特集 2018年7月9日
 

架空の人物で人相占いをすると感情移入がすごい

これ僕なんじゃないか

続いてトルーさんである。2枚とも「パッと見は得体が分からない人で、設定を聞いたら確かにいそう」というラインを目指したそう。まずはこちらのヘビっぽい男性。
!
・名前:田邊聡(たなべさとし)
・25歳男性。製薬会社の営業
・性格は真面目。無口で消極的。
・年の離れた姉が二人いて、その影響か控えめで周りの様子をよく伺う性格
・小さいころ、知らない人の犬に追いかけられたことがある。姉二人は遠くで笑っていたが本人は必死で逃げた
・仕事がすごくよくできるので、いつの間に何もかもすごくうまくいって幸せになる
「上の兄姉がいる子は将来大成する」というイメージから、何でもうまくいく、という人物像になったという。もっと細かいスペックもある。
ちょっと取り調べっぽくなった
ちょっと取り調べっぽくなった
コーヒー飲めない/猫派/姉の影響で女の子向けのマンガやアニメに詳しい/ラーメン食べる前に絶対写真撮る/その写真は特に誰にも見せない/食虫植物が好き
「ラーメンの写真を撮るけど誰にも見せない」! この人は承認欲求みたいなのないんだろうなぁ……と、しっくりくる。

神は細部に宿るというが、今日は小さなリアルに心を動かされっぱなしだ。
「ワイワイしている集団からちょっと離れて、こうやってじっと見ているタイプです」 いるいる。輪に入らないけど集合写真には映っている人だ。
「ワイワイしている集団からちょっと離れて、こうやってじっと見ているタイプです」 いるいる。輪に入らないけど集合写真には映っている人だ。
彼の人となりを説明するトルーさん、「いろいろ考えてきたんですけど、これ、結局僕かもしれないですね……」と言い出す。お姉さんいるんですか?と聞いてみたら「長男です」とのこと。
それでは再び帯谷さんをお呼びします。なんで取り調べっぽくなるんだろう。
それでは再び帯谷さんをお呼びします。なんで取り調べっぽくなるんだろう。
帯谷
体が描いてあるので、面長なのがわかりますね。面長の人は優しくてユーモアがあり、周りを楽しませるのが上手な人。アゴがシャープなので、ピュアでロマンチストですね。

トルー
あぁ……はい。

井上
(いま自分のこと言われたみたいなリアクションだったな……)

帯谷
やっぱり特徴的なのは目ですね。つり目は、先見の明がある方に出やすいです。理性的で慎重。勝算があるとグッと行動する勝負師タイプ。あと、耳たぶがないですよね。
横向きのカットがあるので耳たぶの情報がある
横向きのカットがあるので耳たぶの情報がある
帯谷
耳たぶがない人は、人気運がある人なんです。

井上
そうなんですか!? 福耳のほうがラッキーなイメージありますけど……

帯谷
耳たぶがない人は、実力で人気を得るタイプですね。そのおかげで金運もあるし、自己投資が全て返ってくるタイプ。イチロー選手も耳たぶがないんですよ。

古賀
そうなんだ。よかったな〜。

帯谷
あとは……鼻が低いですね。ムードメーカーで、愛嬌がある人。円滑に人間関係を築くことが出来て、人望に厚いです。そしてこの眉なんですけど……。
麻呂っぽさを感じる眉毛
麻呂っぽさを感じる眉毛
帯谷
こういう眉を見たことがなくて……(ファイルをめくって調べる)

トルー
平安時代の麻呂っぽい感じですね……

帯谷
眉毛は三日月型とか形で見るんですけど、これは……ちょっと持ち帰らせてください。

古賀
思わぬ展開に。

トルー
確かにこんな人はいないですよね……


麻呂のまゆげは混乱を導いてしまったが、“つり目“の「理性的で慎重」は当たっている気がする。
なにごともうまくいっちゃう、という設定も、“耳たぶがない“(実力で人気を得る)から来ているのかもしれない。何が幸いするかわからない。

一方、低い鼻からの「ムードメーカー」は意外な展開になった。周囲の様子を気にかけることができる人だから、雰囲気に気を配る素養はあるのかもしれない。やればできる子だということにしよう。

囲碁棋士から乗馬にはまる17歳の「ゆうこ」

トルーさんの2枚目は、ぽっちゃりした女性である。年齢は17歳。職業はなんと「プロの囲碁棋士」だ。
トルーさん曰く、「普段はぽわぁんとしているけど、囲碁を指すと強い」「普段は抜けていて忘れ物とか多い」
トルーさん曰く、「普段はぽわぁんとしているけど、囲碁を指すと強い」「普段は抜けていて忘れ物とか多い」
・名前:北条 結子(ほうじょう ゆうこ)
・性格は温和でストイック。家族と仲がいい。
「ゆうこ」だ。
全身から「ゆうこ」っぽさがあふれている。結子でも優子でも裕子でもどれでもいい。「ゆうこ」以外ない。
・仕草と服がかわいいので囲碁界で人気がある
・自分の部屋にはほとんど物を置かないのだが、壁に弟が昔描いた絵を飾っている
・40歳で囲碁棋士として大成して、突然引退して突然乗馬に没頭する
・弟が一人いる 父は消防士
40歳で大成するのもすごいけど、引退して乗馬とはぶっ飛びすぎである。棋士から騎手だ。常人には行動が読めないけど、天才の頭の中では囲碁と乗馬がつながっているんだろうか。
トルー「口が小さいんで、ものを食べるときはこんな感じです」
トルー「口が小さいんで、ものを食べるときはこんな感じです」
さて、「ゆうこ」さんを一目見た帯谷さん、指摘したのは意外や意外、とんでもない「金運」だった。

帯谷
鼻筋が通ってますよね。お金の道筋が通るという意味があって、経営の才がある人です。鼻の下の凹んでいるところ、人中(じんちゅう)って言うんですが、ここが濃い人は大出世します。あごが丸いのも、協調性があって人に好かれるため、財運に恵まれますね。

一同
財運!

