特集 2018年5月23日
 

うどんのスヌード、「スヌウドン」誕生

まずネタバレだがえらく楽しそう。
まずネタバレだがえらく楽しそう。
香川県高松市で工作イベントをやる機会があった。出演者は「香川」を題材に作品を作ってくるという趣向だったのだが、まぁ、そら、香川といったら「うどん」でしょう。

私は香川のうどんと聞けば、ぶっかけスタイルのイメージを真っ先に思い浮かべる。あの、白い麺が巻き巻きっと丼に盛られて、トッピングがわわわっと乗っている感じ・・・そうだ、アレに似ている。スヌードだ。スヌード、うどん、スヌウドン。スヌード巻いて、うどんになりきるのだ。
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。

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うどんになりたいくらい、うどんがうまい香川よ

スヌード」とは、端と端がつながっているマフラーのことである。首に二重に巻くだけで形になるので、ずぼらな私は愛用している。

一方、今回香川遠征でいただいたうどんを見てもらおう。ああ、今見ても、あのうまさが蘇るな〜。
とり天なんだけど、鮎かってくらい高く屹立している。
とり天なんだけど、鮎かってくらい高く屹立している。
資料写真としてまずはお見せせねばと思ったまでだが、食べたぜ自慢が50%入っていたことをお詫びしておく。

この、艶めいた麺の巻き巻き感をこそ、スヌードで表現したい。というわけで、あえてアクリルの毛糸を買ってきた。ウールなどより、アクリルのほうがパキッとした仕上がりになるかと思ったのだ。
2目ゴム編みで、4玉半くらい。とにかく編み進める。
2目ゴム編みで、4玉半くらい。とにかく編み進める。
このパートはもうとにかく編まないと話にならんので、高松滞在中もまるで「いばら姫」のごとく、暇をみては黙って編み進めた。これができあがって白鳥の首にかけても、普通に似合うだけだな。

単調な編み作業の合間に、楽しいトッピング作りを並行して進めよう。

まずはこれ、無くてはならない「卵」だ。
石粉粘土でなんとかそれらしく作り、うまそうに黄色く塗る。
石粉粘土でなんとかそれらしく作り、うまそうに黄色く塗る。
その上からUVレジンを垂らして・・・。
その上からUVレジンを垂らして・・・。
UVライト窯にて固める。ゆで卵にはならないから安心して!
UVライト窯にて固める。ゆで卵にはならないから安心して!
できた。薄く白身をまとった艶やかな黄身!
できた。薄く白身をまとった艶やかな黄身!
うーん、なかなかの黄身ではないか?がぜん楽しくなってきた。次から次へと進めよう。次は、そうねぇ、ネギかな!

・・・とはいえ、どうやって作ろう。ビーズ、アクリル棒、塩ビチューブなど検討してみたが、いちばん安上がりで失敗しなさそうなこの方法にした。
うちにたまってたストロー。これにビニールテープを巻きつける。
うちにたまってたストロー。これにビニールテープを巻きつける。
あとはもう、本当にネギを切るかのように。
あとはもう、本当にネギを切るかのように。
テグスで土台に景気良く留めていく。
テグスで土台に景気良く留めていく。
ひゃっほう!パーフェクツ!続けるぜ。次はスダチだ。

・・・うーん。ある程度厚みがないとサマにならないので、透明プラ板に絵を描いて縮めるか?と思って最初そうしてみたが、いまいちだった。ここはもう売ってるアクリル円盤に絵を描けばいいな。
普通に絵を描いてニス塗った。
普通に絵を描いてニス塗った。
よいしょー!どんどん行こう。次は忘れちゃいけねえ、おろししょうがだ。
まあ、これは羊毛フェルトでザクザク刺してけばいいですかね。
まあ、これは羊毛フェルトでザクザク刺してけばいいですかね。
おりゃー!!(もういいか)
最後にメインキャラであるが、香川滞在中に何度か「ちくわ天こそ至高」という意見を耳にしたので、そして私もちくわ天には畏敬の念を抱いているので、迷わずちくわ天を作ろう。異論もあるだろうが、ここはちくわ天先輩に花を持たせてください。

さて、どうやって・・・

構造的には、茶色いフェルトで筒状のぬいぐるみを作り、表面に羊毛フェルトを刺して天ぷらっぽい凹凸を作ればいいのではないだろうか。
ある程度までは、縫う前にテクスチャーをキメていく。けっこう難しいなー。
ある程度までは、縫う前にテクスチャーをキメていく。けっこう難しいなー。
おっと、青海苔も忘れちゃいけないな。
おっと、青海苔も忘れちゃいけないな。
天ぷら衣の分布法則を捉えるのに非常に苦労したが、遠目にみればちくわ天、というレベルまではできた。

まあ、ここまで作ってきたわけだけども、それっぽく見えるかな・・・と、いつもの自信の無さから、もう一品付け加えることにした。
黄色といえば、アレです。
黄色といえば、アレです。
そしてやっと、うどんたる白いスヌウドン部分も編み終えた。
端っこを縫い合わせて終了。
端っこを縫い合わせて終了。
さて、うどんになりきれるスヌード「スヌウドン」(って怪獣みたいだな)、完成図がこちら!
卵、ネギ、しょうが、スダチの各ブローチは、お好きなところに付けて楽しんで。ちくわ天は大きめのストールクリップも兼ねているので、長さ調節などに。
卵、ネギ、しょうが、スダチの各ブローチは、お好きなところに付けて楽しんで。ちくわ天は大きめのストールクリップも兼ねているので、長さ調節などに。
では巻いてみましょう。
うどんですよ、これは誰が何と言おうとうどんなのです。
うどんですよ、これは誰が何と言おうとうどんなのです。
こうやって、うどんを首に巻きまして。
こうやって、うどんを首に巻きまして。
トッピングをちりばめて。
トッピングをちりばめて。
わはは!私がちくわ天ぶっかけだ!
わはは!私がちくわ天ぶっかけだ!
そして黄身キャップで駄目押し!別に要らなかったかコレ!
そして黄身キャップで駄目押し!別に要らなかったかコレ!
香川では、ちくわ天ぶっかけうどんを食べるタイミングがなかったので、家で作りました。
ちくわ天ぶっかけの化身がアピール「ちくわ天ぶっかけ、召し上が、れ!」
ちくわ天ぶっかけの化身がアピール「ちくわ天ぶっかけ、召し上が、れ!」
香川の皆様、お土産にいかがでしょうか。いろんなトッピングブローチも増やしたいところ。

しかしよく考えたら、スヌウドンしてうどんを食べるのはこの時期とても暑いのだった。季節感を考えてなかった。冬に改めて、これで野外で釜揚げでも食べよう。

まとめ

うどんになりたい、と生涯で思ったことなどただの一度もなかったが、どんなところに何のきっかけがあるか、人生はわからないものだと思った。今度はとり天うどんになりたい。

【告知1】

いよいよあさっての5月25日(金)夜、神楽坂のラカグにて、誠に僭越ながらビジネスイベントやります。共演は先月、当サイトの記事でご一緒したアイデア王・高橋さん。我々がどんな風に企画を立てているか、実際にみんなでやってみようという企画ですぞ。

乙幡啓子×高橋晋平 「奇才の企画術を体験しよう!」

【告知2】

高松・仏生山の「TOYTOYTOY」にて展示が続いております。6月3日まで。展示時間は12時〜18時、月曜休です。ハトヒールもいますよ。たいがー・りーさんの「壁ドンマシン」も体験できます。ドキドキ!
詳しくは・・・こちら
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