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コネタ


コネタ006
 
高い卵は値段に見合うウマさか?

先日、デパ地下をプラプラしていたら「6個600円」の卵を見つけた。ろ、ろろろろろ、ろっぴゃく? と、うろたえた次の瞬間、気がついたらレジに並んでいた。手には高級卵。

「一体どんな味が?」というワクワクする気持ちと「すみません、貧乏人がこんな高級品に手を出してすみません。身の程知らずですみません」という気持ちを抱えたまま、630円(消費税込み)を払う。手が出せる値段でささやかな贅沢を、というやつだ。いいじゃないか、たまにはいいじゃないか。というわけで、高い卵の味をレポートします。果たしてどれだけウマイのか?

高瀬克子


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簡易包装という時代の流れに逆らいまくりの豪華パッケージ 「伊勢の卵」630円也


■まずは無事に帰り着かなければ

家までの帰り道、とにかく人にぶつからないよう、転ばないようにと気を使いまくった。なんせ1個105円。割ってなるものか。気分はまるで西部開拓時代のニトログリセリン運搬人(いや、ニトロの場合は爆死なわけですが)。

 

■殻からして違います

さて、まずはその姿(中身)を拝んでやろうじゃないかと、いつものように皿の縁にコツンと卵をぶつけてみる。…が、割れない。わずかにヒビが入った程度だ。

「そうか、高い卵は硬いのか」と思わず顔がニヤけた。さぞや良いエサを食べているに違いない、と思わせる殻の硬さにひとまず満足。いやがうえにも味への期待が高まる。

単独では味の違いが分からないのでは、と思い、「10個150円」の特売卵も用意して食べくらべてみることに。


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1個、105円VS 15円
高い卵の方が白身が澄んでます
黄身もブリブリに頑丈


■まずは生で

卵かけごはんを食べるのは久しぶりだ。子どもの頃もさほど食べなかったが、まさかロッキーばりに生卵を飲むわけにもいかず、ここはオーソドックスに卵かけごはんで食べてみることにした。

まずは高級卵から。ずるりとひと口。…濃い。とにかく濃い。濃厚。口の中に卵の膜がねばーっと張り付いたみたいだ。口中が「タマゴ!タマゴ!」と主張している感じ。

次。特売卵をずるずる。…あ、懐かしい。この味は知ってるぞ。さっきよりもサラサラと食べられる。へばり付き感も気にならない。

…あのー、なんだか書いていて情けないのですが、正直に申しますと特売卵の方がおいしいと感じてしまいました。所詮は特売で育った人間ということか。そして、おいしさ=郷愁なのか。一気に自信がなくなった。


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醤油をちょろりと垂らす 攪拌後。半熟部分がいい感じです


■焼いてみた

気を取り直して、次はダシ巻き卵対決。火が通るとどうなるんだろう。

今度も高級卵から食べてみた。…うまい。これはうまい! さっき感じた濃さがまったく感じられない。味のしっかりした、それでいて上品な卵焼きだ。

そして特売卵。…あー、いつものだ。どうということのない卵焼き。でも高級卵の後では少々クドさが残る。ダシの味を強く感じたのは、ダシに負けているということか?

この勝負は高級卵の圧勝。火を通すことで、グッと旨みが前面に出てきたように思った。きっとこの卵を使った親子丼やオムレツは、べらぼうにウマイに違いない。


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意外なことに、高級卵の方が色が薄い


■とにかく濃かった

えー、まとめますと、大変おいしかったです。おいしかったのですが、私にとっては「高い卵=うまい」よりも「高い卵=濃い」という印象の方が強く残ってしまいました。

濃さがウマさを圧倒した結果に自分自身驚いておりますが、卵好きな方は是非一度食べてみることをおすすめします。たまには600円くらい、ポーンと贅沢してもバチは当たりませんよ!


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ここのカリカリ部分がうまいです

 

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