特集 2017年11月27日
 

国産トリュフを採ってきた

国産トリュフ、本当にありました!
国産トリュフ、本当にありました!
胸を張って趣味と言えるほどではないけど、アミガサタケやタマゴタケなどのわかりやすいターゲットを狙って、年に何回かキノコ狩りを楽しんでいる。そんな私にとって憧れの的なのが、イボセイヨウショウロというキノコである。いわゆる黒トリュフだ。

トリュフが日本国内にも発生するというのはなんとなく知っていたのだが、昨年からキノコ好きの間で一種のブームともいえる状態になっているのだ。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。

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日本にもトリュフは生えている

2016年5月に、『地下生菌識別図鑑』という本が発売された。その表紙はトリュフがドーンだ。

地下生菌の不思議な生態や意外性のある進化が学べる上に、トリュフというキャッチーなキノコを採取する方法を教えてくれる素敵な本なのである。
誠文堂新光社の『地下生菌識別図鑑』。
誠文堂新光社の『地下生菌識別図鑑』。
細かい内容は本を買って読んでいただくとして、日本でもトリュフが採れるのであれば、自分の力で採ってみたい。

ヨーロピアンでゴージャスな食事に慣れていないため、食材としての魅力は正直ピンと来ていないのだが、やっぱり採ってみたいじゃないですか。だってトリュフだよ。
本でも「非常に高価な食材でもあるトリュフ」と煽ってくる。それが身近な場所にトリュフが発生するらしいよ。
本でも「非常に高価な食材でもあるトリュフ」と煽ってくる。それが身近な場所にトリュフが発生するらしいよ。

身近にあるはずのトリュフが見つからない

この本を手に入れた2016年の秋、時間を見つけては近所の公園などでトリュフ探しをした。

本にはトリュフを含めた地下生菌の探し方が書いてあるけれど、もちろんトリュフ狩りの攻略本ではない。テレビゲームの世界のように、『どこそこの山のホニャララの木の下を探せ!』と具体的に書けるものではないのだ。

文章や図から読み取れる情報を元に、自分で探す場所を決めて、そこでトリュフと共生するであろう木を選び、中腰になって実績ゼロの地面を探し回るのである。
張り切って落ち葉をどかす道具を作ったりもした。
張り切って落ち葉をどかす道具を作ったりもした。
こうした採れる確証のない自力採取は、見つかれば最高にうれしいのだが、見つけられるまでは不安しかない。

身近な場所に発生するらしいけれど、その探すべき場所が絞りきれない。どこにでもあるものほど、実は探しにくいのだ。

ヨーロッパでは犬や豚を使って探すと聞く。私も犬を飼えばトリュフと出逢えるだろうかと、本気で悩んだりもした。
とりあえあず春にアミガサタケが採れた場所を探してみたりした。今思うと全然的外れだ。
とりあえあず春にアミガサタケが採れた場所を探してみたりした。今思うと全然的外れだ。
トリュフが生えている状態がイメージできず、ギンナンなどにもいちいち反応してしまう。
トリュフが生えている状態がイメージできず、ギンナンなどにもいちいち反応してしまう。
まぎらわしい石にドッキリ。
まぎらわしい石にドッキリ。
思わず声がでたムクロジという木の実。
思わず声がでたムクロジという木の実。
私が住む埼玉県にもトリュフは発生するらしいのだが、この年は1つも見つけることができなかった。

さすがは世界の三大珍味。そう簡単には見つからなくて当然だろう。荒川でチョウザメを釣って、キャビアを採取するくらいに難易度が高くてもおかしくないのだ。

と思わせておいて、その辺でサクッと見つけるのが理想だったのだが。

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