特集 2018年6月11日
 

アーティチョークの少なすぎる可食部分を味わう

茎の中身も食べてみよう

続いては茎の中身である。茎を食べるといえばフキだが、あれは中身が空洞になっている。それに対して、アーティチョークは一見するとメロンの果肉みたいな芯が入っている。
細い方が20分、太い方は25分茹でてみた。
細い方が20分、太い方は25分茹でてみた。
パピコみたいにチューっとすすっても中身は出てきそうにないので、行政の如くパカっと縦割りにしてみる。

なんだか竹筒に入った抹茶ゼリーみたいでうまそうだ。
花托よりも食べごたえがありそうだ。
花托よりも食べごたえがありそうだ。
別角度から。
別角度から。
ティースプーンで中身を削り取っていただくと、花托の中心部分と似たような味だが、より甘みを強く感じる。柔らかく茹でたアスパラのようだ。意外と食べやすいし、捨てなくてよかった。

茎の細い側はちょっと苦味が強かったので、太いもの程うまいのだろう。
この甘さの質、どっかで覚えがあるな。
この甘さの質、どっかで覚えがあるな。
この甘さの正体は、正確に言えば後味の甘さだろうか。食べた瞬間よりも、後から遅れてくる甘さ。

そうだ、ホヤを食べた後のような、なんでも甘く感じるあの感覚が口の中に広がっているのだ。

ならばと急いで牛乳を飲んでみると、まるで砂糖を入れたみたいな甘さを感じた。すごいぞ、アーティチョーク。

買ったのはカロリーではなく物語だ

初めて買ってみたアーティチョークだが、口に入れるまでにこれだけドキドキする食材もなかなかないだろう。とても良い買い物をした。300円の買い物で何文字書いたんだっていう話である。

食べた後に口の中が甘くなった謎だが、アーティチョークの葉には味蕾の甘味受容体の働きを阻害し、なんでも甘く感じさせるシナリンという成分があるそうだ。

ちなみにお店でいただいたペーパーには「好きになれない人は食べるところが少ししかない高い野菜でしかないのでおすすめしません。花が咲くまで飾って下さい」と正直なコメントが書かれていたが、今後も出逢うことがあれば積極的に買おうと思う。

梨農場野菜直売所
住所:三浦市南下浦町菊名662-7
営業日:野菜のある時期は水曜日定休日、野菜の無い時期は不定休
営業時間:10:00〜17:00

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