、糸のヨレヨレなんて気になりませんよ! (突然もらう立場の発言)

「これだけでは渡しにくく」とあるが、あげる立場のときに「なんとなく小さすぎ……では……!?」と唐突に思い始めたりすることあるので、きっとそれと似たような感じなのだろう、たぶん。客観的に見ると、もらう側はそんなの気にしないだろうに。
NASAのトランプ。みつけた時は、どんな友だちにあげても喜ばれると思った。帰ってきたら、誰が喜んでくれるかわからなかった…

北の庄/買った場所:アメリカ
誰に喜ばれるか分からなくなった挙句、誰にも渡されなかったトランプ
誰に喜ばれるか分からなくなった挙句、誰にも渡されなかったトランプ
旅行中は「どんな友だちにあげても喜ばれると思った」。
帰国後は「誰が喜んでくれるかわからなかった…」。

ほんとに同じ人格の発言なのか! と言いたくなるが、よく考えたらほかの投稿もだいたいそんな感じだった。エピソードだけで思いのほか旅行中の浮かれっぷりまで伝わってくる。もっと……この浮かれっぷりをほかにも見たい……!!

引き続き募集します

……という訳で、まだ続きます。

なにか思い出したかたは引き続きTwitterのハッシュタグ #渡しそびれ海外土産 まで。

みなさん、よろしくお願いします。
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