特集 2018年5月27日
 

肝臓みたいない赤いキノコ、カンゾウタケは予想外の味

カンゾウタケはいろんな形だった

これが秋のキノコ狩りなら、いろんなキノコを探して歩き回るけれど、この時期に生えている欲しいキノコはカンゾウタケだけなので、チェックするのはスダジイの大木のみ。

友人達の脳内にあるスダジイマップをオリエンテーリングのように回り、ウロや根元を丹念にチェックしていく。

この日はちょうど良いタイミングだったようで、様々な状態のカンゾウタケを観察することができた。
わかりますよね、どこにあるか。
わかりますよね、どこにあるか。
カンゾウタケ探しは、キノコ狩りというよりは昆虫採集っぽい。
カンゾウタケ探しは、キノコ狩りというよりは昆虫採集っぽい。
まだ若いカンゾウタケ。森の妖精のベレー帽みたいだ。
まだ若いカンゾウタケ。森の妖精のベレー帽みたいだ。
私が採ったらボコボコになってしまった。やっぱり桃っぽいな。
私が採ったらボコボコになってしまった。やっぱり桃っぽいな。
それにしてもカンゾウタケのヴィジュアル、まったく意味が解らない。派手な色の動物や植物は毒を持っている場合が多いけど、カンゾウタケはこう見えて食用キノコだ。

生える場所は人目につかない木の隙間だけど、離れた場所からでもすぐに見つかる鮮やかなカラー。なんだか林家ペー・パー子とのかくれんぼみたいである。

隠れていたいのか、目立ちたいのか、かまってちゃんか。でもそこがかわいい。
このくらいの巨木になると、2、3個生えている可能性が高い。
このくらいの巨木になると、2、3個生えている可能性が高い。
発生からだいぶ経ったカンゾウタケは、ちょっと肝硬変っぽさがあるね。
発生からだいぶ経ったカンゾウタケは、ちょっと肝硬変っぽさがあるね。
さっきまではカンゾウタケって桃っぽいなと思っていたが、何個か続けて採ったことで、それは浅はかだったと理解した。

とにかく個体差が激しいキノコなのである。成長具合や生えた場所の状況によって、本当にいろんな形になるのだ。
ものすごくわかりにくい場所で派手な服を着ているね。
ものすごくわかりにくい場所で派手な服を着ているね。
そんなとこに隠れてないで、ちょっとこっちで話そうよ。
そんなとこに隠れてないで、ちょっとこっちで話そうよ。
きみ、本当にキノコなの?北寄貝の親戚じゃない?
きみ、本当にキノコなの?北寄貝の親戚じゃない?
もしかしたら、海外のフルーツとのハーフ?
もしかしたら、海外のフルーツとのハーフ?
この形、「牛の舌」と呼ぶ国があるのもわかるね。
この形、「牛の舌」と呼ぶ国があるのもわかるね。
ベルベットみたいな質感に見えるけど、アップにするとツブツブがちょっと怖い。
ベルベットみたいな質感に見えるけど、アップにするとツブツブがちょっと怖い。
マツタケやシイタケだったら、誰もがイメージする形というのものがあるけれど、カンゾウタケは標準的な形がよくわからない。

でもどうみてもカンゾウタケという色。うーん、おもしろい。
この木には2つあった。
この木には2つあった。
これが肝臓だったら相当やばい状態だ。雨に濡れる場所に生えるとこうなるのかな。
これが肝臓だったら相当やばい状態だ。雨に濡れる場所に生えるとこうなるのかな。
でも裏側はこんなに鮮やか。
でも裏側はこんなに鮮やか。
こちらは岩陰に隠れたウチワエビみたいなカンゾウタケ。
こちらは岩陰に隠れたウチワエビみたいなカンゾウタケ。
採ってみたら意外な形。これは下から上に向けて生えていた。自由だ。
採ってみたら意外な形。これは下から上に向けて生えていた。自由だ。
小さいものほど鮮やかな色で、自然の中での違和感がすごい
小さいものほど鮮やかな色で、自然の中での違和感がすごい
鮮やか過ぎて人工物っぽいぞ。
鮮やか過ぎて人工物っぽいぞ。
赤やピンクに目が反応してしまって、落ちている椿の花もカンゾウタケに見えてしまう。
赤やピンクに目が反応してしまって、落ちている椿の花もカンゾウタケに見えてしまう。
いやいやいや、ツバキじゃなくてカンゾウタケの幼菌じゃないか。
いやいやいや、ツバキじゃなくてカンゾウタケの幼菌じゃないか。

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