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自分なりの防災グッズ
非難する時には焦らずに、でも、俊敏に!!

9月1日は皆さんご存知「防災の日」。
大正12年のこの日に関東大震災があったというわけで・・・。

最近は浅間山が噴火したり、大きな台風がやってきたり。
なんだか日本中が天災でパニック状態。
「近い内に富士山が噴火する」という噂も絶えません。

そんな状況の中、指を咥えて黙っているわけには行きません。
「転ばぬ先の杖」。
防災グッズを揃えて、万全の準備で日々の生活を送らなくては・・・。
ということで、防災の日の9月1日、自分なりの防災グッズを揃えてみました。

前田 拓

まずは生き残るための装備をチョイス。

まず、やってきたのは渋谷。
「この街に来れば、まず、何でも揃うだろう!!」と来てみたものの。
逆に選ぶモノの多さに悩んでばかり。
おかげでなかなか商品を買い物カゴに入れることができず、先へ進めません。
しかも、欲しいと思ったアイテムに限って売切れだったりします。

やはり、世間の皆さんも防災グッズには関心があるようで・・・。

それでは、悩みに悩んで購入したアイテムをご覧ください。

選ぶ時は慎重に、でも、大胆に!!

非常持出袋

まずは形からということで、見るからに「防災感」漂う、銀色の巾着ナップタイプの袋をチョイス。

耐火性に優れたアルミックス製だそうです。
ところでアルミックスってなんでしょうか?

命の箱

その名も「命の箱」。
名前だけで助かるような気持ちになってしまいます。
この中には飲料水3日分、非常食品3日分(9食、計3600Kcal)、ブランケットがセットに。
ブランケットは体温保持率90%だそうです。
ところで、90%ってどれくらい凄いのでしょうか?


地震から命を守る

防災マニュアルがまとめてあります。
電車に乗っていた時の○×やケガの時の対処法、その他非常時のハウツゥが満載です。
ところで、実際の非常時、この本を読む余裕があるのでしょうか?

非常用ローソク

なんと一つで12時間も持つというローソク。
真っ暗な中って憂鬱になりますよね。
とりあえず、これがあれば、不安は解消できそうです。
ところで真っ赤なローソクって何だか淫靡な感じがするのは私だけでしょうか?


ヘルメット

防災頭巾ではなく、あえて、ヘルメットをチョイス。
なぜなら中学の同級生が、毎晩、枕元に置いて寝ているということを聞いて羨ましかったからです。
ちなみに赤を購入の予定が品切れで黄色に変更。
「黄色は目立つ。」と言い聞かせて自分を納得させました。
ところで、ヘルメットって自分の頭の大きさを如実に教えてくれますよね?

ホイッスル

ヘルメットを枕元に置いて寝る同級生曰く、「何をおいてもホイッスルは重要!自分の位置を少ない力で知らせることができるから。」
っということで、一番サイズの大きいものをチョイス。
ちなみに防災コーナーにはなく、購入したのはバラエティグッズの売り場。
ところで、モノが大きいと音も大きいのでしょうか?


どこでもビスケット

商品サンプルの写真が妙に美味しそうに見えてしまったので思わずチョイス。
保存できて、かつ、バランス栄養食とは・・・。
「みんな」「どこでも」「保存用」「バランス」なんだか本当に総てを網羅してますよね。
ところで、非常事態に果たしてみんなが美味しく食べることができるのでしょうか?

非常災害用 サクマドロップス

普段見る「サクマドロップス」とは明らかに装いが違う非常災害用。
シンプルなデザインに災害時に決して浮かれてはならないという緊張感を感じます。
ところで、小さい頃、ハッカ味が出ると「ハズレ」といって缶に戻しませんでしたか?



場所を家に移してチョイス。

場所を家に移しての防災グッズ選びです。

家の中には普段、自分がこよなく愛するものがたくさんあります。
そうなると、あれもこれも総てを持ち出したくなる心境。
渋谷の時よりもさらに時間がかかってしまうわけです。

よく、とっさの非難に、わけの分からないモノ(洗面器、歯ブラシ・・・)を持って逃げたなんて面白い話から、 「本当はおじいちゃんの遺影を持って逃げたかったのに・・・。」なんて切ないエピソードまで。

そんなことが無いように、私は準備万端、大事なものを真剣に選びます。

それでは、選びに選んだアイテムをご覧ください。

選択作業は注意深く、でも、スピーディーに!!

鬼ごろし

災害時、身体が冷えては敵わない。
ということで、お酒「鬼ごろし」。
それに消毒液にもアルコールということで使えそうだし・・・。
必ず何かの役に立つはず。
いろいろな言い訳を自分自身にしながら、非常持出袋へ。

にんにくスナック

災害時、スタミナ不足は大きな敵。
ということで、晩酌の友、素材豊菓「にんにくスナック」。

この時点で言い訳がドンドン苦し紛れになってきていることに自分でも充分に気付き始めてきました。


コンソメパンチ

災害時、コンソメ味は・・・・。
ココまで来ると、言い訳もできなくなります。
もはや、今、自分が食べたいものをチョイスしています。
ちなみに私はこの「コンソメパンチ」を常備するほどの大好物。
この時にはもうすでに、遠足前日の気分。
でも、どんな災害のケースでもコンソメが欲しいのです。

思い出3点セット

これだけははずせない思い出3点セット。
昔の彼女にもらった愛読書「星の王子さま」。
10年前、家族で撮影した写真。
10数年前、中学のクラスの集合写真。
もはや「棺桶に入れてくれ!!」的なことになってきました。
この時点で防災グッズの軸からずれてきています。
分かっています。
でも、はずせないんです。




これがあれば大丈夫?

自分なりの防災グッズは幅広く、でも、必要最小限に!!
左の写真が今回、私が収集した自分なりの防災グッズ。

果たしてこれで良いのだろうか?などと自分でも疑心暗鬼になりながら「地震から命を守る」を読んでいると重要なものがほとんど入っていませんでした。

お酒なんかより、本なんかより、写真なんかより必要なものはたくさんあるわけです。
まぁ、うすうす自分でも気付いてはいましたが・・・。

っということで、今度の休みには本当に必要な軍手、三角巾、はさみ、携帯ラジオ・・・などを買いに行こうと思っています。

皆さんも「自分には関係ないよ。」なんて思わずに、是非、自分なりの防災グッズを作ってみてください。
「本当にこれは必要か?」というアイテムや「思い出枠」アイテムが結構、ランクインしてきますから・・・。

ちなみにこの原稿を書いている時、本当に地震がありました。
慌てて、ヘルメットを被ったのは言うまでもありません。


 

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