特集 2018年7月31日
 

文明として高度! 札幌のシメのパフェとは

寝る時間じゃないのかみんな

このあとも調査して分かったのだが、札幌の夜のパフェは夜とはいえ手加減なしのがっちりしたボリュームがあるちゃんとしたパフェである。

ボリュームがあるのも当然だ。パフェはどれも、きちんとした値段がついている。

安くて1,000円、高いと2,000円近いものもある。
こちら、さすがにこの豪華さだけあって1,880円だった
こちら、さすがにこの豪華さだけあって1,880円だった
美しい盛り付けを見て、そして食べれば高品質なアイスクリームにふんだんでフレッシュなフルーツなど値段にはまったく異論は出ない。

それでも、こういう価格的にラグジュアリーなものを食べるのが文化として定着しているというのにはやはりどうしても驚く。
異文化に歓喜しつつめちゃめちゃに盛り上がる我々……!
異文化に歓喜しつつめちゃめちゃに盛り上がる我々……!
食後のデザートだと言ってしまえば普通のことだと思うのだが、それにしても値段、大きさ、色合いと要素のテンションが全部高い。
こりゃあすげえ文化じゃのう、私の感動に店のライティングが答えた
こりゃあすげえ文化じゃのう、私の感動に店のライティングがこたえた

女性が多いがうわさ通り男性も来ている。お酒のメニューも充実していてお酒といっしょにパフェを食べている方も多いようだ。

あとで聞いたがいま札幌ではスパークリングワインとパフェを合わせるのが流行しているのだそうだ。

完全に未知の体験だ。これが、これが札幌のシメのパフェか。

大満足して店を出たら23時である。

寝る時間かよ!

発祥は「諸説あり」

寝る直前に繁華街で最高に美しくおいしいパフェを食べてなんならお酒も飲んで盛り上がる。

俺のなかの風紀委員はいま怒っているぞ。

と、体験を経ていろいろと分かった一方、むしろものすごく大きな見知らぬ価値観にぶちあたって興奮も混乱も冷めやらぬという具合だ。

ここで、満を持して地元の有識者の方に話を聞いていこうではないか。

2015年の9月に「札幌パフェ推進委員会」を発足させいまも運営を行っている会社のひとつ、クリプトン・フューチャー・メディアの磯崎智恵美さんにお話を伺った。
「おらこの文化にびっくらこいちゃってよう〜」と、ほとんど泣きつくような私にやさしく対応してくださった磯崎さん
「おらこの文化にびっくらこいちゃってよう〜」と、ほとんど泣きつくような私にやさしく対応してくださった磯崎さん
まずはその始まりだ。しかし聞けば文化の発祥については完全に「諸説あり」なんだそうだ。

(以下、緑字は磯崎さん)「パフェの専門店は私たちが委員会を発足させたころ(2015年9月)にはすでにいくつかありました。シメにパフェを食べるという人たちは札幌にはもともといたんですよね。

どこが発祥かはわからないんです。かなり昔から夜中までパフェを食べさせる店はあったという人もいれば、ペンギン堂というお店が最初ではという人がいたり」
こちらがそのペンギン堂。人気店で22時ちょっと前にうかがったら全品売り切れで食べられなかった……!
こちらがそのペンギン堂。人気店で22時ちょっと前にうかがったら全品売り切れで食べられなかった……!
確かに夜にパフェを出す店がありそれを食べる人がいるということ自体はとりたてて珍しいことではない。

なにをもって発祥というのかが難しいのかもしれない。

しかし発祥はなぞでも、なぜ札幌でシメにパフェががっちり定着したのかには訳がちゃんとあった。

さまざまな理由が幾重にも折り重なっていました。さらにインタビューが続きます。


高木聖佳さんご出演の番組もどうぞ



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