とくべつ企画「外でやる」 2018年4月25日
 

人通りの多い場所にテントを張って着替える

ただいま着替え中。
ただいま着替え中。
外で着替えたらだめだ。

わかっている、わかっているからこそ、その道を外れてみたくなる気持ちもわからなくもないのだ(だめです)。

安全を確保した上で、実践してみました。



※この記事はとくべつ企画「外でやる」のうちの1本です。
1975年愛知県生まれ。行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。

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外で着替えてはいけない

われわれは大人になると外で着替えなくなる。

これは法に反するからという理由だけではなく、モラルや風紀、地域社会とのつながりなど。つまりは社会の一員として生きていくための配慮である。

しかしダメと言われるとよけいにやりたくなるのもまた人だ。映画なんかで時間を止められる能力を身につけた主人公が女子更衣室をのぞきにいったりする場面があるだろう、僕ならそのあとに道で着替える。

そんな話を家族としていたところ、プールの時のタオルがあるよ、と子どもが出してきてくれた。これを使えばおとうさん、外で着替えても大丈夫だよ、と。
うん、これはダメだね。
うん、これはダメだね。
試してみたがこれは一層まずい感じになっていないか。学校からたまにメールで流れてくる不審者目撃情報に乗る事案である。

いろいろ考えた末、道具に頼ることにした。僕たちは大人なのである程度のことならばお金で解決することができるのだ。欲望にまかせて背負っているものをやたらと下ろすのはよくない。

というわけで
外にやってきました。
外にやってきました。

解決策としてのテント

どういうことかというと、テントを使うのだ。テントの中でならば、着替えていても外からは見えないだろう。安心安全である。

それはすでに外ではないのでは、という意見が聞こえてくるようだが、だったらあなたが自由に外で着替えたらいいと思う。でのその前にいったん記事を読み進めてほしい。そして読んだあとに騙されたと思って同じこをやってみてほしいのだ。われわれの欲求はほぼ満たされていることに気が付くだろう。

テントは前日にアマゾンから届いた。
熱が冷めないうちに届く現代の物流まじリスペクトである。
熱が冷めないうちに届く現代の物流まじリスペクトである。
一人用テントは実にコンパクトにまとまっていた。サイズとしては2リットルのペットボトル1本分くらいだろうか。ただ、基本的にキャンプ用品ということで、説明書にはくれぐれも本来の目的で使用するよう明記されていた。
はじめて開けたので説明書を読み込むと。
はじめて開けたので説明書を読み込むと。
誤った使い方をすると人が死ぬ、と書かれていました。着替えは誤った使い方ではないと思うので大丈夫だろう。
誤った使い方をすると人が死ぬ、と書かれていました。着替えは誤った使い方ではないと思うので大丈夫だと思う。
テントは初心者でも簡単に組み立てることができた。簡単すぎて心の準備が追い付かなかったほどである。

しかし途中まで作ってふと振り返ると、そこには思いもよらない景色があった。
うむ。
うむ。
すけすけですね。
すけすけですね。
完全に透過である。こんな中で着替えていたら即通報だろう。本意でない形で話題になるのは避けたいと日頃気を付けていたにもかかわらずだ。

しかしテントはここからが本番だった。この上にもう一枚アウターがあるのだ。下着の上にズボンを履く、みたいなものだろうか。

つまりはこうなる。
パーフェクト。
パーフェクト。
アウターをまとったら一気にテントになった。これならば中で着替えられよう。
それでは行ってきます。
それでは行ってきます。

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