特集 2018年9月13日
 

「シュレディンガーの猫」カードを作った

理論以前の問題

やっとここまで来ました。あとは…
やっとここまで来ました。あとは…
このとおりに組んで行けばいいはず。
このとおりに組んで行けばいいはず。
けっこうずれたけどな…。こういう紙細工の設計できる人、尊敬しかない。
けっこうずれたけどな…。こういう紙細工の設計できる人、尊敬しかない。
やっと、完成です。
しかし試行錯誤、紆余曲折の果て、よくよく考えたらこれはいったいなんなんだ。絵本か。グリーティングカードか。これで何をグリートするというのか。
箱の蓋にあたる表紙部分ではあるが、ここは絵本の題名っぽくしてみた。
箱の蓋にあたる表紙部分ではあるが、ここは絵本の題名っぽくしてみた。
とにかく、ここに「生きている状態と死んでいる状態が重なって存在する猫」が誕生した。

わかった。さっきから、どうも腑に落ちないというか。モヤモヤするというか、漠然とした不安というか、それはなぜかというと「生きている状態と死んでいる状態が重なって存在する猫」を作っていたからだ。そりゃ、モヤッとするよねぇ。

気を取り直し、さあ、めくってみよう。どちらからいこうかな。
50パーの確率が、今、決定した。
50パーの確率が、今、決定した。
ご陽気な猫でなにより。
ご陽気な猫でなにより。
もしこちらをめくっていたらどうか。
もしこちらをめくっていたらどうか。
そうでしたか…
そうでしたか…
絵本のていで動かしてみた。倍増する「なんだこれは」感。
2回目以降はもう用をなさないが、こうしてここに、「観測したとたんに生死の決まる状態にあるあの有名な猫」が、この驚きの薄さで誕生したのであった。
生きているのか?そうでないのか?それが問題だ。
生きているのか?そうでないのか?それが問題だ。

これで良かったのだろうか。最初、このしかけを応用することを思いついたときは「シュレディンガーの猫だ!やった!世界は私のもの!」と小躍りしたものだが、いろいろ作り散らかす間にまたわからなくなってしまった。逆に余計なイメージが加わってしまった気がする。猫はなにも陽気に踊らなくてもよかったんじゃないか。

でも、何か他にも応用が効きそうな気もするのだ。
「YesNoまくら」とか、合格通知も、この方式にしてはどうか。YesとNo、合格と不合格は、同時に存在するのだ。

ダウンロード

PDFをダウンロードして組み立てるとシュレディンガーの猫カードができます。

PDF1PDF2

A4一枚で出力できるよう、縮小しました。この2ファイルを両面に印刷すれば、6.5cmくらいのカードが作れます。厚紙の場合などは少しずれるかもしれませんが、そこは何卒よしなにー

個展のお知らせ

何をどう間違ったか、港区は白金台のギャラリーで展示をすることに相成りました。

でも建物からしてワクワクするような外観なんですよ。ぜひ建物だけでも見に来てください。ついでに展示もネ??

*9月14日(金)〜9月23日(日)
乙幡啓子 第1回妄想美術展 妄展

東京妙案ギャラリー
http://www.tokyomyoangallery.com

※土日祝日は午後ならだいたい本人在廊しております。平日も、金曜と19日は15時以降に在廊予定です。

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