特集 2018年7月12日
 

駅の出口はだいたい黄色 〜JISがつくる風景〜

隠された番号を知るという喜び

なにかの正式名称とか品番を知るのが好きだ。なんとなくアレと呼んでいたものを、かっちりとした名前で呼ぶことができるのは快感でもある。

たとえばこれ。
自販機の脇にあるアレ
自販機の脇にあるアレ
これ、なんと呼んでますか。ぼくはゴミ箱だと思ってたけど、業界的には「使用済み容器の回収ボックス」、略して「回収ボックス」というらしいのだ。そしてこの製品にはちゃんと品番がある。
回収ボックス「NPX-95」
回収ボックス「NPX-95」
どうです。もう「カエルみたいなアレ」とは呼べない。NPX-95なのだ。

こんなふうに、いままで名前を意識すらしたことないけど、じつはJISによって番号がついてるものというのがある。

それがこれだ。
トイレのやつと車椅子のやつ
トイレのやつと車椅子のやつ
デパートとか駅とかにある、トイレを示すピクトグラムは、JIS Z 8210 「案内用図記号」に番号「5.1.6」として載っている。つまりこういうことだ。
案内用図記号 5.1.6 「お手洗い」
案内用図記号 5.1.6 「お手洗い」
こんな感じで、多くのピクトグラムには隠された番号がある(べつに隠してないけど)。
案内用図記号 5.1.9 「障害のある人が使える設備」
案内用図記号 5.1.9 「障害のある人が使える設備」
案内用図記号 5.1.18 「コインロッカー」
案内用図記号 5.1.18 「コインロッカー」
案内用図記号 5.1.27 「エレベーター」
案内用図記号 5.1.27 「エレベーター」
言われてみればそうだろうという感じではある。どこでも共通のものが使われるんだから、番号とか名前くらいあるだろう。

それでいえば、このデイリーポータルZで使っている文字そのものにも、やっぱりJISの規格があって、番号がついている。
JIS X 0208 区点コード 0402 「あ」
JIS X 0208 区点コード 0402 「あ」
「あ」という文字は、JIS X 0208「7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合」という規格に、 0402 という番号で載っている。

ぼくたちはふだん「あ」だと思ってるけど、JIS的には「0402」なのだ。番号がなければコンピューターで管理することもできず、表示もできない。

つまりデイリーポータルZが読めるのはJISのおかげとも言えるだろう。ありがとうJIS。(※いまどき文字集合は Unicode だろと思うかもしれないけどデイリーポータルZはShift_JISなのでJISなんです。ここ読まなくていいですよ)

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