特集 2018年8月31日
 

知らない人と知らない場所で知らないお酒「プルケ」を飲む

この樽に入った液体がプルケです!
この樽に入った液体がプルケです!
お酒というものがある。アルコールのある飲み物で、世界中に様々なお酒が存在する。焼酎、日本酒、ワインにウィスキーなど、数えられないほどのお酒があり、中には日本ではあまり飲まれないお酒もあるだろう。

それが「プルケ」だ。メキシコで飲まれているお酒で、樹液を発酵させて作ったものだ。日持ちしないため、メキシコ以外で飲むのは難しいらしい。そこでメキシコでプルケを飲んでみよと思う。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

知らない人たちと

知人からプルケというお酒があると聞いた。メキシコのお酒について詳しい方で、何かに資料提供などもしたことがあるそうだ。その話を聞いて、ぜひ飲んでみたい! と思ったけれど、日本では流通していないそうだ。
ということで、メキシコに来ちゃいました!
ということで、メキシコに来ちゃいました!
飲んでみたい、ということで、もう思い切ってメキシコに来た。メキシコでは袖振り合うも他生の縁がすごくて、いろいろあって、初めて会った人の実家で食事をするという謎の会にも呼ばれた。びっくりだ。全員知らない人なのだ。
知らない人だらけ!
知らない人だらけ!
メキシコ人のおもてなし力がすごい。自分でもなんでここで食事してんだっけ、となった。食事後はさらなる知らない人たちと、地図があっても二度と行けないだろうな、という場所でビールを飲んでいた。
全員知らない人
全員知らない人
この知らない人は別にガイドとかではなくて、知り合いの知り合いから広がった知り合いたちで、私にとっては全員が初対面。そんな人たちと食事をして、お酒を飲んだ。これがメキシコなのかもしれない。そこで言ったのだ。「プルケが飲みたいです!」と。
車に乗せられた!(すでにめちゃくちゃ酔っています)
車に乗せられた!(すでにめちゃくちゃ酔っています)

謎の酒プルケ

プルケが飲みたいと言うと、「よし飲みに行こう」となった。家にはないから買いに行く、と続けた。普通、日本ならそれは居酒屋であったり、酒屋さんだったりすると思う。私もそう思っていた。
地図にあるのかわからない集落の、
地図にあるのかわからない集落の、
謎の小屋に連れてこられた!
謎の小屋に連れてこられた!
「ここ?」と頭に10年分くらいの「?」が浮かんだ。海外旅行とかで絶対に近づいては行けない場所の一つのような気がする。この小屋の中に何が広がっていると言うのだろうか。家主に中に入れてもらった。
倉庫かな?
倉庫かな?
「プルケ工場」とでも言えばいいのだろか、プルケを作っている場所だ。そもそもプルケは「リュウゼツラン」から作られる。テキーラも「リュウゼツラン」から作られるけれど、プルケはそのリュウゼツランの樹液で作るのが特長だ。
これがリュウゼツランです!
これがリュウゼツランです!
これの、
これの、
樹液で作ります!
樹液で作ります!
リュウゼツランから樹液を取る。サイズなどによると思うけれど、1日3回くらい取れて、それを発酵させることでお酒になるそうだ。だいたい1日くらいでプルケになる。ただこの辺はスペイン語で聞いたのですべてが、おそらく、という感じだ。
これが採りたての樹液です!
これが採りたての樹液です!
飲むと、
飲むと、
薄く甘い!
薄く甘い!
プルケとなる前の樹液はサラサラとしており透明で、薄く甘い。特別に美味しいとは思わないけれど、不味くはない。薄い砂糖水みたいな味だ。気になる点としては、その樹液を入れているバケツはなに? ということだ。お腹弱いから若干気になる。
1日経つとプルケになります!
1日経つとプルケになります!
汲んでもらって、
汲んでもらって、
プルケです!
プルケです!
作り方としてはすごくシンプルだ。さて、味だ。プルケを飲んでみたかったのだ。周りは全員知らない人だけど、みんなガンガンに飲んでいる。砂漠でオアシスを見つけたかのように飲んでいる。私も続こうではないか。
酸っぱいね!
酸っぱいね!
ヨーグルトのような酸味だった。比べれば若干トロみがついた気がする。やっぱり特別美味しい! という感じではないのだけれど、ずっと飲んでいられる。全員でたぶん15杯以上飲んだと思う。ただ値段は300円くらい。安い。
飲みすぎてベロベロ!
飲みすぎてベロベロ!

都会でもプルケ

日本人はここに来ますか? と聞くと来ない、と言っていた。そりゃそうだ。たぶんどのガイドブックにもここは書いていない。私も行くと思っていなかった。ただこれで夢にまでみたプルケを飲むことはできた。
都会に帰ってきました!
都会に帰ってきました!
プルケは名前もわからないような集落でしか飲めないのか、と思っていたらそうでもない。メキシコの首都である「メキシコシティ」にはプルケリアという、プルケを飲めるバーがいくつかあるそうだ。
プルケリアにやってきました!
プルケリアにやってきました!
めっちゃ飲んでる!
めっちゃ飲んでる!
スーパーなどでも探したけれど、プルケは売っていなかった。一番簡単に飲めるのがプルケリアということになるのだろう。カウンターの向こうには大きな樽に入ったプルケが大量にあった。
全部プルケ!
全部プルケ!
さらにミックスプルケ!
さらにミックスプルケ!
グアバや唐辛子を混ぜたプルケもあった。チューハイ的なことだろうか。プレーンのプルケとグアバのプルケを頼んだ。安心感はある。先ほどのプルケと違って、なぜかはわからないけれど、安心感はある。
これが普通のプルケ!
これが普通のプルケ!
グアバの入ったプルケ!
グアバの入ったプルケ!
村で飲んだプルケとは多少味が異なった。作る人によって味が変わるのだろう。といっても、酸味の強さくらいの違いで、こちらのプルケの方が酸味が弱かった気がする。そしてやっぱり、ずっと飲める感じだ。
ずっと飲めるね!
ずっと飲めるね!
グアバの方は甘みが強く、いよいよジュースみたいな感じで、よりずっと飲める感じ。これまたベロベロになるやつだ。アルコール度数としてはおそらく高くない。4%くらいだろう。あとこのバー広いんだけど、プルケ好きが多いんだろうと思われます。
美味しいし、
美味しいし、
広い!!!
広い!!!

日本では飲めないものか!

プルケの作り方自体は簡単だし、リュウゼツランは日本にもあるので、作ろうと思えば作れる。どこかの会社が作ってくれないだろうか。特別美味しいわけではないのだけれど、また飲みたい! と思ってしまう。特別美味しくはないのだが飲みたくなる、ってどういうことだろう。もしかしたら私にはラテンの血が流れているのかもしれない。

日本でも飲みたい!
日本でも飲みたい!
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