そんなにお金を稼ぐ人だとは思わなかった。だから40歳で引退して乗馬とかできるんだ。悠々自適の生活だった。
「この人も眉毛が短いですよね……」「すいません」
「この人も眉毛が短いですよね……」「すいません」
帯谷
丸顔は「愛され顔」。一生懸命で積極的なので、人が見て安心します。頬がふっくらしてますよね……これは人気商売が向いている人。人に囲まれた場所での仕事が吉なタイプです。

古賀
お!いいじゃない、いいじゃない!

井上
勝負運とかどうですか?

帯谷
瞳が黒くて大きいので……情に流されやすいですね。天真爛漫で表裏がないし、勝負よりもキラキラした目で人を信じちゃうタイプかな……冷静に勝負って感じじゃないかも。

トルー
実はこの人、プロの囲碁棋士なんです。

帯谷
囲碁の棋士〜〜!?
衝撃の職業に、思わず崩れ落ちる帯谷さん
衝撃の職業に、思わず崩れ落ちる帯谷さん
古賀
情に流されてわざと負けたりするのかな。あれじゃない? 勝負の時は目が変わったりするんじゃない?

トルー
こんな顔ですけど勝負事になるとめちゃめちゃ冷酷かもしれませんね。

井上
「天才肌」っていう設定なんですけど、どういうところに天才っぽさって出ますか?

帯谷
おでこの広さですね。前髪でちょっとわからないですけど……

井上
前髪上げたら、おでこがすごい広いんじゃないですか。

新里
おでこが広いの気にしていて、あえて隠しているのかもですね。
ホントはここからおでこがはじまっている可能性がある
ホントはここからおでこがはじまっている可能性がある

子供が描いた似顔絵はどうか

お二人のイラストはこれで以上なのだが、最後にもうひとつ、帯谷さんにお付き合いいただいた。こちらの絵である。
顔のパーツが全部でかい
顔のパーツが全部でかい
実はこれ、筆者の娘(小6)に描いてもらった、僕の似顔絵なのだ。
結構特徴出てると思う
結構特徴出てると思う
帯谷さんには僕の似顔絵であることを伏せて、同じように人相を見てもらった。

「架空の人物」というくくりからからちょっとはみ出るが、娘というフィルターを通した僕のイラストから、父親をどう思っているか分かってしまうかもしれない。直接占ってもらうよりドキドキする。
「これはまた、今までと全然違うテイストですね〜」と言っている隣にご本人がいます
「これはまた、今までと全然違うテイストですね〜」と言っている隣にご本人がいます
帯谷
瞳の大きさ、唇の分厚さ、鼻が大きい、ほくろ、眉毛の太さ……いっぱい要素がある(笑) だいぶ個性的なお顔ですね……。

井上
「眉毛が太い」って今までなかったですよね?

帯谷
太い眉は、家族を大事にする人です。特に太くて弓なりの眉は家族との縁が深いですね。石原良純さんがそう。

井上
ほぉ〜〜〜〜!

帯谷
目がすごい大きいですよねー。感受性が強くて、喜びを素直に表現する。リアクションの大きな人ですね。
家族との縁が深い、で「ほぉ〜〜〜〜!」とリアクションしていた瞬間。この後「リアクションが大きい人」と指摘される……!
家族との縁が深い、で「ほぉ〜〜〜〜!」とリアクションしていた瞬間。この後「リアクションが大きい人」と指摘される……!
帯谷
下唇が上唇の2倍ある人は、相手を立てるのが上手で、上品で奥ゆかしい感じ。おでこが狭いのは、行動力で開運していくタイプ。鼻が大きいところも仕事運がいいですね。自営業が向いているんですよ。

古賀
すごい! やったな、おい!
まじか〜〜〜!超うれしい〜〜〜!僕、自営業(フリーライター)なんですよ!
まじか〜〜〜!超うれしい〜〜〜!僕、自営業(フリーライター)なんですよ!
あまりの嬉しさに「こ、これ僕なんですよ……!」と前のめりで告白してしまった。

子供に描いてもらった似顔絵で「家族との縁が深い」と言われ、鼻のデカさから「自営業向き」と言われる。嬉しすぎてむずがゆい。こんなにいいオチになるとは思わなくて動揺してしまった。

家族との縁を大事にするために、眉毛は整えずに生やしっぱなしにしよう。

恐るべし人相学

イラストから見えた人相は、設定通りに当たっているのもあれば、想定外のものもあった。でも、それはそれで「意外な一面」として受け入れられる。キャラに深みが出るような気がした。

帯谷さんによると、人相学のルーツは3000年前のインドまでさかのぼり、戦国時代には敵の大将の顔から「どんな人物か」を読み取って戦術に取り入れたそう。

人相学にとっては顔がセキュリティホールになのだ。電車で寝てたりしたらもう、いろいろ筒抜けなのかもしれない。
振り返ってみたらずっとリアクションが大きかったです
振り返ってみたらずっとリアクションが大きかったです

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