特集 2018年8月6日
 

台風13号が列島直撃へ 通過後は猛暑もどる?〜あと出し天気予報

台風13号が本州方面へ。近づくと暑さはいったんおさまるが、そのあとの暑さは台風のふるまいしだいに。
台風13号が本州方面へ。近づくと暑さはいったんおさまるが、そのあとの暑さは台風のふるまいしだいに。
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。

前の記事:「今週は猛暑つづく?カギにぎるオホーツク海高気圧 〜あと出し天気予報」
人気記事:「今週は台風の北上で、不機嫌な人が増加? 〜あと出し天気予報〜」

> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

1週間を振り返る(東京都心周辺)

1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。

みんなの前で雨に降られてしまいました

先週も暑さは、おさまらず。ただ、これまでとちがって、晴れ一辺倒ではなく、短時間の雨が何日か降った。

この短時間の雨がクセモノ。長く現れるなら姿をキャッチできるが、短い時間だと姿はつかみづらい。

金曜(3日)の雨なんて、完全に予想外。多くの人と一緒にいるときに、急に降ってきてしまい、「こんなに暑いと、雨に濡れるのも気持ちいいですね」と笑ってごまかす。他の人は、あまり笑ってくれなかったけど。

ただ、急な雨が増えてきたのは、夏の高気圧に少し弱さが出てきた証拠。猛暑のピークのピークは、ちょっと過ぎたか? なんでもポジティブに考えるのは大切だ。

と、甘く考えていたら、その高気圧のスキをねらって台風が…。
真夏の天気は甘くないなぁ。雨に濡れた人ゴメンなさい!
真夏の天気は甘くないなぁ。雨に濡れた人ゴメンなさい!

【今週のみこみ】南鳥島近海産の台風13号が天気と暑さを左右します

夏の太平洋高気圧の勢いが止まらない。今週も太平洋産の空気をオホーツク海高気圧からの涼しい風に期待した先週。ところが、オホーツク海高気圧のチカラが弱く、猛暑はおとろえず。きょう月曜(6日)も、岐阜県内で日本最高気温にせまる暑さとなった。

この猛暑にいったん終止符を打ちそうなのが、台風13号。日本の最東端で、本州から1800キロほど南東に離れた南鳥島の近海で、13号は生まれた。

日本付近で生まれたせいで、本州にぶつかる可能性はどうしても高くなってしまう。関東など東日本を直撃するおそれもあって、その雨や風によって、気温は下がってくれそうだ。猛暑をしずめるのが台風とは、なんと極端な夏。
台風13号は、水曜(8日)の後半には、関東にかなり接近。
台風13号は、水曜(8日)の後半には、関東にかなり接近。
そのあとの猛暑はどうなるか? 台風が週末まで本州付近でモタモタしているようなら、高気圧の張り出しは弱い。週末は、極端な暑さはなさそうだ。
台風13号は、今週後半には東海上へ抜ける予想だが…。
台風13号は、今週後半には東海上へ抜ける予想だが…。
ただ、台風がさっさと抜けていけば、また高気圧が張り出して、週末は高温がもどってくる。どっちもイヤだが、結果はどうなる?
!
今週の格言
『台風は巨大な扇風機。大きく空気をかきまぜて、暑さを一時的に落ち着かせる。』

TEN-DOKU

前回(7/23)の出題は、「このときの東京はどんなことが起こったでしょう?」でした。

選択肢はこの4つ。
1)春なのに高温注意情報が出た
2)夏なのに低温注意報が出た
3)春なのに暴風雪警報が出た
4)夏なのに乾燥注意報が出た
2014年8月26日。気象庁天気図。
2014年8月26日。気象庁天気図。
正解は「2)夏なのに低温注意報が出た」でした。

本州の南に長々とのびる前線→天気が数日ぐずつく。北海道の北にオホーツク海高気圧→北から涼しい風を送り込んでくる。

という状態が、この日だけでなく、数日間つづきました。

東京の正午の気温は、8月なのに、この日が26℃、翌日と翌々日は21℃だったんです。その涼しさを、今年の暑さにブレンドしたい!

ちなみに、東京の夏の低温注意報は、気温が平年より5℃以上低い日が3日つづいたあと、さらに2日以上つづくときに発表されます。

農作物や生活に影響が出てしまいそうなタイミングで、発表されるわけですね。

「今年の夏に低温分けてほしいです。(おいちゃさん)」

ほんと、そう!

「北海道の北にある勢力の強いオホーツク海高気圧から、南の前線に向かって冷たい北東の風が入ってくるので答は2で。俗に言うやませと言うもので、昔から低温で不作をもたらし、農家の人達を苦しめるもの。農産物の管理に要注意です!(あきやんさん)」

そのとおり!

「2)。停滞するオホーツク海高気圧から冷たい空気が流れ込み、気温が上がらない日が続いた。(雄大積雲さん)」

そう、数日つづいたというのがポイントです。停滞前線やオホーツク海高気圧は、なかなか動かないことが多いんですよね。

「オホ高が存在するうえ関東付近に低気圧が典型的なやませ(冷夏)のパターンですね。予報士のかたは肩身が狭い思いをするのでは?(温帯低気圧さん)」

うっ、するどい。。。

「2)。ながーい梅雨前線が沿岸部に留まっており、太平洋高気圧は引っ込み、オホーツク高気圧は北海道近辺に留まって前線の北上を押さえこんでいるように見えます。野菜が……(Fleurさん)」

野菜に影響が出るパターンですね。高温がつづいてもダメ、低温がつづいてもダメ。もっと感謝して野菜を食べないと!…と野菜嫌いの子供への説得に使えるでしょうか。

今週の定石はこちら。
今週の定石
『真夏に停滞前線がしつこくウロウロすると、低温や不順な天候をもたらすことがある。』
今回、正解したみなさんはこちら。

温帯低気圧さん、テナーマンさん、はいまっとさん、おきるさん、ベルヌーイさん、あきやんさん、おひげさん、けんさん、蚕蚕蚕さん、タケ☆つかさん、雄大積雲さん、とんとさん、ぶた肉100kgさん、くにおさん、おいちゃさん、山さん、シアーライン。さん、おさかなマイスターさん、Fleurさん、せうしらふさん、FW14Bさん、イシロさん、メロポンさん、hennaojisanさん、さーおかさん。

正解したみなさん、おめでとうございます!

今週の問題はこちら。

今週の問題

この天気図の数時間後、どんなことが起こったでしょう?
気象庁天気図。

(ヒント)

・まずはノーヒントでいってみましょう。

<答えはこの4つのどれかです>

1)仙台で記録的な高温
2)新潟で豪雨
3)東京で大雪
4)沖縄で記録的な高温
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(8/20)に!
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。


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